スイッチに求められるフィーリングは用途や使用場所などによって様々に異なってきます。
ここでは、そのフィーリングを決めるメカニズムについてご紹介します。
フィーリングを決める要素
- 作動力:スイッチをオンさせるのに必要な荷重
- 復帰力:スイッチが元に戻ろうとする力
- 移動量:スイッチが一定の力を加えたときに動く距離
- クリック率:スイッチを押したときに受ける(感じる)感触を数値化したもの
これらを図で説明すると以下の関係(フィーリングカーブ)になります。
同じ荷重特性で、ストロークが長くなるとソフトでなめらかな感覚、短いとシャープで小気味よい感触になります。
逆に同じストロークでも、クリック率が変わると指に感じる感触も変わってきます(一般的に40%~60%がいいといわれています)。
この指に感じる感触以外に、接点がオンして機械が反応するタイミングや、クリックしたときの操作音などが複合的に組合さって操作者には操作フィーリングとして感じます。