増圧器
エアの圧力を増圧させる装置です。
特長
- 一般的なエアコンプレッサーの圧力は0.7MPa程度ですが、もっと高い圧力を必要とする場合には増圧装置で圧力を上げることができます。
(例:0.7MPa → 増圧装置 → 1.2MPa) - エアコンプレッサーの圧力を0.1MPa下げると、電気代が約7~8%削減できます。
- エアコンプレッサーの圧力を下げることにより、一部の機械で圧力不足になる可能性がありますが、圧力不足になる一部の機械の手前で増圧装置を使用することにより、工場全体の省エネがサポートができます。
- 電源不要で圧縮空気を繋ぐだけで増圧することができます。
用途
・耐圧試験・エア漏れ検査などに使用します。
・低下した圧力を再度増圧させるために使用します。
仕組み
・電気を使用することなく、圧縮空気で増圧弁を作動させ、圧力を増圧させます。
・電気を使用しませんが圧縮空気を利用するため、出口空気量は減少します。
メンテナンス
・増圧弁手前のフィルター・フィルターエレメントの交換が必要です。(1年・6000時間・差圧が70KPaのいずれかを目安に早期交換をおすすめします。)
・増圧弁のオーバーホールが必要です。
(使用頻度にもよりますが、約1~2年に1回)
工場内配管図
増圧器があればエア源から離れていても大丈夫です。
ここポイント! |
---|
・入口圧力(接続したい配管内圧力)を確認してください。 ・入口流量(接続したい配管内の空気流量)を確認してください。 ・出口圧力(増圧させたい圧力)を確認してください。 ・出口流量(使用する必要な流量)を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考