あ行~か行
あ
亜鉛めっき(あえんめっき)
亜鉛めっきは、主に鉄素地の錆止めに広く用いられます。めっき後のクロメート処理によって亜鉛表面の耐食性が増し、外観の美しさが備わります。
圧接法(あっせつほう)
pressure welding method
同種または異種の金属の材料間に圧力を加えて接続する方法。
アース
何らかの原因で帯電した電気を、放電する装置のこと。電位を大地に等しくさせ、過大電流が装置に入るのを防ぎます。また電位差を0にすることで感電等の事故も防止できます。
い
一括シース形(いっかつしーすがた)
overall sheath type
線芯を複数本より合わせた上にシースを施した構造。
移動用電線(いどうようでんせん)
flexible cable or cord
産業機械、電動工具等移動して使用される機械に用いられる可撓性に富む電線。(例:キャブタイヤケーブル、各種コードなど。)
インピーダンス
交流電流に対して、回路全体が示す抵抗で、純抵抗(R)、インダクタンス(L)、キャパシタンス(C)コンダクタンス(G)の合成量となる。
インサートナット
プラスチック製品のボス等に、タッピングビスなどでねじ山がつぶれないよう強化するために埋め込む金属ナット。
一括遮へい(いっかつしゃへい)
common shield
単芯ケーブルにあっては線芯上、多芯ケーブルにあってはより合わせ上に遮へいした構造。
インダクタンス(L)
回路が電流の変化(交流)に対して示す抵抗の大きさで、コイルのモデルで表わされる。
インピーダンスマッチング
電気信号はある一定の抵抗があることによって伝送路を送信されます。しかし、この一定の抵抗に差が生じると、差の生じた位置で反射現象が起こり送信信号とぶつかり信号がうまく送れなくなってしまいます。これを防ぐために抵抗値を合わせることをインピーダンスマッチングといいます。
え
Sより(えすより)
S-lay, left hand lay
より線の素線または線芯のより方向がS文字状となっているもの。(「右より」ともいうが、英語ではleft hand layという。)
お
押え巻き(おさえまき)
wrapping, lapping
より合わせた線芯等がより崩れないように、または機械的、電気的防護のために施すテープ巻き。
か
外装(がいそう)
sheath
ケーブルの絶縁層より外側に施す保護層の総称。
各芯遮へい(かくしんしゃへい)
individual shield
多芯ケーブルで線芯ごとに遮へいを施した構造。
ガスケット
防水・防塵ボックスの上カバーと下カバーの間の溝に使用しているスポンジ状のパーツで、当社ではネオプレーンガスケット/ポリウレタンガスケット・シリコンガスケットの3種類を使用しています。
可撓性(かとうせい)
たわみやすさを示す。
嵌合性(かんごうせい)
コネクタとコネクタや電線とコネクタ間の“ハメ合い”に関する相性。
外部導体(がいぶどうたい)
outer conductor
同軸ケーブル等で、編組、横巻、テープ、パイプ等で構成される外側にある円筒状の導体。
各対遮へい(かくついしゃへい)
pair shield
多対ケーブルで各対ごとに遮へいを施した構造。
可塑剤(かそざい)
PVC(ビニル)を軟らかくするために入れる材料で、フタル酸のエステルなどが使われる。
カラーリング
線芯選別の一種で、線芯を色で識別する方式
管路布設(かんろふせつ)
duct-lay type
地中に埋設された管路内にケーブルを布設する方式。
き
機器用電線(ききようでんせん)
appliance wire
電気機器、電子機器の内部配線に使用する電線。
キャブタイヤケーブル
JIS C 3312「ビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)」に適合するもの又はこれと同等以上の効力を有するもので、絶縁被覆したより線導体(単芯、多芯)のうえにさらに外装被覆を施した可撓性電線。ゴムキャブタイヤケーブルとビニルキャブタイヤケーブルに大別される。
許容張力(きょようちょうりょく)
ケーブル布設時に許される最大張力。一般的には導体の合計断面積1.0mm2 につき60~70N(6~7kgf)で考える。
許容曲げ半径(きょようまげはんけい)
電線の持つ特性を失わない範囲で電線を曲げることができる半径。電線はある程度の屈曲性を持つが、極度に屈曲させると発熱や電気的特性の低下が起こるため、布設に際してはこの値以下には屈曲しないように注意する。
気中布設(きちゅうふせつ)
air-lay type
ケーブルを空気中に布設する方式。
許容最高温度(きょようさいこうおんど)
maximum permissible temprature
