事例(【図1】参照)
ここでは、2個のT型ベアリングホルダに、両端にカムフォロアを取り付けたリンクを固定する構造を事例に、軸受のアキシャル方向の固定法を解説します。
採用したベアリング固定部品は、(*)マークの3部品です。
- 片持ちピンの固定用ナットの締付け側に金属ワッシャを挿入して、ラジアル玉軸受の内輪側面を受ける。
- 回転可動部品のリンクと軸受の間にベアリング用スペーサを挿入して、リンクの回転を支持させる。
- もう一方のベアリングホルダの軸受は、片持ちピンと軸用エンドキャップで、軸受内輪の両端を固定する。