バックプレーンは、バスタイプのボードです。一部の例外を除き、隣り合う同種コネクタの同一ピンは、ひとつのラインで結ばれています。
バックプレーンはマザーボードを使ったシステムにはない、拡張カードの数量によりシステムサイズを変えられるという特徴があり、CPUカードをシステムに使用します。
ですからバックプレーンを使用する場合には、どのような機能の拡張カードが何枚必要か、またどのようなCPUカードを使用するのかを先に決めることが必要となります。
バックプレーンの種類
バックプレーンには大きく分けて、3つのタイプがあります。
ISAタイプ
ISAバスには、通常黒色のコネクタが使用されます。
このタイプのバックプレーンには、搭載できるCPUカードは、フルサイズ(PCI+ISA)またはハーフサイズ(ISA)ですが、拡張カードはISAタイプのみ使用可能で、CPUカードの装着位置に決まりはありません。
PICMGタイプ
PICMGタイプのバックプレーンには、3種類のスロットがあり、ISA/PClの拡張カードを混在して使用することができ、フルサイズCPUカードのみ搭載できます。
PICMGスロット
PICMGタイプのフルサイズCPUカードを装着することができます。複数ある場合には、余ったスロットにISA拡張カードを装着できます。
ISAスロット
ISAタイプの拡張カードを装着することができます。
PCIスロット
PCIタイプの拡張カードを装着できます。
PCIタイプ
PCIバスには、通常白色のコネクタが使用されます。
このタイプのバックプレーンには、ハーフサイズPCI CPUカードを搭載することが可能で、拡張カードはPCIタイプのみ使用可能です。またCPUカードの装着位置が決まっています。