選定方法
許容軸方向荷重
軸方向許容荷重とは、ねじ軸が座屈を起こす可能性のある座屈荷重に対して安全性を確保した荷重のことです。
ねじ軸にかかる軸方向最大荷重は許容軸方向荷重以下である必要があります。
許容軸方向荷重は次式により計算することができます。
また、表1.の許容軸方向荷重線図よりねじ軸径ごとの許容軸方向荷重を簡易的に確認することも可能です。

許容軸方向荷重の計算例
使用条件
- ・ねじ軸径 Φ15 リード 20
- ・取付方法 固定-支持
- ・荷重作用点間距離ℓ1 820mm
- ・ねじ軸谷径d 12.5
計算内容
取付方法は固定-支持なので、m=10となるため、許容軸方向荷重(P)は、

■表1.許容軸方向荷重線図

使用条件に適合するねじ軸径の計算例
使用条件
- ・荷重作用点間距離 500mm
- ・取付方法 固定-支持
- ・軸方向最大荷重 10000N
計算内容
- ①表1.より荷重作用点間距離500mmからの垂線と固定-支持目盛の許容軸方向荷重10000Nから荷重作用点間距離に対して水平な線との交点を求めます。
- ②その交点を許容範囲とする軸径15mm以上を選定します。
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