JIS C 4003(電気機器絶縁の種類)の規定による継続して使用できる最高の温度で、経験によって規定された値。
許容電流(きょようでんりゅう)
current carrying capacity, ampacity
与えられた布設条件で電線、ケーブルに特別な支障を与えることなく流すことのできる電流値。
く
口出線(くちだしせん)
lead wire
モータ、発電機、変圧器などの電源の引き込み、または引き出しに用いられる電線。
グランド(GND)
大地(アース)とつながる回路または電圧が0のレベルを与える回路。
ケーブルのシールドはどこかで、グランドに接続するのが原則である。
クロメート処理(くろめーとしょり)
代表的な化成処理法であり、亜鉛めっきにおいては4種類の処理が行われています。それぞれ有色(虹色)、光沢(白色)、緑色、黒色の色を得ていて、その他に銀めっき後のクロメート(変色防止用)、アルミニウム上のクロメート(別称アロジン)等があります。
屈曲性(くっきょくせい)
bending characterlistics
ケーブルの屈曲に対する寿命の特性。
クロストーク=漏話(くろすとーく=ろうわ)
多対ケーブルで一つの対の信号が他の対に移ること。同軸でも同じことが起きる。
NXT:近端クロストーク,Near End Cross Talk
FXT:遠端クロストーク,Far End Cross Talk
け
計装用ケーブル(けいそうようけーぶる)
instrumentation cable
工場での信号伝送、遠隔操作、監視装置等の伝送路に用いられる弱電回路用の電線(使用電圧60V以下)。
ケーブルキャリア用ケーブル(けーぶるきゃりあようけーぶる)
キャタピラ状の左右又は上下に動くケーブルラック部分に配線可能なケーブル。動作としては、耐U字折り返し性能を有するケーブルのこと。
ケーブル
cable
線芯の上にシースを施した電線、または線芯を集合したものの上にシースを施した電線。
減衰量(げんすいりょう)
交流電圧、交流電流が電線を伝わるうちにレベルが低下する比率をいう。
こ
公称線径(こうしょうせんけい)
nominal wire diameter
単線の大きさを標準外径で表したもの。(「サイズ」ともいう。)
公称電圧(こうしょうでんあつ)
nominal voltage
任意の電線路を代表する標準の線間電圧。
コンタクト
コネクタを嵌合させた時に、電気的に接触する端子。他には「ピン」や「接触子」などとも呼ばれてます。
公称断面積(こうしょうだんめんせき)
nominal cross-sectional area
導体の大きさを標準断面積で表したもの(「サイズ」ともいう。)
コード
cord
導体上に絶縁被覆を施し、可とう性を有する定格300V以下の電線。
さ行~た行
さ
最高許容温度(さいこうきょようおんど)
maximum allowable temperature
(1)電線等で材料面から許容される最高温度。
maximum permissible temperature
(2)絶縁体等の性能を保持するのに許容し得る最高温度。
左右屈曲ケーブル(さゆうくっきょくけーぶる)
支点により左右にケーブルが可動する部分に配線可能なケーブル。動作としては、耐折曲げ性能を有するケーブルのこと。
し
仕上がり外径(しあがりがいけい)
電線を断面で見た場合の外径。コネクタフード、ケーブルクランプなど電線の引き出し口径サイズの判断に利用。
シース厚さ(しーすあつさ)
絶縁線芯の保護被覆(シース)の厚さ。
色別(しきべつ)
color code
線芯識別の一種で線芯を色で識別する方法。
遮へい層(しゃへいそう)
shield, screen
絶縁体上、半導電層または線芯より合わせ上に導電材料で電気的遮へいを行う目的で設ける層。
瞬時許容電流(しゅんじきょようでんりゅう)
short circuit allowable current
数秒以内の極めて短い時間を対象にした許容電流。
常時許容電流(じょうじきょようでんりゅう)
continuous current rating
導体の温度を常時許容温度以下にするために許容し得る最大電流。
信号用ケーブル(しんごうようけーぶる)
機械及び機器に配線する弱電圧(30V以下)タイプのケーブル。
シース
保護を目的として、線芯上または撚り合わせた線芯の上に被覆した部分。使用する材質により耐熱性、耐油性、耐磨耗性などの特性が決まる。材質はPVC、ゴムなどが多く使用される。
シールド
回路を外部の雑音から守るための層で、金属テープ、金属編組などで回路(線芯)を包み込む構造が一般的である。
試験電圧(しけんでんあつ)
電線の絶縁体やシース等に規定の電圧を加え、これに耐えるかを確認する試験における一定電圧。
柔軟ケーブル(じゅうなんけーぶる)
