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オーエスジー切削工具特集

超硬エンドミルに関するよくある質問

  • Qロング刃の工具で連続加工をすると、切りくずが堆積して除去できません。対策できる工具はありますか?

    A
    超硬防振型エンドミルAE-VMシリーズロング型AE-VML(チップブレーカ付きタイプ)を推奨いたします。
    切れ刃内にチップブレーカを設けることによって、切りくずを細かく分断することが可能です。切りくずが細かくなることでエアーや切削油での除去が容易になります。
  • Q高硬度鋼を加工するにはどのエンドミルがおすすめですか?

    A
    高硬度鋼用超硬ボールエンドミルAE-Hシリーズがおすすめです。
    高硬度鋼加工に最適化された超耐熱性・高じん性のDUROREYコーティングを採用しています。
    金型加工をはじめ、高硬度材料の加工を高い精度を求められるお客さまにおすすめのシリーズです。
  • Q高硬度鋼を超硬ボールエンドミルで荒加工・中荒加工を行う際に、条件が上げられず、中心部のチッピングで困っています。対策できる工具はありますか?

    A
    高硬度鋼用超硬ボールエンドミルAE-Hシリーズの高能率型4刃AE-BM-Hをご検討ください。
    強いスパイラルカーブで切削抵抗を低減し、不等分割刃の効果で高能率で安定した加工を実現します。
    また、中心部を2刃にすることで、チップポケットを確保し切りくず詰まりを抑制します。
  • Q高硬度鋼を超硬ボールエンドミルで仕上げ加工を行う際に、加工面と長寿命を両立できる工具はありますか?

    A
    高硬度鋼用超硬ボールエンドミルAE-Hシリーズの高精度仕上げ用2刃AE-BD-Hをご検討ください。
    高硬度加工に最適なDUROREYコーティングを採用し長寿命かつ平滑化処理をすることで加工面精度の向上を実現します。
    ロングネックタイプ(AE-LNBD-H)もご用意しています。
  • Q高硬度鋼用エンドミルに施されているDUROREYコーティングの特長は?

    A
    「新被膜DUROREY(デューロレイ)」は、SiC含有の超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造により高い耐熱性と耐摩耗性に加え、優れたじん性をもち、高硬度加工時における高温高負荷という過酷な状況下でも、工具の長寿命を実現します。
    コーティング表面に平滑化処理を施していることにより、コーティング特有の表面の硬質な凹凸をおさえ、加工面精度を向上します。
  • Q非鉄金属加工にはどの超硬エンドミルがおすすめですか?

    A
    非鉄用DLC超硬エンドミルAE-Nシリーズがおすすめです。 溶着防止に効果の高いDLCコーティングと工具の剛性と切りくず排出性の両立した超硬エンドミルです。
    スタンダードタイプ(ショート形AE-TS-N、ロング形AE-TL-N)、高機能タイプ(ショート形AE-VTS-N)の2タイプございます。
  • Q非鉄用DLC超硬エンドミルAE-Nシリーズのスタンダードタイプと高機能タイプの違いは何ですか?

    A
    スタンダードタイプは薄膜タイプのDLC-SUPER HARDコーティングにより高速加工下でも高い耐溶着性と良好な切れ味を実現し、優れた加工面品位を実現します。
    高機能タイプは厚膜タイプのDLC-IGUSSコーティングを採用し、不等リード・不等分割仕様で高速加工下でも高い耐溶着性と、耐久性を兼ね備えています。
    また、不等リード・不等分割の採用でびびり抑制効果による安定加工、さらい刃仕様により、高能率で高い加工面品位を実現します。

超硬ドリルに関するよくある質問

  • Q超硬で内部給油ではなく外部給油で使用できる、汎用的なドリルはないですか?

    A
    AD-2D、AD-4Dがございます。特長は以下の通りです。
    ・最新のEgiAs(イージアス)コーティング採用を採用しており、高い切削条件で過酷な状況下でも長寿命が得られます。
    ・切りくずを細かく分断するウェーブ刃形、切りくず排出性を向上させるワイド溝を採用しており切りくず排出性に優れています。
    また、EgiAsコーティングのドリルは、溝部平滑処理を施して高排出性が期待できます。
    小型機械、高性能M/Cから自動盤、旋盤までさまざまな加工機に対応する低抵抗仕様の汎用超硬ドリルです。
  • Qドリルの仕様は、長さが違うだけで一緒ではないのですか?加工深さに合わせた良いドリルはありますか?

