リニアガイド
商品名 | ミニチュアリニアガイド ノック穴付標準ブロック/軽予圧 |
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型番 | SSE2BNZ13-145 |
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特徴 | ミスミオリジナル規格。ノック穴付きは装置の組立時間短縮、位置再現性がアップします |
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※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です
選定根拠
斜めに配置しテーブルを上下させる直動システムとして有効
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選定可能サイズ
■ミニチュアリニアガイド(ノック穴付標準ブロック、微すきま・並級)
材質 | 硬度 |
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ステンレス(SUS440C相当) | 56HRC- |
炭素鋼(SCM等合金鋼) | 58HRC- |
■サイズ展開と各部寸法
ブロック数 | ブロック | 全高 | レール 長さ | ノック穴 |
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幅 | 長さ | 径 | 深さ |
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1 | 17 | 23.6 | 8 | 40-130 | φ3 | 2 |
20 | 30 | 10 | 35-275 | 2.5 |
27 | 33.9 | 13 | 45-470 | 3 |
32 | 42.4 | 16 | 70-670 | 4 |
40 | 50 | 20 | 100-700 | 4 |
2 | 17 | 23.6×2個 | 8 | 70-130 | 2 |
20 | 30×2個 | 10 | 95-275 | 2.5 |
27 | 33.9×2個 | 13 | 120-470 | 3 |
32 | 42.4×2個 | 16 | 150-670 | 4 |
40 | 50×2個 | 20 | 160-700 | 4 |
* 選択可能サイズの詳細については、商品ページをご参照下さい。
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選定順序
■ミニチュアリニアガイドの選定手順
- 使用条件を決定
- (移動体質量、送り速度、運転パターン、寿命時間)
↓
- リニアガイドの仕様を仮選定
- (使用条件に応じて、ブロックタイプ、
全高、レール長さを仮選定します。)
↓
- 基本的な安全性の確認
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精度情報
■予圧と精度基準(ノック穴付標準ブロック・微すきま・並級)
(μm)
ラジアルすきま | 0~+15 |
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Hの寸法許容差 | ±20 |
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Hのペア相互差 | 40 |
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W2の寸法許容差 | ±25 |
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W2のペア相互差 | 40 |
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(μm)
| レール長さ(mm) |
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-80 | 81-200 | 201-250 | 251-400 | 401-500 | 501-630 | 631-700 |
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走り平行度 | 13 | 15 | 17 | 18 | 19 | 21 | 21.5 |
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速度・荷重(負荷情報)
■リニアガイドの定格荷重(ノック穴付標準ブロック・微すきま・並級)
全高 | 基本定格荷重 | 静的許容モーメント |
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C(動)kN | C0(静)kN | MA N・m | MB N・m | Mc N・m |
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8 | 0.9 | 1.5 | 4.1 | 4.1 | 5.2 |
10 | 1.5 | 2.5 | 5.1 | 5.1 | 10.2 |
13 | 2.2 | 3.3 | 8.8 | 9.5 | 16.1 |
16 | 3.6 | 5.4 | 21.6 | 23.4 | 39.6 |
20 | 5.2 | 8.5 | 48.4 | 48.4 | 86.4 |
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技術計算
■リニアガイドの寿命計算
- ●寿命
- リニアガイドが荷重を受けて直線往復運動をする場合には、たえず繰返し応力が転動体(鋼球)や転送面(レール)に作用しますので、材料の疲れによるフレーキングと呼ばれる、うろこ状の損傷が現れます。この最初のフレーキングが発生するまでの総走行距離を、リニアガイドの寿命といいます。
- ●定格寿命
- 定格寿命とは、一群の同じリニアガイドを、同じ条件で個々に走行させたとき、そのうちの90%がフレーキングを起こすことなく到達できる総走行距離をいいます。定格寿命は基本動定格荷重とリニアガイドに加わる荷重から次のように求めることができます。
- 実際にリニアガイドを使用する場合には、まず荷重計算を行わなければなりません。直線往復運動における荷重は、運動中の振動や衝撃、更にはリニアガイドに対する分布状況も十分に考慮する必要があり計算で求めることは容易ではありません。また使用温度なども、寿命に大きく影響を与えます。これらの条件を加味すると前記の計算式は次のようになります。