狭い場所でも配線がしやすくするためにケーブル自身が柔らかいもの。
常時許容温度(じょうじきょようおんど)
continuous permissible temperature
通常の線路運転時に許容し得る導体の最高温度。
ショート(短絡)
電気は、コードの絶縁が剥がれて裸の銅線と銅線が接触するなどの、決められた回路を通らずに近道をすることがあり、ショート(短絡)と言います。また故意に電機回路の二点間を抵抗の小さい導線で接続することもあり、同じくショートさせると言います。ショートがおきると、過大な電流が流れ、電線の加熱や発火を起こし危険な状態になりますので注意が必要です。
芯数(しんすう)
電線の中にある線芯の本数で1芯、2芯~とカウントする。
せ
制御用ケーブル(せいぎょようけーぶる)
control cable
600V以下の電気的制御回路に使用するケーブル。
静電容量(せいでんようりょう)
2個の導体の間に蓄えることのできる電気エネルギーの大きさを表す係数。導体間の距離が小さくなると大きくなる。
2つの導体の大きさ、距離が決まった場合、周囲が真空(空気)で最小となり、周囲の物質により変わる。
絶縁厚さ(ぜつえんあつさ)
導体を覆う絶縁体の厚さ。
絶縁抵抗(ぜつえんていこう)
insulation resistance
絶縁体、シース等の絶縁物の電気抵抗。電流の流れにくさを示す量で、その数値が大きいほうが絶縁性に優れている。
絶縁被覆(ぜつえんひふく)
covering
横巻線に施された絶縁物。
Zより(ぜっとより)
Z-lay, right hand lay
より線の素線または線芯のより方向がZ文字状になっているもの。(「左より」ともいうが英語ではright hand layという。)
線芯(せんしん)
core, insulated conductor
単線またはより線の個々の線。
線膨張係数(せんぼうちょうけいすう)
coefficient of linear expansion
1℃当たりの温度変化による長さ変化の係数。
静電遮へい(せいでんしゃへい)
electrostatic shield
静電結合による誘導電圧を低減させるための遮へい。
絶縁(ぜつえん)
insulate
導体に流した電流が外部に漏れるのを防ぐため、導体上に絶縁被覆を施すこと。
絶縁体(ぜつえんたい)
insulation
導体を他の回路から絶縁するもので、厚い絶縁体ほど高い電圧に耐える。使用する材質と厚さで耐電圧、絶縁抵抗、耐熱性などの特性が決まる。
絶縁電線(ぜつえんでんせん)
insulated wire
導体を絶縁体で被覆した電線で、一般的にシースを有しないものの総称。
絶縁皮膜(ぜつえんひまく)
insulation film
エナメル線に施された絶縁物。
セミストリップ
あらかじめ剥いた電線被覆を完全には取去らず、電線に対してずらした状態で残しておく状態。
線芯外径(せんしんがいけい)
導体に絶縁体が覆われた状態(=線芯)での外径。同じ断面積、AWGサイズでも絶縁の厚さにより線芯外径は異なるので、コネクタ、端子類などの適用電線の選択には注意が必要。
そ
素線(そせん)
strands, wires in conductor
より線または編組を構成する個々の線のこと。
素線数(そせんすう)
number of wires
より線の個々の線の本数。
素線径(そせんけい)
wire diameter
単線またはより線の個々の線の直径。
た
ターミナル
プリント基板やその他測定対象物と接続するための端子。ICではリードともいう。ターミナル形状はストレートやライトアングルが一般的。
耐屈曲ケーブル(たいくっきょくけーぶる)
ロボット、ケーブルベア、左右屈曲の全てに優れたケーブル。
耐候性(たいこうせい)
各種製品を屋外で使用する場合の気候条件に対しての耐用性を示す言葉です。
耐熱性(たいねつせい)
test of residual tensile strength after heating
金属線を規定条件で加熱した後、常温にて引張試験を行い、引張強さの残存率を求める試験。
耐捻回ケーブル(たいねんかいけーぶる)
繰返しのねじり運動に耐え、断線を防ぐ仕様の施されたケーブル。
単一より線(たんいつよりせん)
homogeneous stranded conductor
同一材料の素線を用いたより線。
単線(たんせん)
solid wire
一本の導体で構成されている線のこと。
耐寒(たいかん)
low-temperature impact
被覆材料の低温時の耐性。
ダイキャスト
圧力を加えた溶湯を金型に注入して成形する代表的な鋳造法である。寸法精度がよく、鋳造肌も機械仕上げと同程度に上がり、量産に適している。比較的融点の低い、亜鉛合金、アルミニウム合金、黄銅などの鋳造に使われる。
