自動機には次の様な用途のカバーが必要となります。この場合、駆動する物とカバーとの隙間を現物合わせで調整する場合があります。ここでは高さ調整が楽なカバー構造の事例を紹介します。
自動機のカバー事例
- (1)
- 駆動部を覆う安全用保護カバー
- (2)
- 汚れや異物流入などを防ぐためのカバー
- (3)
- 自動化処理のある部位を隠すためのカバー
- (4)
- 光などを遮蔽して検査作業環境を安定化させるカバー
- (5)
- 不慮の操作によるトラブルを防ぐための予防保全的なカバー
- 写真のカバーは上記(3)の目的のカバーで、ビンゴゲームで次に選ばれるカラーボールの色を見えなくするためのカバーです。
- この場合、隙間を持たせるのは、自動運転中にカラーボールが正常に撹拌されてランダムにカラーボールが選択される状態にあるかどうかを目で確認するためです。
- このため適度の隙間に調整するためのカバー構造としています。
- カバーを支える支柱はミスミの標準部品の両端めねじ加工された6角支柱を採用し、片端のめねじを使ってカバーの高さ調整をしています。
- 皿子ねじで固定するカバーと6角支柱の2か所はナットで確実に固定することで振動による緩みを防止します。