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プロが教える!コンベヤ選定方法 【コンベヤってどんなもの?】 Vol.11-A 変わったミスミコンベヤってどんなものがあるの?

こんにちは、ミスミコンベヤチーム お客さまご相談センターの中村です。
コンベヤチームスタッフによるコンベヤの紹介と選び方を気楽にわかりやすく、紹介します。

今回はミスミコンベヤの中でも一風変わったコンベヤについてお話していきましょう。

変わったコンベヤってどんなものがあるのかな?

変わったコンベヤってどんなものがあるのか、ミスミのコンベヤの中で見てみましょう。

表1 変わったコンベヤの種類
名称 説明
モータ内蔵平ベルトコンベヤ モータをコンベヤ内部に内蔵することで省スペースを実現。
隙間の少ない装置に組み込むことができます。
横桟付きベルトコンベヤ 急傾斜のスムーズ搬送に適しています。
横桟付きベルトでバラ物も確実に傾斜搬送します。
モータマウント位置選択コンベヤ モータ位置は上、横、下の3種類で、さらにモータの向きも選定できます。
スペースの制約がある場合に有効です。
ステンレスベルトコンベヤ ベルトがステンレスベルトになっています。
ステンレスの特長を生かした搬送ができます。(※1)
  • 横桟付きベルトコンベヤ
    横桟付きベルトコンベヤ
    CVDSA/CVDSB
  • モータマウント位置選択コンベヤ
    モータマウント位置選択コンベヤ
    CVMA/CVMB
  • ステンレスベルトコンベヤ(※1)
    ステンレスベルトコンベヤ(※1)
    CVSSA

※1 ステンレスコンベヤの詳細は「Vol.2-Cステンレスベルトコンベヤは通常(樹脂製)のベルトコンベヤとどう違うの?」を参照してください。

ここではモータ内蔵平ベルトコンベヤを見ていきましょう。
モータを内蔵することで、モータの出っ張りがなくなり省スペースなので、装置に組み込みやすくなります。
モータ内蔵タイプには2種類のコンベヤがあり、コンベヤ全高72mmのCVSMA(図1)、全高34mmのCVSMB(図2)(※2)があります。

※2 CVSMBは超薄型ですが、ギヤヘッドの寿命は300hになっています。
この2種類のモータ内蔵コンベヤの搬送速度・搬送重量をみていきましょう。
以下に搬送速度・搬送重量を表にしてみました。

表2 モータ内蔵コンベヤの搬送速度・搬送重量
型式 モータ出力 搬送重量  :  搬送速度  コンベヤ固定方法
CVSMA 6W
インダクションモータ
10kg : 4m/minのとき 下側のM5タップ8か所、フレーム溝のM6ナットで固定
(下面からネジを取り付ける)
フレームの溝にあるM6ナットを使用しての固定
(横面からネジを取り付ける)
 1kg : 20m/minのとき
CVSMB 3.5W
DCブラシレスモータ
(ギヤヘッド付き)
 5㎏ : 0.5~2.5m/min フレームの溝にあるナット
プーリホルダ側面の3-M5タップ(横面からネジを取り付ける)
 1kg : 0.5~8m/min

CVSMAは搬送重量は10kgまでありますが、コンベヤ自体の高さもそれなりにあります。
CVSMBは搬送重量は最大でも5kgですが、とても薄型でスリムです。
モータ内蔵コンベヤは装置組み込みに適したコンベヤと言えます。
どちらのコンベヤを使うかは、省スペースもありますが、搬送能力や搬送速度、部品の交換時期も考えて検討をお願いします。

CVSMBの詳細は「Vol.6-B.ミスミのモータ内蔵薄型タイプ(CVSMB)のギヤヘッドって、なんで寿命300時間なの?」を参照してください。

最後にCVSMAを装置に組み付ける方法ですが、下面にある8-M5ネジ(深さ10mm)を使うと便利です。(図3参照)

CVSMAを下から見た図
図3 CVSMAを下から見た図 固定用ネジ位置(M5深さ10mm)を表示

モータ内蔵タイプは省スペースのコンベヤです。
ヘッド駆動タイプや中間駆動タイプコンベヤでは設置できない
場所でも設置可能になるのです。


他にも気になることがある方は・・・
コンベヤのメンテナンス頻度はどれくらいなんだろう
電源オンオフによる間欠運転はできるのかな?
コンベヤ本体の耐熱温度は何℃?

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