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Vol.11 社内外のコミュニケーション促進で若手社員が活躍(イクシス様)

株式会社イクシスの皆さま

株式会社イクシスの皆さま 左から、
渡辺 諒さま(Joint Development Team シニアエンジニア)
榊 真成さま(Recurring Products Div. Recurring Products Development Team エンジニア)
和田 真人さま(Recurring Products Div. Recurring Products Development Team エンジニア)
髙野 敏之さま(Recurring Products Div. Recurring Products Operation Team 製造サブチーム リーダー シニアエンジニア)
山崎 文敬さま(代表取締役 Co-CEO兼CTO)

※役職、所属部署は2024年9月取材当時

課題

・自動化装置にオーバースペックを求める顧客が多い傾向
・社員数が10人→100人規模へと急成長

取り組み

1.エンジニアが直接顧客と対話し課題の本質を精査
2.さまざまな部署のデスクが隣り合うオフィスで議論活性化

効果

1.必ずしも自動化にこだわらず、現実的で「かゆい所に手が届く」解決策を提案
2.先輩社員や顧客との信頼関係のもとで若手が挑戦の機会をつかみ成長

“かゆい所に手が届く”提案力、ノウハウ全開のベスト・ソリューション

はじめに、事業概要について教えていただけますでしょうか。

山崎さま:弊社は社会・産業インフラを中心に、生活の安心・安全をテクノロジーでサポートしています。
今回インタビューに参加するのは主にロボット事業を手掛けている部署のメンバーです。我々はベンチャー企業として2018年までは約10人のメンバーで活動しておりましたが、今では100人規模にまで急成長しています。「異能×異能の最強チーム」としてバリューを出せるよう、異なる優れた能力・スキルを有した人財が互いに学び合い切磋琢磨する組織を目指しています。

それぞれのご担当業務についても教えていただけますでしょうか。

髙野さま:製造チームとして、技術チームが開発した製品を量産化し、量産化した製品の貸し出しを担っているレンタルチームに引き継いでいくことが最大の役目です。製造現場における部材・部品の調達から製造をメインに担当しています。
榊さま:量産品のソフトウェア設計を行っています。ソフトウェアをメインに扱っていますが、自社製品の部品調達も我々の業務になります。
和田さま:量産品の機械設計をメインに行っており、meviyを頻繁に利用しています。機械系に限らず、電気系の設計にも携わります。学生時代から参加していたロボコンでの経験から、全工程を俯瞰して見るために専門外の分野も含め“何でもやる”というスタンスです。
渡辺さま:量産品や標準品に対して、顧客の要望に合わせ一品一様の製品を手掛けています。専門は機械設計で、機械部品の調達、加工も担当しています。

左から、髙野さま、榊さま、和田さま、渡辺さま

左から、髙野さま、榊さま、和田さま、渡辺さま

お客さまに選ばれる理由や強みはどのような点にありますか?

渡辺さま:弊社が選ばれる理由として、顧客の困りごとに対して先手を打って提案していく力、“かゆい所に手が届く”ところだと感じています。エンジニアが顧客の元へ直接足を運び、困りごとの核の部分をじっくりお聞きしながら進めていきます。
髙野さま:ロボットの開発においては、オーバースペックを求める顧客が多い傾向にあります。我々は蓄積してきた知見を基に、顧客のゴールに対し、弊社が持ち得るさまざまな手段をもって最適なソリューションを提案していくことができると思います。自動化については必ずしも全自動が良いという考え方ではなく、我々の技術をいかに社会実装できるか、現実的なソリューションとしてご要望にフィットさせていけるかが重要です。まずは人が介入しながらでも現場で利便性高く使っていただくことを目指しています。また、コストや開発期間の面でも顧客のご要望に沿ったトータルバランスを見極めて提案できるところが弊社の強みです。

床面ひび割れ検知ロボット「Floor Doctor」(手動型)
オペレーターが手動でロボットを移動させ床面を撮影。操作画面にはAR(拡張現実)を活用し誰でも簡単に操作が可能。撮影した写真はAIで画像解析。AIを活用した損傷判定により、作業者の熟練度によらず品質が一定 。

“ワイガヤ” “のびのび”、魅力的な職場環境で育まれる力

それぞれ専門分野が異なる中、コミュニケーションや横のつながりはありますか?

和田さま:弊社ではさまざまな部署のデスクが隣り合っていて、お互いのパソコンを見せ合いながら議論が生まれるのが日常の光景です。
山崎さま:一気に成長した会社ということもあり、活発なコミュニケーションや信頼関係が一番重要だと考えています。機械系の“モノ“を多く扱っているという点からも、可能な限り出社して、全領域の担当者が一か所に集まって仕事をするのがこだわりです。創業当初からの文化で、隣のチームの雑談が聞こえる、”ワイガヤ“の環境を大事にしています。

山崎さま

山崎さま

社会全体で製造現場の後継者不足が課題となる中、若手エンジニアとして御社の職場環境にどのような魅力を感じていらっしゃいますか?

