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製造現場のためのアクチュエータ選定情報

単軸ロボットRS 使用方法

メンテナンス

グリス補給方法

RS1/RS2/RS3

グリス補給に必要なものを準備します。

  • プラスドライバ
  • ブラシ(グリス塗布用)
  1. 1.コントローラの電源を切ります。
  2. 2.「作業中」の表示を行います。
    他の作業者がコントローラや操作盤などを操作しないよう、「作業中」の表示を行なってください。
  3. 3.安全防護柵の中へ入ります。
  4. 4.カバーを取り外します。
    エンドカバーを外し、サイドカバーを引きぬくようにして取り外してください。
  5. 5.汚れたグリスを拭取ります。
    汚れたグリスをきれいなウエスなどで拭取ってください。

※注意
誤ってスライダを手などで動かしても指を挟まないように、スライダの動作範囲内には指を入れないでください。

  1. 6.グリスを塗布します。
    ブラシなどでボールネジやリニアガイドにグリスを万遍なく薄く塗ります。
  • [図]ボールネジへのグリス塗布
    ボールネジへのグリス塗布
  • [図]リニアガイドへのグリス塗布
    リニアガイドへのグリス塗布
  1. 7.グリスをなじませます。
    スライダを往復させてなじませてください。

※注意
垂直仕様でお使いのときは、一旦、安全防護柵の外へ出て、安全防護柵内に人がいないことを確認してからコントローラの電源を入れます。そして、手動モードで2、3回スライダをゆっくり移動させ、コントローラの電源を切り、再度、安全防護柵内に入って作業を続けてください。

  1. 8.余分なグリスを拭取ります。
    最後に、余分なグリスをきれいなウエスなどで拭取ってください。
  2. 9.サイドカバーを元通りに取り付けます。

RSD1/RSD2/RSD3/RSDG1/RSDG2/RSDG3

※注意
メカストッパ固定ボルトは絶対に緩めないでください。故障の原因となります。

グリス補給に必要なものを準備します。

  • プラスドライバ
  • グリスガン
  1. 1.コントローラの電源を切ります。
  2. 2.「作業中」の表示を行います。
    他の作業者がコントローラや操作盤などを操作しないよう、「作業中」の表示を行なってください。
  3. 3.安全防護柵の中へ入ります。
  4. 4.シャフトを引き出します。
    手動で、シャフトを原点位置から引き出してください。

グリス補給に必要な引き出し寸法

ロボット 引き出し寸法
RSD1/RSDG1 73mm以上
RSD2/RSDG2 75mm以上
RSD3/RSDG3 83mm以上

詳細は、ロボット取扱説明書5 章 「1. ロボット本体仕様」の外形寸法図の記載位置を参照してください。

[図]シャフトの引き出しシャフトの引き出し
  1. 5.給脂口の蓋を空けます。
    ネジを緩めてプレートを取り外し、給脂口の蓋を空けてください。
  • [図]給脂口の蓋の開口給脂口の蓋の開口
  • RSD1/RSDG1 モータ折返しタイプ
    モータ上取付 ブレーキ付
    ショ-トレンチ(1.5mm) にてネジを緩めてプレ-トを取り外し、給脂口の蓋を開けます。この時、ボルトの落下に気をつけてください。
    [図]RSD1/RSDG1 モータ折返しタイプ モータ上取付 ブレーキ付
  1. 6.グリスを塗布します。
    グリスガンでボールネジ軸にグリスを塗布してください。数cc 程度が適量です。
  • [図]グリス塗布
  • RSD1/RSDG1 モータ折返しタイプ モータ上取付 ブレーキ付
    先端が曲がったグリスガンでグリスを塗布します。先端ノズルは、弊社推奨のノズルまたは給脂できるものであれば形状は問いません。
    [図]RSD1/RSDG1 モータ折返しタイプ モータ上取付 ブレーキ付
  • モータ折返しタイプ給脂用先端ノズル
    ボールネジにグリスを補給する際、RSD1/RSDG1 のモータ上取付ブレーキ付の場合は、先端の曲がったグリスガンを使用してください。
    先端ノズルは、給脂口の周辺に十分なスペースがない場合にも使用することができます。例えば、RSD2 およびRSD3 の省スペースタイプは、モータを上に向けた状態で使用すると給脂口が横になるため、他のロボットまたは周辺機器によってグリスが補給しにくい場合があります。
    [図]モータ折返しタイプ給脂用先端ノズル
    給脂用先端ノズル(弊社推奨)
    型式:EXRS-NZ1
    ※一般的な市販のグリスガン本体に取り付けて使用することができます。

