貴社について教えてください。
              
              日本サーモニクスは、高周波加熱装置の設計・製造を手がけるメーカーです。高周波誘導加熱とは、電磁誘導により金属を加熱する技術で、身近な例ではIHクッキングヒーターにも利用されています。
				  当社の装置は金属部品の焼き入れ、焼き戻し、ロー付け、塗装乾燥など幅広い用途に対応しており、特に自動車部品の熱処理工程で重要な役割を担うものです。以前はエンジン部品の加熱処理が中心でしたが、現在はEV化の進展により、モーター部品などの自動車の走行・制御に関わる構成部品への加熱処理も増加しています。
              ご担当の業務内容を教えていただけますでしょうか。
              
              小笠原さま:機械設計課で設計や部材調達、機械の組立工程の管理を担当しています。当社の設備は受注生産で、お客さまのご要望に合わせて一台ずつ設計します。設備が完成し、お客さまの元へ届くまでの全体の流れを広く対応しています。
				  
				  高橋さま:生産統括課で、案件全体の工程管理を担っています。機械設計、制御設計、電気設計と協力しながら、生産工程を円滑に進むよう努めています。課題が発生した場合には、関係する担当部門と連携して解決策を検討することが重要です。現場力と部門間のシームレスな連携が、当社の高い対応力につながっています。
				  
				  前田さま:営業部門で顧客との窓口を担当しています。顧客から新規のご相談があった場合、生産統括課と連携し、構造や費用の見積もりを作成して、ご提案しています。受注後は、納品やアフターサービスまで営業担当が窓口となり、必要に応じて技術部門と協力しながら対応しています。
              
				
				貴社の特長についてお聞かせください。
              
              前田さま:当社の強みは、高い技術力、お客さまのご要望に合わせた柔軟な対応力、そしてきめ細やかなアフターサービスです。
				  高周波加熱装置では、加熱する範囲を限定し、一部だけを加熱するなどの細かな制御が可能となります。当社にはお客さまからのさまざまなニーズに応えるため、加熱のシミュレーションや、テスト用装置にて加熱テストを行う専門部署を設けており、長年培ってきたノウハウと高い技術力を活かして、高効率・高精度な熱源設計を実現しています。こうした技術基盤をもとに、お客さまのご要望に応じたさまざまな提案が可能です。
				  また、当社では設計からアフターサービスまで一貫して自社で対応しているため、設計時の情報を引き継ぎ、装置納入後も継続的なサポートを提供しています。こうした丁寧なサービス体制も、お客さまから高く評価されています。