    A
    超硬2枚刃ドリルADOシリーズがサイズのラインナップ豊富にご用意がございます。
    穴深さがドリル径の3倍から50倍までと、加工深さが変われば状況も変わります。
    状況が変われば、求められるドリルの性能も変わってきます。
    ・切りくず排出性
    ・ふれにくくする為の剛性
    ・まっすぐな穴をあけるための直進性
    それらを満たすための仕様の組み合わせも非常に重要です。
    ADOシリーズは加工深さに合わせた最適仕様となっており、高能率と安定加工が魅力です。
    また、最新のEgiAs(イージアス)コーティングを採用しており高能率で過酷な状況下でも長寿命であることも特徴の1つです。
    ADOシリーズとは別に、ステンレス・チタン合金用(ADO-SUS)や、フラットドリル(ADF・ADFO)、小径用(ADO-MICRO)、3枚刃(ADO-TRS)のシリーズもございます。
    加工内容などにより、合わせてご検討ください。
  • Qステンレス・チタン合金が高能率で加工できるおすすめの超硬ドリルはありますか?

    A
    ADO-SUSシリーズがございます。
    ADO‐SUSシリーズは、超硬油穴付きのステンレス・チタン合金用ドリルです。
    ステンレス・チタン合金で問題になりやすい以下の特徴に対応したドリルとなっております。

    <課題>
    ・加工硬化しやすい
    ・切りくずが伸びやすい
    ・切削温度が高くなり、工具寿命が短い
    ・溶着しやすい

    <ADO‐SUSの特性>
    ・切れ味重視の刃先形状
    ・切りくずを細かく分断する新型溝形状
    ・穴とドリルの摩擦による熱を低減する特殊マージン形状
    ・吐出量増で内部給油の効果をアップさせる新型オイルホール「MEGA COOLER」採用
     ※クーラント効果UPで、耐溶着と工具寿命に効果を発揮します。
  • QADOドリルとADO-SUSドリルの使い分けはどのようにすれば良いですか?

    A
    主に、ステンレス鋼、チタン合金の加工にはADO-SUSドリルをおすすめします。
    炭素鋼・合金鋼・40HRCまでの調質鋼にはADOドリルをお使いください。
  • QADO-SUSドリルで不水溶性切削油(内部給油)は使用は可能でしょうか?

    A
    水溶性切削油に比べ冷却効果が乏しい場合、以下のようなトラブルが生じやすくなります。

    ・溶着による切れ刃の欠け
    ・切りくずサイズの増大が原因の切りくず詰りによる折損

    トラブル解消の為、下記の加工方法をおすすめ致します。

    ・切削条件表の切削速度を30%下げてご使用ください。
    ・ドリル1回転当たりの送り量をドリル径の1.5%~2%で設定ください。
    ・ドリル径の20%程のステップを入れて加工してください。ただし、この時ドリルは引き戻さず、ドゥエルによって0.1秒程送りを止める方法を行ってください。
  • QADO-SUSシリーズとEX-SUSシリーズ。どちらもステンレス用と書いてありますが、違いはなんですか?

    A
    大きな違いは、工具材質です。

    ADO-SUSドリルシリーズは超硬で内部給油仕様。
    内部給油が使用可能で、高能率加工をお求めのお客さまにおすすめです。

    EX-SUSドリルシリーズはハイス材で外部給油仕様です。
    切れ味重視の刃先で、12~15m/min前後の切削速度でも、安定加工が行えます。
    超硬ドリルの切削条件より低めの回転数で使いたいお客さまにおすすめです。
  • QADO-SUSの加工ではステップ加工をしたほうが良いですか?

    A
    ADO-SUSシリーズにおいてSUSを加工する場合は、基本的にノンステップを推奨いたします。
    ステップ加工によって穴の内側をこする機会が増え、加工硬化が生じる為です。
    ステップによる刃部への負担が寿命低下を引き起こします。
    切りくずが分断しにくく、切りくず排出しにくい場合は、ドリル径の1倍程度のステップ(ピックフィード)で様子を見てください。
    インコネル718をはじめとする耐熱合金に関しては、3Dを超える場合は状況に応じてステップ加工を行ってください。
  • Q高能率で傾斜面や曲面にも使えるおすすめのドリルはありますか?

    A
    超硬フラットドリル ADF・ADFOシリーズがございます。
    ADFシリーズは、先端フラット形状の汎用超硬ドリルです。
    幅広い被削材に対応し、座ぐり穴をはじめ、さまざまな加工用途でお使いいただけます。
    さまざまな用途で使う為に、剛性を必要だが、2Dを加工する為に排出性も必要、
    複数の仕様の組み合わせで、求められる仕様を高い水準で満たしたのが、このADFシリーズです。

    <ADFの特長>
    ・シンニング入組量大で、先端フラット形状でありながら低スラスト
    ・底刃中心部をR形状にすることで強度UPで欠けにくい
    ・約20°弱ねじれ仕様で工具剛性UP
    ・切りくず排出性に優れる広いチップポケットで2Dまでの加工に対応
    ・最新のEgiAs(イージアス)コーティングで高能率で過酷な状況下でも長寿命
    ・EgiAsコーティングのドリルは、溝部平滑処理を施しており排出性UP
  • Qステンレス対応で、径の3倍深さまで加工できるフラットドリルありませんか?

