- 表示盤、操作盤の配置とそれらの保持構造設計は、自動機の操作性(作業のし易さ)と安全性の向上、さらに、外観的見栄えの関係から重要な項目です。
- 表示盤、操作盤の配置と構造設計は、匡体設計の段階で盛り込まなければならないため匡体設計の一部と考えることができます。
- 表示盤、操作盤の設計は、汎用自動機と専用自動機の違いで大きく異なります。
- 専用自動機の場合は、操作の複雑さを避けるため、操作用スイッチ類を可能な限り少なくし専用設計化させます。
- 汎用自動機の場合は、色々な制御に対応できるよう操作盤と表示盤には冗長的な機能を持たせた設計を行います。この違いは装置価格に大きく影響します。
- 操作盤の設計動向は、工作機械を例にみると参考になります。人間工学の考えから加工機本体と操作盤の外形と配置を設計しています。
- また、キーボード操作を少なくしてディスプレイ上のタッチセンサで操作性を向上させるなどの流れがあります(【写真1】【写真2】)。