ビニールテープ
電気工事、配管工事、工作、固定や目印にも使用されているテープです。
特長
- 電気絶縁性に優れています。またテープ自体に伸縮性があり、凹凸面に貼ることも可能です。長期間使用できることから、さまざまな用途に使われています。
用途
- 電線やケーブルの接続部の絶縁、保護。
- ケーブルや電線の結束。
- パイプの固定や防食。
テープの巻き方の基本
- テープは引っ張りながら巻きつけてください。
- 1/2重ねで巻きつけてください。これにより、粘着力と絶縁性能が確保されます。
- 鋭いエッジや凹凸がある場合は、予め他の物で包みこんでから電気絶縁ビニールテープを巻きつけてください。
- 円錐形状の部分は、頂点(小径)側から底面(大径)側に向かって巻くようにします。
豆知識 ビニールテープの選定基準
耐候性
屋外で使用するか、屋内で使用するかで変わります。屋外で使用する場合は過酷な環境下でも性能が安定している上位グレード品(UL、CSA規格品)が適しています。上位グレード品はケーブルを識別する場合も、ビニールテープの色が変色しにくいです。
温度
低温や高温の環境で使用する場合、JIS規格品よりもよりUL規格品、CSA規格品のほうが熱劣化による耐久性が高く、寒冷環境下においても確実に施工することが可能です。
- 電気絶縁に使用する場合はJIS規格、もしくはUL、CSAなど規格に適合している商品がお勧めです。
UL規格とCSA規格
電気製品の安全性を象徴するものとしてアメリカではUL規格、カナダではCSA規格が適用されています。両規格とも主に電気製品に起因する感電と火災の危険を防止することを目的とした安全規格として位置づけられています。
電気絶縁ビニールテープ製品の構成
ここポイント!
- 屋内か屋外かを確認してください。
- テープの幅(mm)×長さ(m)×厚み(mm)を確認してください。
- 色を確認してください。(ブラック、ホワイト、グリーン、イエロー、ブルー、グレー、レッドなど)
- 使用温度範囲(低温、高温の環境下で使用するのか)を確認してください。
ココミテvol.2より参考