積層信号灯の配線は色分けされているもののマニュアルを見ないとなかなか配線の区別がわかりにくい。そこで一般的な積層信号灯(シグナルタワー)の配線方法について配線図と共に紹介する。
点灯時の配線方法
LEDユニットの点灯をPLCのオープンコレクタ出力で制御する場合には、NPN型トランジスタでは点灯用共通線をPLCのマイナスCOM端子(PNP型トランジスタはプラスCOM端子)に接続する。NPN型トランジスタとPNP型トランジスタのどちらを接続するかによって電源極性が変わるので注意が必要だ。なお、AC100V/AC220V、または AC90V~AC240Vタイプは、PNP型トランジスタでの制御は対応していない。
NPN型トランジスタ
図1.NPN型トランジスタ オープンコレクタ出力(シンクタイプ)との配線
PNP型トランジスタ
図2.PNP型トランジスタ オープンコレクタ出力(ソースタイプ)との配線
点滅時の配線方法
LEDユニットの点滅をPLCのオープンコレクタ出力で制御する場合は、点滅用共通線は点灯・ブザー用COMとは別の独立したCOMに接続。リレーなどを使用すればよい。点滅用共通線を、点灯・ブザー用のCOM(NPN型トランジスタではマイナスCOM端子、PNP型トランジスタはプラスCOM端子)に接続するとLEDは点灯となるが、故障はしない。
図3.誤った配線*1
図4.正しい配線*1
注釈
- *1
- 図3図4における「電源線」は点灯用共通線やブザー用共通線も兼用している。また、AC100V/AC220V、または AC90V~AC240Vタイプの場合には「点灯用共通線」と表記している。
パトライト社「配線に関する技術資料」より参考