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ミスミ 素材情報 金属プレート | 金属・樹脂・ガラス・セラミックス・ウレタン・ゴム・スポンジ

ミスミ取り扱いの金属プレート・ブロック素材をご紹介!材質の説明と仕上げ方法についてご確認いただけます。

金属プレート 取り扱い商品一覧・材質説明

材質群 材質名 材質説明
切り板 仕上プレート フラットバー 形状加工
切り板 仕上プレート フラットバー 形状加工
炭素鋼・構造用鋼 SS400 機械工業系で使用される最も汎用的な材質。熱処理を施さず使用されることが一般的です。  
SS400焼鈍材 SS400材を焼鈍処理した材料。焼鈍処理により、内部応力を軽減させています。加工時の反り対策にお奨めです。      
S45C 炭素C0.42~0.48%の程度の炭素鋼。SS400と比べ、強度・硬度が高く、安定していますがS50Cと比較すると劣ります。      
S50C 炭素C0.47~0.53%の炭素鋼。SS400と比べ、強度・硬度が高く、安定しています。
生材・焼入れ処理ともに一般的です。
   
S50C調質 調質とは「焼入れ・焼戻し」処理を指し、生材に比べ、安定した硬度が得られます。
納入硬度22~28HRC。
     
S55CN 炭素C0.52~0.58%の炭素鋼。ノルマ処理を施し、通常のS55C材に比べ、加工歪みを軽減させています。      
特殊鋼 SKS93 靭性と耐摩耗性に優れている油焼入れ用炭素鋼。SK3相当の材質で、ミスミ取り扱いの特殊鋼中、最も安価な材質です。
焼入れ焼戻しにより58~63HRCの硬度が得られます。
     
SKS3 SKS93に比べ焼入性が良く、熱処理歪みが少ない材質。また球状化焼きなましにより切削性が良好です。
焼入れ焼戻しにより58~63HRCの硬度が得られます。
     
SKD11 熱処理歪みが非常に少なく、耐摩耗性に優れたダイス鋼。焼入性が大きく、空気焼入れ・真空焼入れが出来ます。
焼入れ焼戻しにより58~63HRCの硬度が得られます。
     
DC53 切削性・研削性に優れ、SKD11よりも靭性に優れたダイス鋼。
低温焼戻しでSKD11と同等、高温焼戻しで62HRCの高硬度が得られます。
     
SKH51 靭性と耐摩耗性を兼ね備えた高速度工具鋼。
焼入れ焼戻しにより58~60HRCの硬度が得られます。
     
SKD61 熱処理歪が小さく靭性に優れた汎用ダイカスト型用鋼。
焼入れ焼戻しにより50~53HRC程度の硬度が得られます。
     
SCM440 クロム鋼に少量のモリブデンを添加した材質。焼き戻し軟化抵抗を増し、強靭性に優れます。
耐摩耗性にも優れ、摺動性を求められる部品として使用されます。
     
プリハードン鋼 PX5 納入硬度30~33HRCの溶接性に優れたプラスチック金型用鋼。
被切削性、鏡面仕上り性ともに、30HRCタイプの中では最良レベル。その他、シボ加工性、放電加工性に優れます。
     
NAK55 納入硬度37~43HRCのプラスチック金型用鋼材。被削性が極めて良好(S53Cとほぼ同等で、SCM440より遙かに優れる)、また優れた鏡面みがき性により光沢が得られます。その他、シボ加工性、溶接性に優れています。      
NAK80 納入硬度37~43HRCの高鏡面・高性能プラスチック金型用鋼。
NAK55に対し、更に鏡面みがき性、放電加工肌、靭性が優れます。
     
GO40F 納入硬度36~40HRCのプレス型プリハードン鋼。
被削性が良好かつ残留応力の少ない特殊熱処理を施しているため、ワイヤ放電加工、切削加工時の加工歪みが僅少です。
     
HPM1 納入硬度37~41HRCの快削性高硬度精密プラスチック金型用鋼。
優れた被削性を示し、汎用型に最適です。
     
G-STAR 硬さ33~37HRCの耐食プラスチック型用鋼(マルテンサイト系ステンレス鋼)。
焼入れ・焼戻しにより高硬度化48HRC(1030℃焼入れ)が得られます。
     