    A
    超硬フラットドリル ADFOシリーズがございます。
    ADFOシリーズは、先端フラット形状の超硬油穴付きドリルです。
    外部給油での使用のADFシリーズのメリットはそのままに、さらに付加価値が付いた内部給油フラットドリルです。

    <ADFOの特長>
    ・SUSでも切りくず分断!細かいカールを生み出す鋭角ギャッシュ開き角
    ・切りくず排出性に優れる広いチップポケットと内部給油で3Dまでの加工に対応
    ・高い直進性をサポートするダブルマージン
    ・約20°弱ねじれ仕様で工具剛性UP
    ・最新のEgiAs(イージアス)コーティングで高能率で過酷な状況下でも長寿命
    ・EgiAsコーティングのドリルは、溝部平滑処理を施しており排出性UP
  • Qパイプの側面穴加工での内バリ対策にADF-2D、ADFO-3Dシリーズは有効ですか?

    A
    有効です。まずは、以下の条件を目安に設定される事を推奨します。

    ・切削速度は条件表の70%
    ・送りはドリル径×1%(ドリル径×0.01)を1回転当たりの送り量(mm/rev)
  • QADF-2D、ADFO-3Dはピン角ですか?

    A
    ピン角です。
    穴底で直角形状が狙える仕様です。
    ※ADF・ADFOシリーズは側面に刃はついていない為、横引きはできません。
    横引きで直角(ピンカド)形状が必要な場合は、Aエンドミル AE-VMシリーズのライトアングルタイプ(RA)がおすすめです。
  • Q通常の穴加工でもADF-2Dを使ってもいいですか?

    A
    お使いいただけますが、メリット・デメリットがありますので状況に応じてご判断ください。
    参考までに先端角ありのドリルとの比較は以下の通りです。

    <メリット>
    先端フラット形状により、抜け際で薄くなり剛性がなくなった部分をロールオーバさせる方向に負荷がかかりにくく
    ばりの発生を小さく抑えることができます。

    <デメリット>
    先端がフラットであるがゆえに、ドリルにかかる軸方向の負荷=スラストが大きくなり、ドリルの寿命やワークへの軸方向の負荷が大きくなってしまいます。
    また、フラットドリルであるADFは断続切削に対する剛性アップを目的としてねじれ角が弱くなっております。
    そのため、通常の超硬ドリルに比べて切りくず排出性が低下します。
    ADFシリーズは、先端角よりもスラストが大きくかかるフラットに対し、特殊なシンニングによって低スラストを可能にしているものの、先端角があり、シンニング付きのドリルの方がやはり負荷も少なく、切りくず排出性も良いです。
    先端角があるドリルの方が、より高能率で、深い穴あけが可能なため、加工内容と工具の関係によってはフラットドリルの使用がもったいない場合もあります。
    オーエスジーの商品ラインナップはフラットドリルの他、先端角ありのドリルなど幅広い超硬ドリルがございますので用途に合わせてお選びください。
    ・汎用超硬ドリル ADシリーズ
    ・油穴付き超硬ドリル ADOシリーズ
    ・超ロング油穴付き超硬ドリル ADO-40D/50D
    ・SUS用超硬ドリル ADO-SUSシリーズ
    ・3枚刃油穴付き超硬ドリル ADO-TRSシリーズ
    ・高能率小径用油穴付き超硬ドリル ADO-MICROシリーズ
  • Qフラットドリル(ADFシリーズ)と座ぐり用エンドミル(ZDSシリーズ)の違いはなんですか?

    A
    ADFは工具径の2倍の深さまで加工可能。穴拡大代も安定した加工が可能です。
    ZDSは工具径の1倍の深さまで加工可能。穴底の平坦度を出しやすい仕様です。
    使い分けることでより良い加工を行うことができます。
  • QフラットドリルADFシリーズの斜面加工の切削条件の補正の目安を教えてください。

    A
    加工面傾斜角度が30°以下の斜面への加工では、切削条件基準表の送り量40~60%を目安にご使用ください。
    加工面傾斜角度が30°を超える斜面への加工では、切削条件基準表の回転速度60~80%、送り量40~60%を目安にご使用ください。