焼却炉
廃棄物を安全・安心に焼却させる装置です。
特長
- 事業所より排出される、廃棄プラスチック、紙、木、生ゴミなどの廃棄物を完全燃焼します。
焼却炉の構造基準
環境省令第8号(平成14年12月1日施行)
改正廃棄物処理法にて焼却炉の満たさなければならない以下の5つの構造基準が定められました。
①外気と接することなく、燃焼室の燃焼ガス温度が800℃以上で燃やすことができる炉
②焼却に必要な量の空気を通風できる構造を有する炉
③外気を遮断して廃棄物を燃焼室に定量供給できる炉
④燃焼室の温度測定ができる装置を有する炉
⑤800℃以上で焼却できるような助燃装置を有する炉
【注意事項】
焼却炉はバーナーが付いているため、灯油・電源が必要です。
ここポイント! |
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・廃棄物の種類(廃棄プラスチック、紙、木、生ゴミなど)、量[1日に燃やす重さ(kg)]、大きさ(長さまたは容量)を確認してください。 ・設置場所の状況を確認してください。 ・周りに燃えやすい物がないか。 ・設置の際、4tユニック車横付け作業スペースが確保できるか。 ・電源はあるか。(機種により水道設備があるか。) |
ボイラ
工場などの各装置への熱源の供給をする機器です。
特長
- 高圧ガスまたは油を熱源とし、水または熱媒を加熱して蒸気または温水を作り、他に供給する装置です。
【注意事項】
下記届出が必要となります。
・火災予防条例(火を使用する設備)に関する届出
・伝熱面積5m2以上のものに関しては、労働基準監督署への小型ボイラの設置届
・大気汚染防止法に関し、ばい煙発生施設の設置届(地域、条例により異なるため都度確認が必要)
豆知識 ガス焚きボイラと油焚きボイラの違いについて |
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ガス焚きボイラ:都市ガス、LPGガスなどを燃料とします。ボイラ効率が良いです。 ガス管を引く必要があります。 油焚きボイラ:A重油、灯油などを燃料とします。ガス焚きと比べて完全燃焼がしにくいためボイラ効率が少し落ちます。 タンクを設ける必要があります。 |
ここポイント! |
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・燃料を確認してください。(ガスまたは油) ・蒸気消費量(kg/h)を確認してください。 ・設置地域(50Hzまたは60Hz)、国内使用または海外使用を確認してください。 ・設置する場所を確認してください。 ・ボイラ効率(熱をどれくらい損失しているかの比率)を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考