STAVAX(PH) 納入硬度27-35HRCのクローム合金ステンレスエ具鋼。
耐食性、鏡面みがき性、耐摩耗性、被削性に優れた材質です。
     
DH2F 納入硬度37~41HRCのSKD61改快削型プラスチック金型・ダイカスト金型用鋼。
被削性に優れ、耐ヒートチェック性、耐溶損性は良好です。
     
HPM38 納入硬度29~33HRCの耐食・鏡面仕上げ用精密プラスチック金型用鋼。鏡面みがき性が極めて優れ、SUS420J2以上の耐食性を有します。
また熱処理歪みが極めて小さく、精密型に最適です。焼入焼戻しにより50~55HRCが得られます。
     
S-STAR 納入硬度31~34HRC耐食プラスチック型用鋼(マルテンサイト系ステンレス鋼)。焼入れ・焼戻しにより53HRCが得られ、いずれも耐食性と鏡面性に優れています。その他、熱処理変寸極小(0.03%以内)、内質が均質健全、良好なシボ加工性、EDM性の特長があります      
ステンレス鋼 SUS303 オーステナイト系に分類され、汎用的な材質です。SUS304と比べ、耐食性が劣りますが、切削性に優れます。  
SUS303焼鈍材 SUS303に焼鈍処理を施し、内部応力を軽減しています。焼鈍処理により、若干耐食性が劣りますのでご注意ください。      
SUS304 オーステナイト系に分類され最も汎用的な材質です。耐食性に優れており、汎用鋼種として広く用いられています。
SUS304焼鈍材 SUS304に焼鈍処理を施し、内部応力を軽減しています。焼鈍処理により、若干耐食性が劣りますのでご注意ください。      
SUS316 SUS304にモリブデンを添加したステンレス鋼です。SUS304より耐食性、耐酸性に優れます。    
SUS316L オーステナイト系に分類され、SUS316の極低炭素鋼です。耐食性・溶接性が必要な用途に使われます。    
SUS430 耐食性・耐熱性・加工性に優れたステンレス鋼です。焼入れ硬化性はありません。磁性を有します。      
SUS440C 熱処理により高強度・高硬度が得られるステンレス鋼です。
耐摩耗性が大きく、ステンレス鋼の中では最高硬度を有します。磁性を有します。
     
アルミ合金 A2017P ジュラルミンとも呼ばれる非熱処理合金。耐食性、溶接性は劣りますが、強度・切削性に優れます。  
A2024P A2017Pと比べ、強度が高く、切削性に優れます。      
A5052P 最も代表的な非熱処理合金で、耐食性・溶接性が良好です。  
A5052ハイプレシジョン ハイプレシジョン材とは、板厚精度を高め、加工歪みを軽減させた材料です。    
A5083P 非熱処理合金の中で最高強度を持ち、耐食性・溶接性も良好です。      
A6061P 強度と耐食性に優れた熱処理合金です。主に米国では汎用的に使われるアルミ合金です。    
A6063S アルミ合金中、最も汎用的な押出材です。A6061に対し、強度が劣るものの、耐食性と表面処理性に優れます。      
A7075P アルミ合金中、最高レベルの強度をもつ熱処理合金です。  
ANP79 炭素鋼S15Cを越える硬度を持ち、切削性は10倍以上優れます。
7075材と比べ、強度が劣らず機械的特性の均一性に優れる他、内部応力が軽減されています。
     
銅・真鍮・チタン 無酸素銅(C1020) 市販される銅の中で最高純度をもちます。酸素を含まず、高温に加熱した際にもろくなる現象(水素ぜい化)を起こしません。
熱・電気の伝導性に優れ、溶接性・耐食性に優れます。
   
タフピッチ銅(C1100) 一般に最も広く使用される銅で、電気・熱伝導性(伝導率100%前後)に優れています。  
テルル銅 銅にテルルを加えたもので切削性に優れます。      
りん青銅(C5191) 展延性、耐疲労性、耐食性に優れ、磁性がありません。      
クローム銅 機械的強度に優れ、高温時の対磨耗性に優れます。    
ベリリウム銅25・50 ベリリウム鋼25:銅合金中、最高強度と硬度を持ちます。
ベリリウム鋼50:硬度が高く、導電性・耐熱性に優れます。
     
