非線形ばねは、荷重に対するばねの変形量を、敏感にも鈍感にも修正することができるため、アイデアによって面白い活用法が考案できます。ここでは代表的な非線形ばね特性を持つものを紹介します。ここに紹介した各種ばねの設計方法は「ばねの設計と製造・信頼性」、ばね技術研究会編;日刊工業新聞社発行などの参考書を参照ください。
■活用事例
| ・ | 搭載重量が異なる多機種対応治具の支持ばね | |
| ・ | 手作業を伴う検査用治具の調整ばね | |
| ・ | カバーなどの重量軽減用補助スプリング | |
| ・ | ワンタッチでクランプの開閉を行うための圧縮ばね |
(a)組合せばね

複数の圧縮コイルばねの直列連結ばねと荷重—たわみ特性

複数の圧縮コイルばねの重ね合わせ組合せばねと荷重—たわみ特性
(b)板ばね

両端の支持部がスライドできる重ね板ばねと荷重—たわみ特性
(c)渦巻きばね

ひげぜんまいばね(計器などに利用)と荷重—たわみ特性
(d)皿ばね

皿ばねと荷重—たわみ特性
(e)ダイヤフラムスプリング

ダイヤフラムスプリングと荷重—たわみ特性
(f)定荷重ぜんまいばね

定荷重ぜんまいばねと荷重—たわみ特性
(g)定荷重ばね

定荷重ばねと荷重—たわみ特性

