金型の金属材料を鍛造加工する必要がある場合には、金属を加熱した状態で加圧して塑性変形させて鍛える作業を行います。特殊な形状の機構部品を自由鍛造によって製作する場合などには鍛造の基礎知識を理解することから始まります。

鍛造では、火色(金属の色)によっておよその温度を把握することができます。

火色 温度(℃)
暗褐色 520~580
褐色 580~650
暗桜赤色 650~750
桜赤色 750~780
淡桜赤色 780~800
淡赤色 800~830
橙色 830~880
淡橙赤色 880~1,050
黄色 1,050~1,150
淡黄色 1,150~1,250
白色 1,250~1,350

次に、鍛造に適した温度を知り、適温で鍛造加工を行う。適温は、素材の種類によって以下のような目安がわかっている。

材料 最高温度(℃) 最低温度(℃)
炭素鋼(0.1%C) 1,352 750
3%Ni鋼 1,250 800
3%Ni-Cr鋼 1,250 800
Cr-V鋼 1,250 800
13%Cr鋼 1,280 850
18-8ステンレス鋼 1,300 850
高速度鋼 1,200 1,000