特殊アルミニウム青銅 強度が高く、耐摩耗性、耐食性に優れます。      
真鍮(C2801) 強度が高く、展延性に優れています。    
快削真鍮(C3713) 強度が高く、展延性に優れます。切削性に優れます。    
快削真鍮カドミレス(C3604) RoHS対応の快削真鍮材。
鉛:1.8~4.5%(C3604同等)、カドミニウム:0.0100%(100ppm)以下もしくは0.0075%(75ppm)以下 。
     
ネーバル真鍮(C4621) 耐食性、耐海水性に優れます。      
砲金(BC6) 砲金は、耐圧性、切削性に優れます。      
純チタン2種(TB340) 純チタン2種に分類され、加工性と強度のバランスが良く、最も多く使われている汎用チタン材料です。
軽量(比重4.51)で耐食性に非常に優れています。
   

金属プレート 特性値

金属プレートは、熱処理する前の状態でご提供いたします。(調質・焼鈍材は除く)

下記特性値は標準値であり保証値ではありません。

材質名 材料記号 熱処理(℃) 機械的性質の代表値 物理的性質の代表値
引張り強さ
(N/mm2
耐力
(N/mm2
伸び 硬度 比重
(20℃時)
(g/cm3
導電率
(20℃)
IACS
熱伝導率
(20℃時)
(CGS)
線膨張係数
(20~100℃)
(X10-6/℃)
鋼材 SS400 400~510 215以上 21%以上 7.87 11.7
S50C 焼ならし 810~860空冷 610以上 365以上 18%以上 179~
235HB
7.87 11.7
焼鈍 約800炉冷 143~
187HB
焼入れ 810~860水冷 740以上 540以上 15%以上 212~
277HB
焼戻し 550~650急冷
S55CN 焼ならし (納入時) 700以上 370以上 25%以上 210HB 7.87 11.7
焼入れ 850油冷 810以上 540以上 25%以上 250HB
焼戻し 600空冷
SCM440 焼ならし 850~1050空冷 980以上 835以上 12%以上 285~
352HB
7.85
焼鈍 830~880炉冷
焼入れ 830~880油冷
SKS93 焼入れ 820油冷 63HRC
以上
7.87 11.7
焼戻し 180空冷
SKS3 焼入れ 800~850油冷 58~
63HRC
7.85 0.083 12.2
焼戻し 150~200空冷
SKD11 焼入れ 1000~1050空冷 58~
63HRC
7.8 0.07 12
焼戻し 150~200空冷
DC53 焼入れ 1020~1040空冷 56~
63HRC
7.87 0.057 12.2
焼戻し 180~200空冷
SKD61 焼ならし 820~870徐冷 217HB
以下
7.73 13.3
焼入れ 1000~1050空冷
焼戻し 550~650空冷
SKH51 焼鈍 800~880徐冷 255HB
以下
8.16 11.9
焼入れ 1220~1240油
(熱浴)
63HRC
以上
焼戻し 550~570空冷
ステンレス鋼 SUS304 固溶化 1010~1150急冷 520以上 205以上 40%以上 187HB
以下
7.93 0.039 17.3
熱処理
SUS303 固溶化 1010~1150急冷 520以上 205以上 40%以上 187HB
以下
7.93 0.039 17.3
熱処理
SUS316 固溶化 1010~1150急冷 520以上 205以上 40%以上 187HB
以下
7.98 0.039 15.9
熱処理
SUS316L 固溶化 1010~1150急冷 481以上 177以上 40%以上 187HB
以下
7.98 0.039 15.9
熱処理
SUS310S 固溶化 1030~1180急冷 520以上 205以上 40%以上 187HB
以下
7.98 0.039 14.4
熱処理
SUS430 焼鈍 780~850空冷 450以上 205以上 22%以上 183HB
以上
7.7 0.063 10.4
SUS440C 焼入れ 1010~1070油冷 58HRC
以上
7.7 0.058 10.2
焼戻し 100~180空冷
アルミ合金 A2017P 390 250 13% 105HB 2.79 34% 0.32 23.6
A2024P 470 323 20% 120HB 2.77 30% 0.29 23.2
A5052P 225 125 18% 65HB 2.68 35% 0.33 23.8
A5052P
ハイプレシジョン
215 120 21% 58HB 2.68 35% 0.33 23.8
A5083P 289 147 22% 70HB 2.66 29% 0.28 23.4
A6061P 309 274 12% 95HB 2.7 43% 0.52 23.6
A7075P 550 490 12% 160HB 2.8 33% 0.31 23.6
ANP79 560 500 12% 165HB 2.77 32% 0.31 22.1