耐電圧(たいでんあつ)
dielectric withstand voltage
ケーブルの絶縁体、シース(防食層)等に規定の電圧を印加し、これに耐えるかを確認する試験。
耐熱電線(たいねつでんせん)
heat proof wire, heat proof cable
火災時においても規定時間中、機能を損わないような耐熱性を備えた電線。
耐油(たいゆ)
oil resistance
被覆材料の油に対する耐性。
単芯電線(たんしんでんせん)
導体に被覆を一枚覆わせたのみの単芯の電線。
断面積(だんめんせき)
電線に電流を流すための構成部分である導体の断面積のことで大きさを表す。その値が大きいほど線は太くなる。サイズ表記はm㎡。コネクタ、端子類の適応電線サイズの判断にも利用する。
ち
弛度(ちど・しど)
dip, sag
電線またはケーブルを架設した場合のたるみ量。
つ
対(つい)
pair
線芯二本をより合わせたもの。
ツイスト・ペア
対よりされた2芯を1組として、信号を伝送する方法やケーブルをいう。
通信ケーブル(つうしんけーぶる)
communication cable
電話、データ、映像信号等の伝送路として使用されるケーブル。
対数(ついすう)
number of pair
線芯を2本撚り合わせて「対」としたものを一つの単位として数える。2対(2P)は4芯となる。
対より(ついより)
線芯2本を撚り合わせたもの
て
定格電圧(ていかくでんあつ)
規格により定められた電線の最高使用電圧。配線をする場合に安全に使用するために定められた電圧。交流電流の実効値を示す。定格電圧には30V,100V,300V,600V等がある。
抵抗率(ていこうりつ)
resistivity
単位面積、単位長さの導体がもつ電気抵抗。
電磁遮へい(でんじしゃへい)
electromagnetic shield
電磁結合による誘導を低減させるための遮へい。
電流減少係数(でんりゅうげんしょうけいすう)
電線の電流値は周囲温度により変化するので、それを算出するための周囲温度に対する係数。電流減少係数を電流値に乗じることによりその周囲温度での許容電流値を求めることができる。
定格電流(ていかくでんりゅう)
コネクタ、電線等の電気部品において安全に使用することを目的とした規定の電流量。電気製品を安全に使用するために各製品メーカーや法律によって定められた電流量。
ディスクリートワイヤ
ワイヤハーネスにおいて、リボン線(フラットケーブル)を用いないで単芯のワイヤを複数本用いる場合の個々のワイヤを言う。例えばUL1007、1061などが該当する。
電線(でんせん)
electric wire
(1)電気を導くために用いる裸線、絶縁電線、ケーブル、コード等の総称。(広義)
(2)絶縁電線。(狭義)(形状としては、丸型や平型などがある。)
と
同軸ケーブル(どうじくけーぶる)
coaxial cable
円筒状の外部導体とその中央にある中心導体によって構成されるケーブル。
導体(どうたい)
conductor
電線に電流を流すための構成部分。一本一本の素線から構成されている。太い導体ほど電気抵抗が小さくなり大きな電流が流せるようになる。最も一般的な材質は銅、ついでアルミニウム。
導体外径(どうたいがいけい)
素線により構成された導体部分の外径。
導電率(どうでんりつ)
conductivity
抵抗率の逆数。(ただし、導電率は20℃における標準軟銅の導電率を100とし、これに対する百分率で表す。)
ドレンワイヤ
drain wire
金属遮へい層付のケーブルにおいて、端末処理部分での接地線の取り出しを容易にするために縦添えする金属線。
同芯より(どうしんより)
concentric lay
より線において各層が中心に対して同芯円状により合わせたもの。
導体構成(どうたいこうせい)
導体を構成する要素で本/mmで表す。7/0.18mmは0.18mmの導体素線を7本撚り合わせて導体を構成していることになる。導体の構成を細線化したり編組する等、工夫することにより耐屈曲性などの特性に変化を持たせる。
導体抵抗(どうたいていこう)
conductor resistance
導体部分の抵抗。電流の流れやすさを表す特性。その数値が小さいほうが優れている。
特性インピーダンス(とくせいいんぴーだんす)
characteristic impedance
無限に続く線路の任意の点の電圧対電流の比。
十分長いケーブルを高周波電流が流れる場合、ある点における電圧と電流の関係を示す量で、V=Zo×Iで表されるZoをいう。(長さに無関係である)
な行~は行
な
内部導体(ないぶどうたい)
inner conductor
同軸ケーブル等で電線の中心におかれた導体。
