ハンドパレットトラック
平パレットに載った荷物をフォークですくい上げ人力で運搬する省力機器です。
フォーク寸法の見方
特長
- 重量物(MAX機種=3000kg)を運搬できます。
- 用途により車輪の材質が選べます。
・ゴム=汎用品
・ウレタン=清潔感
・ナイロン=軽量化 - 食品や薬品の生産現場などでの使用に最適なステンレス製仕様もあります。
平パレットの形状について
平パレットには種類がありますが、ハンドパレットトラック(標準式)では片面使用型かスキッド型に多く使用されています。
片面使用型とスキッド型には裏面にハンドリフトのフォークキャスター(前輪)の逃げる面があります。
片面使用型パレット
スキッド型パレット
両面使用型パレット
・両面パレット用もあります。
・パレットからキャスターが突き出ることが条件です。
ここポイント!
- 運搬物の最大重量(kg)を確認してください。
- すくい上げる平パレットの形状を確認してください。(片面使用型、スキッド型、両面パレット型)
- すくい上げる平パレットのサイズを確認してください。
- フォーク最低対地上高(mm)を確認してください。
〈例〉
- Ⓑ190のときⒷ'(フォーク間隔)は190以上
- Ⓐ+Ⓑ+Ⓐ710のとき Ⓐ'+Ⓑ'+Ⓐ'(全幅)710以下
- Ⓓ665、Ⓔ260のとき (あ)はⒹ以上Ⓓ+Ⓔ以下でないと前輪が逃げないので665〜925の間になります
ハンドパレットトラックスケール
1台で搬送・計量が行えるはかり付のハンドパレットトラックです。
特長
- 下記4ヵ所の測量ポイントに荷重がかかることにより、正確な重量が計れます。
- 産業・一般廃棄物を収集して、ゴミステーションに搬送中に計量することが可能です。
フォーク寸法の見方
豆知識 取引証明(商取引・証明行為)使用について
私たちの身の回りにある計量器のなかで、商店で使われるはかり、ガス・水道・電気メーター、健康状態をチェックするのに必要な体温計など、18種類のものを特定計量器(計量法第2条第4項)と定めています。
特定計量器は、国などの公的機関などで正確かどうか検定を受けます。合格したものには「検定証印」か「基準適合証印」が付けられます。商取引や証明行為に使用する計量器は、この検定証印(基準適合証印)の付されたものでなければいけません。
※商取引とは…計った「重さ」に対して売買を行うことです。
ここポイント!
- 運搬物の最大重量(kg)を確認してください。
- すくい上げる平パレットの形状を確認してください。(片面使用型、スキッド型、両面パレット型)
- すくい上げる平パレットのサイズを確認してください。
- フォーク最低対地上高(mm)を確認してください。
- 取引証明には使用できないので注意してください。
〈例〉
- Ⓑ190のときⒷ'(フォーク間隔)は190以上
- Ⓐ+Ⓑ+Ⓐ710のとき Ⓐ'+Ⓑ'+Ⓐ'(全幅)710以下
- Ⓓ665、Ⓔ260のとき (あ)はⒹ以上Ⓓ+Ⓔ以下でないと前輪が逃げないので665〜925の間になります
ココミテvol.2より参考