ミスミ製品解説
- 位置決めピンは、ワークを決められた位置に簡単に固定できる要素部品で、部品加工、組立、検査の全ての工程で利用するものです。ケミカルプロセスの普及などにより、エンジニアリングプラスチック製位置決めピンのニーズが高まっています。 新たな生産プロセスの普及 各素材の特徴解説 ポリアセタール デルリンやジュラコンで知られているエンジニアリングプラスチックスです。比較的強度が高く、一般プラスチック材料が持つ耐薬品性と機械加工のし易さを持っています。 MCナイロン 耐摩耗性、耐熱性、帯電防止性、耐薬品性に優れ機械的強度も高く機械加工性も良い、バランスのとれたエンジニアリングプラスチックスです。タグ:
- (1)カップリングとは モータと回転駆動機構を結合する機械要素の一つがカップリングで、高度なデジタル制御装置の導入とともに回転伝達機構に対して、高精度・高剛性・高速化の要求が向上しています。 (2)カップリングの役割 回転モータと軸(ボールねじなど)を連結させる場合、高精度に連結できても可動時には次のような変動状態が生じます。タグ:
- サーボモータを用いた直動運動機構の調達は次のような対応のため、設計技術者の工数が必要です。 (1) 部品点数が多くなるので、設計工数がかかる。 (2) 精度部品(リニアガイド、ボールねじ)などの精密構成部品の調達納期がかかる。 (3) 部品調達後の組付けに精度出し作業が必要。 したがって、設計から組立までの対応工数の煩わしさや調達納期が長いなどの課題があります。 新商品の「一軸ユニット」は、このような課題解決をサポートする新提案で、次の特徴があります。 (1)一軸ユニットの特徴 一軸ユニットの設計、調達部品の管理、組立作業などの作業が削除可能となり、次の特徴があります。
- リニアブシュは安価で使いやすいコストパフォーマンスの高い直動軸受です。潤滑ユニットMX付リニアブシュがシリーズ化されましたので、その特徴と使用事例を紹介します。 (1)潤滑ユニットMX付リニアブシュの特徴 ベアリングの転動による直動軸受部品(リニアブシュ、リニアガイド、ボールねじなど)は、潤滑油をしゅう動面に塗布することで、摩擦抵抗を低く抑え摩耗の抑制による高精度化と長寿命化が維持されます。したがって、自動機や工作機械の保全作業として、しゅう動部品に給油(グリス塗布、潤滑油供給など)を定期的に行います。 潤滑ユニットMX付リニアブシュには、次の特徴があります。 シングル・ダブル、フランジ付、インローフランジ付の各種リニアブシュに対応可能です。
- ここでは、小型・安価でモータの使い方が簡単なステッピングモータとタイミングベルトを採用した1軸ロボット(【図1】参照)を例に、ステッピングモータの必要精度を解説します。 (1)モータに必要な回転精度の算出 モータの回転運動を直進運動に置き換える機構の場合、直進運動機構に必要な位置決め精度と、それを制御するためのモータの回転精度の関係は次式で算出できます。