スプリュー
めねじを補強し、破損を防止するコイルスレッドインサートです。
自由外径
挿入する前の自由状態の外径です。タップ穴に挿入されたときの外径より15~20%程度大きくなっています。
自由巻数
自由状態における巻数です。ノッチの位置を基準として数えます。
第1コイル
タングに曲り込む部分。タップ溝穴にタングを案内し、ねじ込むための食い付き部分です。
ノッチ
スプリュー挿入後、通し穴の場合にタングを折り取るための切り欠き部です。
タング
スプリューを挿入工具でねじ込むために必要な部分です。
特長
- アルミ製品や樹脂製品など強度が低い製品にスプリューを挿入することにより、めねじ山の破損を防止し、その耐久性を向上させて補強します。
- ねじを立てる時はスプリュー専用タップをお使いください。
リン青銅スプリュー
通常品であるステンレス製は加工の中で、少しの磁気を帯びます。磁気を帯びたものが使用できない製品(例:計測器類)で使用できます。
サイズは、M2.5-0.45~M10-1.5
ロックタイプ
円形に巻いているスタンダードタイプと違いひと山~ふた山が六角形に巻いており、ボルトを緩みにくくする機能が付いています。
ここポイント!
- スプリューのねじの呼び径と呼称長さを確認して選んでください。
※呼称長さは…おねじの呼び径の1倍、1.5倍、2倍…として計算します。
ココミテvol.2より参考