ボイド
- 気泡(bubble、void)は、成形品の内部に空気の泡が発生する現象です。レンズやプリズムのような透明な成形品では、外観不良や光学特性不良になってしまいます。機械部材では、強度の低下や破壊の原因になったりします。 気泡には、発生原因別に2つの種類に大別されます。 1つ目は、溶融プラスチックの中に空気が混ざってしまったことに起因する気泡です。これは、(bubble)に相当します。 もう1つは、成形品が収縮する際に発生する真空ボイド(void)です。これは成形品の肉厚が厚い部分に十分な保圧が作用しなかった場合に、ひけが発生するのと同様に、異常収縮によって引き起こされる現象です。 これらの対策としては、下記が考えられます。
- 射出成形加工を行っている時に、成形機を一次停止したままにしておくと、射出シリンダーの中の溶融プラスチックが熱分解を起こすことがあります。 熱分解が発生すると、下記の現象が発生します。