ベルトスリングの特長

ベルトスリング

荷物の吊り上げに使用する用具です。

特長

• 用途に応じた豊富なラインナップの繊維スリングの代表格です。ベルト幅や吊り方で、一般軽量物～重量物まで対応できます。

玉掛け作業に関する諸規則　クレーン等安全規則　第八章玉掛け　第二節就業制限

玉掛けの業務にたずさわる作業者は、それぞれの定められた資格を持っていなければなりません。

ベルトスリング（JIS3等級・両端アイ形）吊り角度による使用荷重表

（単位：t）

吊り方	ストレート 吊り	目通し吊り（チョーク吊り）
吊り角度α	‐	‐	α＝0°	α≦45°	45°＜α≦90°	90°＜α≦120°
ベルト幅25（mm）	0.80	0.64	1.28	1.12	0.88	0.64
ベルト幅35（mm）	1.25	1.00	2.00	1.75	1.38	1.00
ベルト幅50（mm）	1.60	1.28	2.56	2.24	1.76	1.28
ベルト幅75（mm）	2.50	2.00	4.00	3.50	2.75	2.00
ベルト幅100（mm）	3.20	2.56	5.12	4.48	3.52	2.56
ベルト幅150（mm）	5.00	4.00	8.00	7.00	5.50	4.00

吊り方	バスケット吊り
吊り角度α	α＝0°	α≦45°	45°＜α≦90°	90°＜α≦120°	α＝0°	α≦45°	45°＜α≦90°	90°＜α≦120°
ベルト幅25（mm）	1.6	1.44	1.12	0.80	3.2	2.88	2.24	1.6
ベルト幅35（mm）	2.5	2.25	1.75	1.25	5.0	4.50	3.50	2.5
ベルト幅50（mm）	3.2	2.88	2.24	1.60	6.4	5.76	4.48	3.2
ベルト幅75（mm）	5.0	4.50	3.50	2.50	10.0	9.00	7.00	5.0
ベルト幅100（mm）	6.4	5.76	4.48	3.20	12.8	11.50	8.96	6.4
ベルト幅150（mm）	10.0	9.00	7.00	5.00	20.0	18.00	14.00	10.0

ベルトスリングのJIS等級について

ベルトスリングにはJIS規格で定められた等級があります。等級によって同じベルト幅でも最大使用荷重が違います。

ベルトスリングの等級と最大使用荷重

（単位：t）

ベルトスリングの種類について

ベルトスリングには通常の状態で使用する「一般用」と、酸・アルカリなどの化学薬品に使用する「化学薬品用」に分類されます。
一般的な両端にわっか（アイ）があるタイプを「両端アイ形」とよびます。他にもリング状になった「エンドレス形」や、リングやフックなどの金具と組み合わせた「金具付」などがあります。