- L : 定格寿命(km)
- fH : 硬度係数(図-1参照)
- fT : 温度係数(図-2参照)
- fC : 接触係数(表-1参照)
- fW : 荷重係数(表-2参照)
- C : 基本動定格荷重(N)
- P : 作用荷重(N)
- ●硬度係数(fH)
リニアガイドの使用に際しては、ボールが接触する軸についても十分な硬度が必要です。適切な硬度が得られない場合は、許容荷重が減少することになり、結果として寿命が短くなります。
定格寿命を硬度係数で補正してください。
- ●温度係数(fT)
リニアガイドの温度が100℃を超えると、リニアガイド及び軸の硬度が下がり、常温で使用する場合より許容荷重が減少し、寿命も短くなります。定格寿命を温度係数で補正してください。
*リニアガイドは、各商品ページの耐熱温度の範囲内でご使用ください。
- ●接触係数(fC)
表-1. 接触係数
1本の軸に組付けられるベアリング数接触係数fc
1 | 1.00 |
2 | 0.81 |
3 | 0.72 |
4 | 0.66 |
5 | 0.61 |
実際のリニアガイドの使用に当っては、一本の軸に対し2ヶ以上のリニアガイドを使用する場合が一般的です。この場合、それぞれのリニアガイドにかかる荷重は加工精度によって変化し、等分布荷重にはなりません。その結果、一軸当りのリニアガイド数によってそのリニアガイド1ヶあたりの許容荷重が変化します。定格寿命を表-1の接触係数で補正してください。
- ●荷重係数(fW)
表-2. 荷重係数
使 用 条 件 | fw |
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外部からの衝撃振動もなく 速度も遅い場合 15m/min以下 | 1.0-1.5 |
特に著しい衝撃振動もなく 速度も中速の場合 60m/min以下 | 1.5-20 |
外部から衝撃振動があり 速度は高速の場合 60m/minを超えるもの | 2.0-3.5 |
リニアガイドに作用する荷重を計算する場合、物体の重量のほかに運動速度に原因する慣性力、あるいはモーメント荷重、さらには各々の時間的変化なども正確に求めることが必要です。しかし、往復運動においては常に起動、停止の繰返しが伴う以外にも、振動・衝撃の要素が考えられ、正確な計算は困難です。したがって、表-2の荷重係数を用い、寿命計算を簡素化します。
- ●作用荷重Pの算出方法
- ブロック単体にモーメント荷重が掛かる場合は次の計算式によってモーメント荷重を作用荷重に換算してください。
- P:作用荷重(N)
- F:下向荷重(N)
- Co:静定格荷重(N)
- MA:静的許容モーメントーピッチング方向(N.m)
- MC:静的許容モーメントーローリング方向(N.m)
- Lp:ピッチング方向の荷重点距離(m)
- Lr:ローリング方向の荷重点距離(m)
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30度台形ねじ
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です
選定根拠
テーブル等を移動させるための伝導機構として有効
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選定可能サイズ
■30度台形ねじサポートユニット用
台形ねじ | 適合台形ねじナット |
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タイプ | 材質 | 表面処理 | タイプ | 材質 |
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右ねじ ・ 左ねじ | S45C | − | 右ねじ ・ 左ねじ | C6782 |
四三酸化鉄皮膜 |
低温黒色クロムメッキ |
SUS303 | − |
■サイズ展開と各部寸法
ねじ軸呼び径 | ピッチ | 全長 | 適用ベアリング | ハンドル取付部軸 |
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1mm単位 | 内径 | 幅 | 径 | 長さ |
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12 | 2 | 80~1000 | φ8 | ≦7 | φ6 | 2~80 |
14 | 3 | φ10 | ≦8 | φ8 |
16 | 100〜1200 | φ12 | ≦8 | φ10 | 2~95 |
18 | 4 | 150〜1200 |
20 | φ15 | ≦9 | φ12 | 2~100 |
22 | 5 |
25 |
*材質やねじ軸呼び径によって製作可能範囲が若干変わります。詳細は商品ページをご参照ください。
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精度情報
■台形ねじ:ねじ軸振れ公差(最大)
(mm)
ねじ軸 呼び径 | ねじ軸長 |
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-125 | 126 -200 | 201 -315 | 316 -400 | 401 -500 | 501 -630 | 631 -800 | 801 -1000 | 1001-1200 |
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12 | 0.09 | 0.12 | 0.16 | 0.21 | 0.27 | 0.35 | 0.46 | 0.58 | - |
14 | 0.09 | 0.11 | 0.13 | 0.16 | 0.2 | 0.25 | 0.32 | 0.42 | - |
16 | 0.09 | 0.11 | 0.13 | 0.16 | 0.2 | 0.25 | 0.32 | 0.42 | 0.55 |
18-20 | - | 0.11 | 0.13 | 0.16 | 0.2 | 0.25 | 0.32 | 0.42 | 0.55 |
22-25 | - | 0.09 | 0.11 | 0.13 | 0.16 | 0.19 | 0.23 | 0.3 | 0.38 |
■台形ねじ規格精度
項目 | 内容 |