RSH1/RSH2/RSH

グリス補給に必要なものを準備します。

  • プラスドライバ
  • グリスガン
  • ブラシ(グリス塗布用)
※注意
  • グリスガンは購入したカートリッジグリスに合わせて選定してください。
  • 先端ノズルΦ10(内径Φ7)
  1. 1.コントローラの電源を切ります。
  2. 2.「作業中」の表示を行います。
    他の作業者がコントローラや操作盤などを操作しないよう、「作業中」の表示を行なってください。
  3. 3.安全防護柵の中へ入ります。
  4. 4.汚れたグリスを拭取ります。
    最初に、汚れたグリスを棒などに巻き付けたウエスなどで拭取ってください。

※注意
誤ってスライダを手などで動かしても指を挟まないように、スライダの動作範囲内には指を入れないでください。

5.グリスを次の方法で補給します。

  • リニアガイド
    [図]リニアガイド
    グリスニップルを使用する場合は、スライダ左右外側にある2 ヶ所のグリスニップル(RSH3 は4ヶ所)にグリスを補給し、テーブルスライダを往復させてなじませるようにしてください。
  • ボールネジ
    [図]ボールネジ
    周囲に飛び散らない程度の充分な量のグリスをブラシなどでボールネジに塗り、テーブルスライダを往復させてなじませるようにしてください。

RSF4/RSH4/RSH5

グリス補給に必要なものを準備します。

  • プラスドライバ
  • グリスガン
  • ブラシ(グリス塗布用)
※注意
  • グリスガンは購入したカートリッジグリスに合わせて選定してください。
  • 先端ノズルΦ10(内径Φ7)
  1. 1.コントローラの電源を切ります。
  2. 2.「作業中」の表示を行います。
    他の作業者がコントローラや操作盤などを操作しないよう、「作業中」の表示を行なってください。
  3. 3.安全防護柵の中へ入ります。
  4. 4.汚れたグリスを拭取ります。
    最初に、汚れたグリスを棒などに巻き付けたウエスなどで拭取ってください。

※注意
誤ってスライダを手などで動かしても指を挟まないように、スライダの動作範囲内には指を入れないでください。

5.グリスを次の方法で補給します。

  • リニアガイド
    [図]リニアガイド
    上部カバーとフレームの隙間から、グリスガンでリニアガイドのグリスニップルに給脂してください。
  • ボールネジ
    [図]ボールネジ
    ブラシなどでネジの谷部に万遍なく薄くグリスを塗布してください。スライダを往復させて馴染ませるようにしてください。

6.余分なグリスを拭取ります。
最後に、余分なグリスをきれいなウエスなどで拭取ってください。

※注意
垂直仕様でお使いのときは、一旦、安全防護柵の外へ出て、安全防護柵内に人がいないことを確認してからコントローラの電源を入れます。そして、手動モードで2、3回スライダをゆっくり移動させ、コントローラの電源を切り、再度、安全防護柵内に入って作業を続けてください。

RSB1/RSB2

リニアガイドへのグリス補給を3ヶ月毎に行なってください。

グリス補給に必要なものを準備します。

  • プラスドライバ
  • グリスガン
  • ブラシ(グリス塗布用)
※注意
  • グリスガンは購入したカートリッジグリスに合わせて選定してください。
  • 先端ノズルΦ10(内径Φ7)
  1. 1.コントローラの電源を切ります。
  2. 2.「作業中」の表示を行います。
    他の作業者がコントローラや操作盤などを操作しないよう、「作業中」の表示を行なってください。
  3. 3.安全防護柵の中へ入ります。
  4. 4.汚れたグリスを拭取ります。
    最初に、汚れたグリスを棒などに巻き付けたウエスなどで拭取ってください。

※注意
誤ってスライダを手などで動かしても指を挟まないように、スライダの動作範囲内には指を入れないでください。

5.給脂します。
上部カバーとフレームの隙間から、グリスガンでリニアガイドのグリスニップルに給脂してください。