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製造現場のためのリニアガイド総合情報

使用方法 / 取り付け

事前確認

レールおよびブロックの基準面

ミスミのリニアガイドは、レールおよびブロックの双方に基準面(直線溝が入っている側)を設けております(下図参照)。リニアガイドを取り付ける際は、この基準面をテーブルおよびベース取付基準面に正しく合わせて固定してください。
他社製品においても基準面を示すマーク等が付けられておりますので、確認の上取り付けを行ってください。

ミニチュアリニアガイド 中重リニアガイド
既存部品・エコノミーシリーズ部品共通 既存部品 既存部品(樹脂リテーナ付) エコノミーシリーズ部品
ミニチュアリニアガイド 既存部品・エコノミーシリーズ部品共通 中重リニアガイド 既存部品 中重リニアガイド 既存部品(樹脂リテーナ付) 中重リニアガイド エコノミーシリーズ部品

ブロックの取り付け面の平面度

ブロックの取り付け面の平面度によっては、ブロックが変形することがあります。ブロックの変形によりすきまが生じ、規定の予圧が得られずガタつきが発生する、または過剰な予圧が掛かり摺動不良を起こす場合があります。そのため取り付け面の平面度は、5ミクロン程度を確保いただくことを推奨いたします。

ブロックの取付面の平面度

取付誤差許容値

ミスミのリニアガイド取り付け時は、2本のレールのズレを下表の数値に収まるように取り付けてください。通常の使用方法において、寿命に影響をおよぼさない値を取付誤差許容値としております。他社製品においても各社ごとの許容値が設定されていますので、確認の上取り付けを行ってください。

■平行度誤差許容差

平行度誤差許容差

■高さ誤差許容差

高さ誤差許容差

■取付誤差許容差

タイプ ラジアルすきま 2軸の平行度誤差許容値(P) 2軸の高さ誤差許容値(S)
既存部品 中・重荷重タイプ 軽予圧/普通すきま 20μm以下 330μm以下/500mm
エコノミーシリーズ部品 H24 H28 H30 普通すきま 25μm以下 130μm以下/500mm
H33 H36 H40 30μm以下 130μm以下/500mm
H42 H45 40μm以下 170μm以下/500mm
ミニチュアタイプ
(既存部品・エコノミーシリーズ部品共通)
軽予圧 6μm以下 15μm以下/200mm
微すきま 10μm以下 30μm以下/200mm

ベース取り付け面に基準面がある場合

  • ①リニアガイドの機械取付面のバリ、汚れなどを組み付け前に取り除いてください。
  • ②レールをベース取り付け面に静かにのせ、レールをベース基準面に突き当てながら仮締めします。
  • ③衝撃や振動、高荷重がかかる場合、または高精度を要求する場合は、図1~3の固定方法を推奨いたします。
  • ④取り付けボルトをトルクレンチで規定トルクまで締め付けます。(規定トルクは表1参照)

図1:押し板による固定図1:押し板による固定

図2:テーパーギブによる固定図2:テーパーギブによる固定

図3:押しねじによる固定図3:押しねじによる固定

ベース取り付け面に基準面がない場合

ストレートゲージによる方法

  • ①レールをベース取り付け面に静かにのせ、取り付けボルトを仮締めします。
  • ②仮締めしたレールにほぼ並行にストレートエッジを配置します。
  • ③ストレートエッジを基準に図4のように軸端からダイヤルゲージでレールとの平行度を測定しながら、レール位置を微調整し、取り付けボルトを順次増し締めします。
  • ④取り付けボルトをトルクレンチで規定トルクまで締め付けます。
  • ⑤従動側レールを取り付ける場合は、基準側レールと同様にストレートエッジを基準とする方法と、図5のように先に取付けた基準側レールを 基準とする方法があります。いずれの方法もダイヤルゲージで平行度を測定しながら固定してください。

図4:ストレートエッジによる方法図4:ストレートエッジによる方法

図5:従動側レールの固定方法図5:従動側レールの固定方法

表1:ボルトの締め付けトルク(SCM材の場合)

タイプ ねじの呼び 推奨トルク
(N・m)
中・重荷重タイプ M3 2.0
M5 8.8
M6 12.7
M8 29.4
ミニチュアタイプ M2 0.4
M2.5 0.6
M3 1.0
M4 2.5

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