ベアリングとは
機械などで、固定部と回転部の間にあって、回転部を支える機械部品です。一般的に「すべり軸受」と「転がり軸受」に大別されます。「すべり軸受」は「ブッシュ」とも呼ばれ、VONAのeカタログカテゴリでは「ベアリング」に含まれないため、ここでは主に転がり軸受について説明します。転がり軸受は主に内輪、外輪、転動体、保持器で構成されます。内輪と外輪との間に転動体が配置され、転動体が互いに接触しないように、保持器によって一定の間隔を保ちながら円滑な転がり運動をさせるような構造になっています。
なお、ベアリングは軸受と呼ばれる場合もあります。
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- 【カテゴリ例:ベアリング】
- <スペック検索項目>
- メーカー
- 荷重方向
- 軌道輪形状
- 内外輪材質
- 内径(φ)
- 外形(φ)
- 幅(mm)
- ・・・
ベアリングの主な分類
- 深溝玉軸受・小径玉軸受
最も一般的な軸受で幅広い分野で使用されています。 - アンギュラベアリング
接触角を持ち、ラジアル荷重と一方向のアキシアル荷重を同時に負荷することができます。 - 自動調心玉軸受
外輪の軌道面は球面で、その曲率中心が軸受中心と一致しているため、内輪、玉、保持器の軸は軸受中心の周りを自由に回転でき調心性があります。 - 円筒ころ軸受
負荷能力が高く、主にラジアル荷重を負荷できます。ころと軌道輪のつばとの摩擦が小さいので高速回転に適しています。 - 針状ころ軸受
大きなラジアル荷重が負荷でき、 針状ころの本数も多いことから剛性も高く、揺動運動に適しています。 - 円すいころ軸受
ラジアル荷重と一方向アキシアル荷重を負荷することができます。ラジアル荷重を受けるとアキシアル方向の分力が生じるため、通常2個の軸受を対応させて使用する必要があります。 - 自動調心ころ軸受
軸の傾きなどに対応する調心性があります。負荷能力が高いので、振動、衝撃荷重を受ける用途に適しています。 - 複合形ころ軸受
ラジアル荷重とアキシアル荷重を同時に受けることができるため、ラジアル軸受とスラスト軸受を別々に用いるのに比較して省スペースで,コンパクトな設計ができます - ベアリング(軸受)ユニット
ユニット用玉軸受とそのハウジングをユニット化したものです。軸受周りの設計が不要となり、取付けも容易なため、取付け・保守の面でも効率化ができます。 - ベアリング用ナット・座金
ベアリング用のナット・座金です。 - ベアリングホルダ
ベアリングを固定するためのホルダです。 - その他ベアリング関連部品
ベアリング用の止め輪やシールなどのベアリング関連商品です。
各社のベアリング商品
- NTNのベアリング一覧
- NSKのベアリング一覧
- NSKマイクロプレシジョンのベアリング一覧
- 北日本精機(EZO)のベアリング一覧
- トックベアリングのベアリング一覧
- 日本ピローブロックのベアリング一覧
- ミスミのベアリング一覧
ベアリングに関する技術情報
ベアリングに関する商品情報
ベアリングに関する技術講座
- ベアリングの固定法−1
ベアリング(ころがり軸受)の固定方法について説明します。 - ベアリングの固定法−2
2個のT型ベアリングホルダに、両端にカムフォロアを取り付けたリンクを固定する構造を事例に、軸受のアキシャル方向の固定法を解説します。 - ベアリングの固定法−3
ベアリング固定部品を用いた事例を解説します。 - ベアリングに関するすべての技術講座を検索