PC/104-Plus使用上の注意
PC/104-Plus拡張モジュールには、PC/104とPC/104-Plus、2タイプのコネクタが搭載されているため、PC/104、PC/104-Plusのどちらのコネクタも、バスとして使用できるように思えてしまいます。
しかし、PC/104コネクタはスタックスルー用に用意されているため、PC/104-Plus拡張モジュールのバスとしては使用できません。
PC/104-PlusのID設定
PC/104-Plus拡張モジュールを増設する場合には、PCIルーティング(ID)の設定を加える必要があります。
ミスミのPC/104-Plus拡張モジュールには、ロータリスイッチがついており、0~7までのID設定ができます。
PC/104-Plus拡張モジュールを複数使用する場合には、ロータリスイッチを使用してそれぞれに異なるIDを設定する必要がありあます。
ポイント
PC/104-Plus拡張モジュールを複数使用する場合、ロータリスイッチでIDが重複しないように設定します。
PC/104・PC/104-Plus混在システム
PC/104-Plusモジュールを使用した小型システムを構成する場合、まだまだ拡張モジュールの種類がPC/104に比べて少なく、必要な機能を満足させることができないことがあります。
このような場合には、PC/104とPC/104-Plusの拡張モジュールが混在するシステムを構成することができます。
実装上の注意事項
PC/104、PC/104-Plus拡張モジュールを混在して使用する場合、実装の順番に気をつける必要があります。
PC/104系バスは、PC/104-Plus、PC/104(16bit)、PC/104(8bit)の3種類があります
拡張カードの実装順は、①PC/104-Plus→②PC/104(16bit)→③PC/104(8bit)の順にメインボードに重ねていきます。
また、PC/104系システムでは、拡張モジュールは最大3枚までになります。