特長

ネオジム磁石 現在ある材質の中で磁力が最も強く、小さなサイズで大きな磁力を発揮できます。非常に錆びやすいのが欠点です。コバルト磁石とともに希土類磁石とも呼ばれています。
コバルト磁石 正式名称はサマリウムコバルト磁石といい、ネオジム磁石に次いで磁力が強い素材です。また、錆びにくく高温にも強いのが長所です。機械的強度は劣り、非常に割れやすいので取扱いに注意が必要です。
フェライト磁石 磁力は弱いですが、比較的保磁力が高いので減磁しにくい素材です。
機械的強度には劣り、割れやすいので取り扱いには注意が必要です。
アルニコ磁石 温度に対する優れた特性を持ち、機械的強度に優れています。
非常に減磁しやすいという欠点があります。

使用上の注意点

  • いずれの素材も割れやすいため、追加工できません。
  • 強い衝撃を与えると破損の恐れがあります。取り扱いにご注意ください。
  • 磁場により下記品物に悪影響を与える可能性があります。
     携帯電話、パソコン、時計などの電子機器
     ペースメーカーなど電子医療機器
  • 最高使用温度範囲外で使用すると磁力低下を起こす恐れがあります。
  • 磁石に強い衝撃を与えたり、加工を行なうと磁力低下を起こす可能性があります。
  • 衝撃が直接伝わらないよう、段差を0.1~0.3mm以上あけるようにしてください。

衝撃が直接伝わらないよう、段差を0.1~0.3mm以上あけるようにしてください。

特性値

項目 単位 ネオジム磁石 耐熱ネオジム磁石 コバルト磁石 フェライト磁石 アルニコ磁石
残留磁束密度 T 1.26以上 1.23以上 1.03以上 0.385以上 1.25以上
保磁力bHC KA/m 859以上 923以上 640以上 230以上 47.7以上
保磁力iHC KA/m 955以上 1592以上 1190以上 235以上 47.7以上
最大エネルギー積 kJ/m3 260以上 287以上 140以上 27.9以上 38.2以上
密度 g/cm3 7.3~7.5 7.3~7.5 8.3 4.8~5.0 7.3~7.4
キュリー温度 ℃ 310 340~400 710 450~460 850
ビッカーズ硬度 HV 500~600 500~600 600 480~580 650
※最高使用温度 ℃ 80 150 200 300 400

記載の数値は代表値であり、保証値ではありません。

L/D=0.7の場合

磁化方向

厚み方向

径方向

特性順位

特性順位

耐熱温度比較

耐熱温度比較

耐食性比較

耐食性比較

湿潤試験 JIS K 5400 9.2.2. 項に準拠。但し、規格中の試験温度は50℃のところ70℃にて実施。
コバルト磁石の斑文様は水滴の跡です。

マグネットの特長

  • 荷重{kgf}=荷重N×0.101972
  • 磁石部は破損しますので追加工しないでください。
  • 磁石面に直接強い衝撃を与えると破損のおそれがあります。
  • ホルダ付マグネットは、吸着時の衝撃から磁石面を保護するために0.1~0.3mmの段差を設けています。
  • 磁石とホルダーは接着剤で固定しています。
    *「吸着力」は相手材SS400(板厚10mm研磨仕上面)を持ち上げる力を表します。

ホルダ付マグネット