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許容限界寸法及び公差 | JISB0217 0218 |
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ねじ精度 | 7e級 |
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ナット精度 | 7H級 |
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単一ピッチ誤差 | ±0.02 |
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累積ピッチ誤差 | ±0.15/300mm |
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長さ寸法に関する許容差 | JISB0405(中級) |
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ねじ軸端径公差 | h7 |
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■軸端軸径公差
ベアリング軸径 | 軸端軸径 | 許容差 |
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φ8 | φ5 | +0.075/0 |
φ10 | φ9.6 | 0/-0.09 |
φ12 | φ11.5 | 0/-0.11 |
φ15 | φ14.3 |
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技術計算
■台形ねじ・台形ねじナット選定手順
台形ねじナットに異常摩耗が発生しないことを確認するために使用条件から接触面圧P、すべり速度Vを算出します。
算出したPとVの値をPV値グラフにプロットし交点を確認します。
交点がグラフの①、②線の内側にあれば異常摩耗は発生しないと判断できます
使用条件の決定
↓
台形ねじ・台形ねじナット型式の仮決定
↓
①接触面圧P、②すべり速度Vの算出
PV値グラフの①、②の内側にあるか確認
↓
ねじ効率η、負荷トルクTの算出
(軸方向荷重、回転数)
(台形ねじ・台形ねじナット材質)
↑
(NGの時)
①接触面圧P(N/mm2)
- Fs:軸方向荷重(N)
- F0:動的許容推力(N) → 台形ねじナット仕様表より
台形ねじ軸と台形ねじナットに作用する接触面圧が9.8(N/mm2)となるときの推力 - α:9.8(黄銅) 0.98(樹脂)
②すべり速度V(m/min)
- d2:ねじ軸有効径 → 台形ねじ仕様表より
- d:ねじ軸リード角(度) → 台形ねじ仕様表より
- n:ねじ軸毎分回転数(min-1)
③ねじ効率η
<動摩擦係数参考値>
ねじ軸 | 台形ねじナット | 動摩擦係数μ |
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鋼(潤滑) | 黄銅 | 0.21 |
鋼(無潤滑) | ポリアセタール/ 摺動性PPS樹脂 | 0.13 |
④負荷トルク(N・cm)
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ポジション・インジケーター
商品名 | コンパクトポジションインジケータ スタンダードタイプ |
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型番 | DSNR3-CSE8 |
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特徴 | コンパクトなので場所を取らず取り付け可能です。4桁・5桁の2種類より選択できます |
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※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です
選定根拠
場所を取らず取り付け可能なカウンターとして有効
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選定可能サイズ
■コンパクトポジションインジケータ(スタンダード・コンパクトタイプ)
カバー | 表示 桁数 | 回転 方向 | 背板 | スリーブ | 付属品 |
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材質 | 色 | 材質 | 材質 | 表面処理 | 止めねじ | クッションシート |
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ナイロン | オレンジ | 4桁・5桁 | 右・左 | ポリフェニレンエーテル | SUM23 | 四三酸化鉄 皮膜 | SCM435 | ポリエチレン フォーム(黒) |
シルバー | 4桁 | (黒色) |
■仕様展開と各部寸法
スピンドルピッチ | 1回転表示 | 最高回転数 | 適用軸径 | 参考寸法 |
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4桁 | 5桁 | (rpm) | 奥行 | 全幅 | 全高 |
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2 | 0002.0 | 00002.0 | 150 | φ6 φ8 φ10 φ12 φ14 | (33) | 33 | 47 |
3 | 0003.0 | 00003.0 | 100 |
4 | 0004.0 | 00004.0 | 75 |
5 | 0005.0 | 00005.0 | 60 |
6 | 0006.0 | 00006.0 | 50 |
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IDEA NOTE リニアガイドの斜め利用
装置高さを最小限にし、手動で回すハンドルの力を軽くするために、リニアガイドを斜めに利用して楔の働きを実現
IDEA NOTE 斜め利用のリニアガイドはレール側可動として、ブロック間隔を確保
斜めに利用するリニアガイドのレールの方を動くように配置して、水平に配置されたリニアガイドのブロック間隔を広く出来るようにする
IDEA NOTE 水平レベル出し
3箇所にレベル調整ボルトを利用し、刻印面との水平出しをおこなう