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設計・製造現場のための歯車総合情報

平歯車の選定手順(例1)

設計に必要な条件を定める 【動力から選定】

  • a)動力から回転数・原動側トルクの仮決定 ↓
  • b)モジュール、歯数、回転比の仮決定 ↓
  • c)従動歯車回転数、軸間距離の計算 ↓
  • d)材質の仮決定 ↓
  • e)検証 ↓
  • f)軸穴径・締結パターンの選定↓OK ※f)からa)へ戻るのはNG
  • g)歯車諸元決定(商品型式の選定)

噛合い歯車主要各部名称

図

※原動側歯車の回転数nA、歯数をZA、基準円直径をdA
従動側歯車の回転数nB、歯数をZB、基準円直径をdB
各条件関連は上図に基づいて示している。

選定例

1. 動力 W = 58[W] 仮決定
2. 原動側回転数 nA = 100[rpm] 仮決定
3. 原動側にかかるトルク T = 5.54[N.m] 式① 式①
4. モジュール m = 1.0 表2とイメージ図により仮決定
5. 原動歯車の歯数 ZA = 20 表3あるいはカタログ商品ページ(P.1-1541)より仮決定
6. 従動歯車の歯数 ZB = 40 カタログ商品ページ(P.1-1541)より仮決定
7. 回転比 μ = 1 / 2 μ = ZA / ZB = 20 / 40 = 1/2 式②
8. 従動側回転数 nB = 50[rpm] nB = nA × u = 100rpm × 1/2 = 50rpm 式②
9. 軸間距離 a = 30[mm] a = 1.0 × (20+40) / 2 = 30mm 式③
10. 材質 S45C 表1の材質一般的特長により仮決定
11. 歯幅 B = 10[mm] カタログ商品ページ(P.1-1541)より、歯幅10mm品と仮決定
12. 検証:強度計算に関する条件 OK カタログより(算出条件は表6ご参照)、
歯数20、100rpm 時歯車許容伝達力5.57 N.m 以内
歯数40、100rpm 時歯車許容伝達力14.31 N.m 以内 小歯車の場合:
原動側かかるトルクTA = 5.54 < 5.57のため、検証OK
大歯車の場合:
50rpmの時のかかる伝達力
TB = 2T = 5.54 × 2 = 11.08 N.m
11.08 < 14.31 のため検証OK
13. 原動歯車の軸穴径 PA = 8[mm] カタログ商品ページ(P.1-1541)で軸穴径を選定
14. 原動歯車の締結パターン 軸穴Type = キー溝+タップ 表4あるいはカタログ商品ページ(P.1-1541)で軸穴種類を選定
15. 従動歯車の軸穴径 PB = 10[mm] カタログ商品ページ(P.1-1541)で軸穴径を選定
16. 従動歯車の締結パターン 軸穴Type = キー溝+タップ 表4あるいはカタログ商品ページ(P.1-1541)で軸穴種類を選定
17. 歯車諸元決定、商品型式の選定 原動歯車型式:
GEAKBB1.0-20-10-B-8N
従動歯車型式:
GEAKBB1.0-40-10-B-10N

型式の作成 : カタログ商品ページ(P.1-1541)ご参照

式①

※上記の検証結果はあくまでも「理想的」な状態であり、比較的簡易な計算です。
製品自体の性能を保証するものではございませんので参考としてご使用ください。

※設計・選定にあたっては、選定サポート情報 をご覧ください。

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