下記特性値は標準値であり保証値ではありません。

材質名 材料記号 熱処理(℃) 機械的性質の代表値 物理的性質の代表値
引張り強さ
(N/mm2
耐力
(N/mm2
伸び 硬度 比重
(20℃時)
(g/cm3
導電率
(20℃)
IACS
熱伝導率
(20℃時)
(CGS)
線膨張係数
(20~100℃)
(X10-6/℃)
銅合金 無酸素銅(C1020P) 245 ~ 315 49 ~ 343 15%以上 112HB
以下
8.89 97%以上 0.93 16.8
タフピッチ銅
(C1100P)
215 ~ 275 49 ~ 343 25%以上 87HB
以下
8.89 97%以上 0.93 16.8
りん青銅2種 590 ~ 685 8%以上 180HB
以下
8.89 15% 0.16
特殊アルミ青銅 685以上 15%以上 170HB
以下
7.5 10% 0.12 16.2
砲金(BC6) 195以上 15%以上 8.8 15% 0.17
真鍮(C2801P) 355~440 25%以上 8.43
快削真鍮(C3713P) 355以上 8.43 20.8
ネーバル真鍮
(C4621P)
345以上 20%以上 8.43
ベリリウム銅25合金 1313 ~ 1480 1 ~ 3% 344HB
以上
8.3 22%
以 上
0.26 17.0
ベリリウム銅50合金 755 ~ 892 10 ~ 15% 195HB
以上
8.8 48%
以 上
0.5 18.0
クローム銅(Z3234) 380以上 15%以上 125HB 8.89 70%
以 上
0.8 18.0
テルル銅 210以上 20%以上 8.94 85%以上
プリハードン鋼 GO40F 1275 1079 40HRC 7.92 12.2
DH2F 1330 1100 38~42HRC 7.78 8.9
PX5 990 880 20% 30~33HRC 7.85 0.101 12.7
NAK55 1255 981 15% 37~43HRC 7.8 0.093 12.5
NAK80 1255 1070 37~43HRC 7.8 13.4
HPM1 1215 1010 10% 37~43HRC 7.8 11.4
HPM38 1910 1620 13% 30~33HRC 7.8 10.4
G-STAR 1060 855 16% 33~37HRC 7.78 0.06 10.3
S-STAR 1100 890 15% 31~34HRC 7.8 23  
STAVAX(PH) 1130 900 33HRC 7.8 11
チタン TP340H 焼鈍 340~ 510 215以上 23%以上 4.51 3 ~ 4% 0.04 8.4

金属プレート 仕上げ方法

加工分類 仕上記号 加工内容
切断 切断 バンドソーによる素材切断品。
アルミは丸鋸切断となります。
精密切断 精密切断機による素材切断品。
切断面の面粗さはフライス相当です。

フライス

仕上げ面のイメージを見る

上下面フライス
(2F 側面未仕上)
上下面フライス仕上品。
側面は切断面、もしくは素材肌となります。
側面フライス
(4F 上下面未仕上)
側面フライス仕上品。
上下面は素材肌となります。
6F相当品 上下面と幅をフライスし、長さを精密切断した仕上品。
直角度を除き、6F相当の精度となります。
6面フライス
(6F)
6面フライス仕上品
フライス面
自由選択
上記フライス仕上規格以外の
フライス面指定ができます。

ロータリー研磨

仕上げ面のイメージを見る

上下面ロータリー研磨
(2RG 側面未仕上)
上下面ロータリー研磨加工品。
側面は切断面、もしくは素材肌となります。
上下面ロータリー研磨
(4F2RG 側面フライス)
上下面をロータリー研磨品。
側面はフライス仕上となります。

サーフェイス研磨

仕上げ面のイメージを見る

側面サーフェス研磨
(4G 上下面未仕上)
側面サーフェイス研磨品。
上下面は素材肌となります。
上下面サーフェス研磨
(4F2G 側面フライス)
上下面サーフェイス研磨品。
側面はフライス仕上となります。
6面サーフェス研磨
(6G)
6面サーフェイス研磨品