髙野さま:私は会社の黎明期からともに歩んできましたが、学生のころから漠然とものづくりに携わりたいという想いがあり、精鋭が集結した高い技術力に当時から魅力を感じていました。各エンジニアが一貫してひとつのものを作り上げていくというところにやりがいを感じて続けてきました。
榊さま:さまざまな分野の専門家、経験豊富な先輩方にすぐに相談できる、話しかけられる環境が大きな刺激になっています。自身の成長を感じながら充実した日々を送ることができています。
渡辺さま:各エンジニアの裁量が大きく、ベンチャー企業ならではの特徴が残っているところが魅力です。
和田さま:私も同様に、のびのびと働けるところですね。先輩のもとで、「失敗を恐れない環境を作ってもらえている、自らの力で失敗を乗り越えるため見守ってもらえている」という感覚が、成長を実感できる土壌だと思っています。
山崎さま:若手の挑戦心は大切にしながらも、気持ちだけでは解決できない多くのことを現場から学び、失敗を繰り返し成長してほしいと思っています。そうやって具現化していったものが会社の資産です。顧客との信頼関係が築けていれば、多少の失敗は許容して乗り越え方を一緒に考えてくださいます。顧客も巻き込んで社会課題を解決していく。それがカギだと考えています。
失敗しても、ミスミの確実短納期を活用すればすぐにリカバリーできますしね!

渡辺さま

渡辺さま

髙野さま

髙野さま

榊さま

榊さま

和田さま

和田さま

ミスミのさらなる戦略で、「ものづくり=ミスミサービス内で完結」の世界を!

ミスミのご利用状況、使い勝手はいかがでしょうか?

髙野さま:学生のころからものづくりやロボコンに取り組んでおり、ミスミの「学生ものづくり支援」を利用していました。そのため、ものづくりを始める第一歩としてミスミのECサイトを覗いてみるという習慣が根付いています。幅広い商品が手に入り、meviyなどのサービスを複合的に利用できる点が大変便利です。
渡辺さま:ECサイトは複数のメーカー品を一か所で比較できる点で便利ですし、具体的な部品が定まっていない場合も探しやすいと感じています。またmeviyで一品一様の部品が作れる今、ミスミのサービス内ですべてを完結できるという状況に近づきつつあるのかなと思います。

ミスミへのご要望を教えてください。

髙野さま:複数の注文内容がひとつの納品書にまとめられてしまうので、社内で注文品の捜索が大変なことがあります。納品書を回覧しながら各自が発注したものをピックアップしますが、その過程で行方がわからなくなる部品が出てきたり、複数人が同じ部品を発注していると混乱が生じたり、小さなことではありますが、結果として時間のムダは大きいと感じています。
渡辺さま:紙カタログを活用していたころは、商品情報と技術情報が必ずセットで記載されていて、非常に便利でした。初めてミスミに触れる人にとっては現在のECサイトでは商品の選定が難しい部分もあり、エンジニア教育の観点からも技術情報の充足を期待しています。
和田さま:ECサイト上で、在庫の有無などによる注文可否が真っ先にわかるようにしてほしいです。選定の最後の最後で注文停止中の表示が出てきて、他社に流れるきっかけになっていますね。

また、意外な商品を提案してくれるAIならではの機能が搭載されるととても嬉しいです。自分の選択肢にはなかった特殊な部品、見たこともない商品などを提案してもらえたら、ものづくりの醍醐味であるワクワク感が生まれると思います!

今後解決していきたい課題は何でしょうか?

髙野さま:創業当初は受託開発がメインだったため、量産のマネジメントに不慣れな部分があります。安定して共有される部材・部品調達や、迅速で正確な製造プロセスの構築など、ノウハウが社内に足りていないところがあるので、効率的な量産化はまさに自部署の課題です。
和田さま:会社が大きくなるにつれ現場に足を運ぶ機会が減ってしまい、現場感覚がどんどん薄れていると感じています。我々は現場第一主義、エンジニアは自分の作ったものに責任を持って顧客に届けるのが基本の理念ですが、業務のバランスを取るのが難しくなっていて、現場で多くを学んできた身としては、何とかできないかと模索しています。
山崎さま:そうですね。現場とのつながりは我々の強みの一つなので、彼らに会社のいい文化を引き継いでいってもらいたいと思います。

始終温かくなごやかな雰囲気からは、信頼関係の深さがうかがえる

始終温かくなごやかな雰囲気からは、信頼関係の深さがうかがえる

■お客さま情報

社名
株式会社イクシス
代表者
山崎 文敬 / 代表取締役Co-CEO兼CTO (共同経営者)
狩野 高志 / 代表取締役Co-CEO(共同経営者)
設立
1998年6月2日
変遷
2018年 現社名に変更し第二創業期を迎える
従業員数
102名(2024年9月時点)
事業内容
社会・産業インフラ向けロボットソリューション
AI・XR・3Dデータソリューション
Webサイト
https://www.ixs.co.jp/

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