Question

超硬ドリルの使用メリットを教えてほしい

ハイスドリルでの穴加工工程を超硬ドリルに切り替えたという話をよく聞くようになりました。自社でも超硬ドリルへの切り替えを検討しようと思います。
超硬ドリル導入の具体的なメリットについて教えてください。

Answer

超硬ドリルとハイス鋼ドリルの違い~工具性能~

ドリル性能のポイント 効果(メリット) 超硬VSハイス鋼優れているのは?
(1)高温硬度特性
  • 高速切削が可能になる
  • 工具寿命が延長する
超硬
(2)工具剛性
  • 穴の曲がり、拡大を抑え、高精度に加工
超硬
(3)耐溶着性
  • 構成刃先の発生を抑え、仕上げ面が良好
超硬
(4)靭性 【高い】チッピングや欠損など、異常損傷に強い ハイス鋼
【低い】穴の曲がり、拡大を抑え、高精度に加工 超硬

超硬とハイス鋼には、素材による工具性能の違いがあります。
高速・高精度な穴あけを志向する昨今では、耐熱性・工具剛性に優れ高速・高精度な加工が可能となる超硬ドリルへのニーズが高まっています。

超硬ドリルの導入メリット

(1)

高速加工による加工コスト低減
高速加工による加工時間短縮で、加工コストを大幅に削減します。

加工コスト比較(機械チャージ=¥83/min. ¥5,000/h)

切削長5mを加工した場合(例)
使用工具 超硬ドリル
(TAC-ESDRA)
ハイス鋼ドリル
(G-ESDRA)
加工時間 約12分 約33分
機械チャージ \996 \2,739
(2)

工具の長寿命化による工具コスト低減
ハイス鋼と比較して工具寿命が大幅に伸びるため、切削長あたりの工具コストは大きく低減します。

工具コスト比較(直径φ5mmドリル使用時)

切削長5mを加工した場合(例)
使用工具 超硬ドリル
(TAC-ESDRA)
ハイス鋼ドリル
(G-ESDRA)
寿命までの切削長 約50m 約10m
工具単価 \4,370 \1,490
今回の工具コスト(=切削長5m) \437 \745
(3)

高精度穴加工の実現
工具剛性に優れるため、加工時の曲がりがなく、円筒度・真円度の高い穴加工が可能です。

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