アクチュエータを用いて運動制御するLCA(ローコストオートメーション)では、センサを用いて位置や速度などの制御を行います。このとき、センサの位置を計測対象に正しく配置させることが、センサの適正感度を得る為に重要です。
センサの種類と取り付け方法
(1)センサの定義と種類
センサの定義は次のようになります。
この物理現象の入力(例えば、ものの有り無し、速度、圧力変動、その他)を正確にキャッチするために、センサの設置位置を適切に調整しなければなりません。
(2)位置検出センサの種類と位置調整の勘所
位置検出センサについては第122回で解説していますが、次の種類が挙げられます。
(3)位置検出センサの取付け方法
- 1軸直動機構の場合、位置検出センサは、両端の駆動限界用リミットスイッチ(2個)と駆動原点設定用(1個)の合計3個のセンサが使用されます。
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センサの位置決めには、[1] レール、[2] 板ナットを使用するのが便利です。使用方法は【図1】、【写真1】参照。
- 【写真2】は、X-Yテーブルの2軸に配置された位置検出センサ/レール/板ナットです。