難燃性(なんねんせい)
flame retardance
ケーブルの燃えにくさを調べる方法。(燃えにくいこと。)
軟銅線(なんどうせん)
annealed copper wire
焼鈍し、軟質化させた銅線。
ナンバリング
numbering
線芯識別の一種で、線芯を数字で識別する方法。
に
ニッケルめっき
ニッケルは、空気や湿気に対して鉄よりはるかに安定であることから装飾、防食の両面に利用されています。
は
裸線(はだかせん)
bare wire, bare conductor
絶縁被覆をしていない単線及びより線。
反射(はんしゃ)
障壁にぶつかって電波が戻ってくること。ケーブルを伝搬する場合にこの障壁となるのはインピーダンスのアンマッチである。
ひ
被覆(ひふく)
covering
押出またはその他の方法で施した電線の導体保護層。シースともいう。
ふ
フェライトコア
ノイズ除去専用の磁性を帯びた金属をのこと。これを利用してケーブル内を流れる信号を外部のノイズから保護することができる。
フラットケーブル
複数本の単芯電線を帯状にならべ融着させたケーブル。
へ
編組(へんそ)
braid
金属線、綿糸、ナイロン糸、ガラス糸その他線状材料を線芯の周囲に網状に施した構造。
ほ
補強線(ほきょうせん)
reinforcing wire
電線軸方向の強度を補強する目的でケーブル等に挿入される線状材料。
ボス
成形品の面に設けた機能本位の突起部分。取付ベース・PCボ-ド等を固定する時に使われる。
補強層(ほきょうそう)
reinforcing layer
(1)機械強度を高めるために設けるもので、3、4種キャブタイヤケーブルに施される綿帆布または綿糸、麻糸、合成繊維のより糸による編組等の層。
(2)使用上の機械的強度を上げるためにケーブル内部に設ける金属製保護層。
ま行~
ま
丸型多芯ケーブル(まるがたたしんけーぶる)
複数の電線を、ひとつのシース(外部被覆)内に収めたケーブル。キャブタイヤケーブルということもある。
マンセル値(まんせるち)
マンセル値は色の三刺激値、色相、明度、彩度から求められるものですが、測色機によっては、その値がかなり異なることがあります。
マンセル値はある範囲をもった色の目安として取扱い、絶対値としては取扱わないで下さい。マンセル値での色指定は色違いの原因となるため避けて下さい。
ゆ
融着加工(ゆうちゃくかこう)
ケーブル内の各電線を一列のフラットケーブル状に並べること。一括圧接式のコネクタを接続することが出来るようになる。
ユニクロめっき
電気亜鉛めっき光沢クロメート処理(1種)
クロメート処理における光沢仕上げは、米国・ユナイテッドクロミウム社が開発した処理方法で、その液はユニクロムディップコンパウンドといわれることからユニクロめっきと呼ばれています。
よ
より合わせ(よりあわせ)
stranding, laying up, cabling
複数の素線または線芯をよりまとめること。
より線(よりせん)
stranded wire,stranded conductor
導体が2本以上の素線の撚り合わせにより形成されているもの。単線(一本の素線で形成されている)に比べて柔軟で、折り曲げに強い。また同じ断面積の電線でも、素線径を小さくし導体の数を増やすことにより柔軟性、折り曲げに強くなる。
ら
ラミネートシース
laminated sheath
アルミニウム、鉛等の金属テープとプラスチックフィルムの複合テープ(「ラミネートテープ」という。)の両端が重なるように縦添えし、その上にプラスチックを同芯円状に密着被覆した外装。
ろ
ロボットケーブル
工作機械・半導体装置等でケーブルが常時可動する部分に配線可能なケーブル。動作としては、耐捻回性能を有するケーブルのこと。
アルファベット
A
AWG(えーだぶりゅーじー)
American Wire Gauge
米国で一般に使用されている電線の芯数と断面積などを表す導体寸法規格。値が大きいほど線は細くなる。
D
DINレール(でぃんれーる)
EN50022で規定されている規格レールでDINレール架装仕様の電気機器を設置するために使われます。
M
MIL
Military Specifications and Standards 米国仕様書・MIL規格
P
PGねじ(ぴーじーねじ)
DIN(ドイツ規格協会)40430に基く管用ねじ規格でヨーロッパ各国で使われています。国内ではPFねじが主流です。
S
SUS#400
鏡面に近い光沢を持った仕上げで400番バフによって研磨仕上げしたもの
Y
YG線(わいじーせん)
緑色の絶縁体に黄色のラインがスパライル状またはストライプ状に入った電線で、主としてアース線として使用される。欧州への輸出時には要求されることが多い。