ハンガーレール
ドアや治工具・半製品などを吊るすためのレールです。
パーツの組み合わせにより、天井付けや壁付けができ、吊り車の種類も多く、特にスチール製は荷重範囲が広いため使う目的に合わせた選択ができます。
マテハン部品の車は、特にものを吊すことを目的に設計されており、車どうしがぶつかって傷つけあったり、割れたりしないようになっています。
ドアハンガーの各部品名称
■ハンガーレール
内側を吊り車が走行するための軌道で、スチール、ステンレスの標準品があります。
■継受
ハンガーレールのジョイントに使用し、天井継受と横継受の2種があります。
■戸当り(旧名:中央戸当り)
ハンガーレールの内溝にねじで止め、扉の位置決めに用います。
■ハンガー車
複車と単車の2種があり、吊り下げ荷重や用途に応じて使い分けます。扉の直線移動用としては複車をお使いください。
■受金具(ブラケット)
ハンガーレールを構築物に取り付ける受金具で壁面取り付け用の横受と天井面取り付け用の天井受の2種があります。
■エプロン
吊り車と扉体とをつなぐ金具で、エプロンは主に木製の扉に用います。
■ガイドレール
ガイドローラー用の軌道で、スチール、ステンレスがあります。
■ガイドローラー
吊り扉の下部に用い扉の揺れ止め、風によるあおり止めに使用し、鉄製扉用のガイドローラー、ボルトタイプガイドローラー、木製扉用の枠付ガイドローラーの3種があります。
■ボトムストッパー(旧名:関止め)
ガイドレールの溝内にビス止めし、ガイドローラーの当りとし、扉の位置決めに用います。
■サイドカバー(旧名:ストッパー)
ハンガーレール端部のブラケットにはめ込んで使用し、端部の目隠しにします。
【注意事項】
・ハンガーレールは、必ずブラケット(受金具)を使い、450mm~500mmピッチで取り付け、1つのブラケット間に2個以上の吊り車が入らないようにしてください。
・また、耐荷重いっぱいで使うより、余裕のあるレールを使用する方が車の寿命が長くなります。
豆知識 マテハンとは |
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マテリアルハンドリングの略で、物を運ぶ、動かすという意味です。 |
ここポイント! |
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・吊るすものの重さ(kg)を確認してレールを選んでください。 |
ココミテvol.2より参考