耐火金庫
「火災対策」の性能を持った金庫です。
用途
重要書類の保管に最適です。
耐火のメカニズム
火災時に外部温度が上昇すると、耐火材に含まれている水分が気化し、この気化熱で庫内の温度を下げます。また、蒸気化した水分は扉の隙間から戸外に噴出し、炎の侵入を防ぐ役割をしています。
防盗金庫
特長
- 夜間、休日の不在時に工具などによる金庫破りなどの盗難に遭う恐れがあります。そういった盗難から収納品を守る役割があります。
- 耐火性能に加え、さらに「盗難対策」の性能を持った金庫です。
解錠方法の種類
<ダイヤル式>
スタンダードタイプです。
<電子ロック式>
テンキーの暗証番号の操作です。
<指紋照合式>
個人特有の指紋の照合により、セキュリティレベルをアップしています。
<履歴保存テンキー式>
解錠履歴を記憶します。
<マグロック式>
特殊マグロックキーをあてるだけで扉の開閉が可能です。
防盗金庫の種類
・耐溶断30分試験合格品
(ガス溶断機、電動工具などによる大掛りな破壊行為を想定)
・耐工具30分試験合格品
(電動工具、簡易な手動工具による破壊行為を想定)
防盗試験について
防盗金庫とは、耐火性能に加え、「盗難対策」の性能を持った金庫です。
日本セーフ・ファニチュア共同組合連合会により、あらゆる工具による破壊行為を想定し、防盗試験の基準が設けられています。
・耐溶断・耐工具試験
[TRTLグレード]
ガス溶断機、電動工具などによる大掛りな破壊行為を想定した「防盗金庫」の最高レベル。
・耐工具試験
[TLグレード]
電動工具、簡易な手動工具による破壊行為を想定した「防盗金庫」のレベル。
・[TSグレード]
※このグレードは耐火金庫に属し、防盗金庫ではありません。バールや金きりノコなどの簡易な工具による短時間の破壊行為を想定した「耐火金庫」に属するレベル。
有効耐用年数
半永久的に使えると思われがちな耐火金庫ですが、耐火材である気泡コンクリートに含まれる水分が長期使用により気化してしまい、本来の耐火性能を発揮することができなくなります。耐火金庫の有効耐用年数の基準を製造後20年としています。(日本セーフ・ファニチュア共同組合連合会)
- 耐火・防盗など用途に合った金庫を選んでください。
- 解錠方法を確認してください。
- 収納するものに応じて、本体内寸法(間口×奥行×高さ)(mm)を確認してください。
- 金庫を設置する場所や搬入条件を確認してください。
(階段上げ作業、エレベーターの有無など)
ココミテvol.2より参考