ピックアンドプレイス(P&P)機構は、自動機の機構部の中でワークを直接触るメカニズムのためワークの特徴に合った設計(構造、材質、運動方式、サイズ、その他)が必要となります。ビンゴ自動機を事例に解説します。
・P&P機構は、「ピック」=取り出しと「プレイス」=取り置きの処理をする機構です。
・P&P機構が採用される事例として次の項目が挙げられます。
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・P&Pのハンド部は、繰り返し動作が前提となるため処理時間の速さと駆動の信頼性が重要です。取扱いが容易なワークの場合はエアー駆動の直動スライダやハンドユニットが多用されます。微細部品や壊れやすいワークになるとバキュームチャック(【写真2】)と各種センサ(バキュームセンサ、光電センサ)などで優しくかつ確実な取扱いをします。