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旭電器工業株式会社

MISUMI floow導入によって資材発注のコストが最適化
在庫管理や発注業務に要する時間は50%削減

企業プロフィール

旭電器工業株式会社
・社名
旭電器工業株式会社
・創業
1949年
・業種
精密部品
・事業内容
パナソニック系列の配線器具・制御機器メーカーとして、配線器具や制御機器、情報通信機器、防災機器などの設計・開発から製造までを一貫して行う
・従業員数
641人
・会社HP

1949年の創業以来、パナソニックの関連会社として住宅用配線器具や車載関連部品を設計から一貫して製造する旭電器工業株式会社。配線器具、情報通信機器、防災機器、制御機器の設計開発から製造までを一貫して行っており、同社の志摩工場では、パナソニック創業者である松下幸之助氏が開発した「国民ソケット」という商品の製造を継続しているなど、パナソニックグループとは長期にわたるパートナーシップのもと、事業を行っている。
 
同工場では、発注から日々の入出庫管理にいたる業務量が多く、業務負荷軽減に課題を抱えていた。
 
そこで同社が導入したのが、製造業の工場における間接材調達の自動化を支援する、ミスミのMISUMI floowである。
 
同社がMISUMI floow導入によって、どのようにして業務課題を解決したか、志摩工場 取締役 工場長の吉田さま、同工場 部品製造課成型Gの堀畑さま、管理課の大木さまに導入の経緯と効果について話を聞いた。

<導入前の課題>

資材の過不足が発生することが多く、納品の際の仕分けにも時間を要していた

旭電器工業株式会社の志摩工場では、主力の住宅用配線器具、スイッチ・コンセントを中心に量産を行っており、中でも化粧プレートについては、24時間体制で月産400万枚の生産を行っている。

吉田さま:

生産活動の中で、各種資材の発注から日々の入出庫管理についての業務が非常に多く、担当の庶務の方の負担が大きくなっていることが課題でした。

堀畑さま:

私は工場の現場担当者ですが、資材倉庫が生産現場から離れた場所にあり、資材が納品されるたびに毎回そこまで受け取りに行き資材補充を行う必要がありました。部材の発注量や種類は非常に多く、資材の開梱・仕分け作業にも時間がかかっていました。
 
また、梱包材の廃棄場所も生産場所から離れた場所にあるため、受け取り後の梱包材の破棄でも大きな手間が発生していました。
 
そして、弊社では、資材発注の権限を与えられている人が限られているため、発注担当者が不在のときは資材の手配がかけられないという問題がありました。

大木さま:

私は事務担当者ですが、ミスミの自販機導入前は、ひと月分の使用量を予測して必要な資材を発注していました。そのため資材の過不足が発生することが多く、非常に困っていました。
 
また、手袋などの資材については、使用量の管理が行えておらず、誰が、どのくらい使用しているのかが不明でした。そのため、多めに発注して「お好きにお使いください」という状態だったので、広い保管スペースと定期的な保管場所への在庫補充が必要でした。

旭電器工業株式会社 志摩工場 取締役 工場長 吉田 大 さま

旭電器工業株式会社 志摩工場 取締役 工場長 吉田 大 さま

<導入の決め手>

「資材発注から日々の入出庫管理」に至る業務負荷軽減に貢献できると判断

こうした状況下で、ミスミから提案を受けたのがMISUMI floowだ。これは、工場内に自動販売機を設置し、高頻度品は自販機に置いてタイムラグなく提供、中頻度品は定期便で配送、都度調達品はマザー倉庫から20万点以上を当日出荷可能なサービスで、導入先企業の購入頻度に応じて調達可能なサービスになっている。

吉田さま:

今回ミスミから提案をいただいたMISUMI floowは、工場内に自販機を設置し、商品の在庫管理までミスミにお任せできるということで、当社の課題解決に非常に大きな効果が出ると判断して導入に至りました。

<導入効果>

在庫補充管理業務が不要になり、過剰発注を抑えて資材発注のコストが最適化

MISUMI floow導入後は、導入前に抱えていた「資材の発注の過不足の発生」「資材納品の際の資材の開梱・仕分け作業や運搬ロス」などの課題が解消されたようだ。

堀畑さま:

ミスミのMISUMI floow導入後は、ミスミが自販機に資材を補充して梱包材も持って帰ってくれるので、運搬ロスの削減と梱包材処理時間が削減されました。
 
また、これまでは、発注担当者が不在のときは資材の手配がかけられない問題がありましたが、MISUMI floow導入後は、発注の作業が不要となったので、発注担当者が不在でも「必要な資材が手に入らない」ことがなくなり、現場の作業が停止することがなくなりました。

大木さま:

MISUMI floow導入前は、資材の過不足が発生することが多く、非常に困っていました。しかし、MISUMI floow導入後は、ミスミがリアルタイムに在庫量を管理しながら現場で必要な資材を補充してくれるようになったので、資材が不足することがなくなりました。現場に散在していた在庫も集約できたので、資材の保管スペースの削減にもつながりました。
 
また、現場の作業員は必要なものを、必要なときに、必要な数量だけ取り出せるので資材の過剰発注が削減され、資材発注のコストが最適化されました。
 
そして、自販機導入前はひと月分の使用量を把握するための週に1度の在庫チェックをする必要がありましたが、MISUMI floow導入により資材の使用数のチェックをしなくてよくなったので、在庫管理の業務が不要になりました。定期的に行っていた在庫補充の作業もミスミが担当してくれるようになったことで、業務の効率化が実現されました。

旭電器工業株式会社 志摩工場 部品製造課成型G 堀畑 のりこ さま

旭電器工業株式会社 志摩工場 部品製造課成型G 堀畑 のりこ さま

<社内の反応>

在庫管理や発注業務の時間が50%削減し、検査業務の効率が20%向上

旭電器工業株式会社 志摩工場 管理課 大木 華倫 さま

旭電器工業株式会社 志摩工場 管理課 大木 華倫 さま

MISUMI floow導入により、削減された時間をどのように活用されているかを聞いたところ「業務効率が高まった」「削減された時間を有効活用」といった声が聞かれた。

堀畑さま:

私は資材の在庫管理・受発注業務のほかに、部品の検査業務を担当しています。MISUMI floowを導入したことで、在庫切れの発生がなくなったので、検査業務に集中できるようになりました。これにより、検査業務に充てられる時間が増えたことで検査業務の効率が20%向上しました。

大木さま:

私は物品の受発注や管理以外にも、人事業務やお客様の電話対応などの業務も担当しています。MISUMI floow導入前は、在庫管理や発注業務に多くの時間がとられていましたが、自販機を導入してからは在庫管理や発注業務の時間が50%削減されたため、人事業務や電話対応に割く時間を増やすことができました。

吉田さま:

現場の担当者の評価も非常に高く、業務効率化は生産性向上にもつながっているため、今後も志摩工場ではミスミのMISUMI floow積極的に利用するとともに、さらに拡大していきたいと考えております。

<インタビュー協力>

旭電器工業株式会社
志摩工場 取締役 工場長
吉田 大 さま

旭電器工業株式会社
志摩工場 部品製造課成型G
堀畑 のりこ さま

旭電器工業株式会社
志摩工場 管理課
大木 華倫 さま

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