ミスミのご利用状況、使い勝手はいかがでしょうか?
髙野さま:学生のころからものづくりやロボコンに取り組んでおり、ミスミの「学生ものづくり支援」を利用していました。そのため、ものづくりを始める第一歩としてミスミのECサイトを覗いてみるという習慣が根付いています。幅広い商品が手に入り、meviyなどのサービスを複合的に利用できる点が大変便利です。
渡辺さま:ECサイトは複数のメーカー品を一か所で比較できる点で便利ですし、具体的な部品が定まっていない場合も探しやすいと感じています。またmeviyで一品一様の部品が作れる今、ミスミのサービス内ですべてを完結できるという状況に近づきつつあるのかなと思います。
ミスミへのご要望を教えてください。
髙野さま:複数の注文内容がひとつの納品書にまとめられてしまうので、社内で注文品の捜索が大変なことがあります。納品書を回覧しながら各自が発注したものをピックアップしますが、その過程で行方がわからなくなる部品が出てきたり、複数人が同じ部品を発注していると混乱が生じたり、小さなことではありますが、結果として時間のムダは大きいと感じています。
渡辺さま:紙カタログを活用していたころは、商品情報と技術情報が必ずセットで記載されていて、非常に便利でした。初めてミスミに触れる人にとっては現在のECサイトでは商品の選定が難しい部分もあり、エンジニア教育の観点からも技術情報の充足を期待しています。
和田さま:ECサイト上で、在庫の有無などによる注文可否が真っ先にわかるようにしてほしいです。選定の最後の最後で注文停止中の表示が出てきて、他社に流れるきっかけになっていますね。
また、意外な商品を提案してくれるAIならではの機能が搭載されるととても嬉しいです。自分の選択肢にはなかった特殊な部品、見たこともない商品などを提案してもらえたら、ものづくりの醍醐味であるワクワク感が生まれると思います!
今後解決していきたい課題は何でしょうか?
髙野さま:創業当初は受託開発がメインだったため、量産のマネジメントに不慣れな部分があります。安定して共有される部材・部品調達や、迅速で正確な製造プロセスの構築など、ノウハウが社内に足りていないところがあるので、効率的な量産化はまさに自部署の課題です。
和田さま:会社が大きくなるにつれ現場に足を運ぶ機会が減ってしまい、現場感覚がどんどん薄れていると感じています。我々は現場第一主義、エンジニアは自分の作ったものに責任を持って顧客に届けるのが基本の理念ですが、業務のバランスを取るのが難しくなっていて、現場で多くを学んできた身としては、何とかできないかと模索しています。
山崎さま:そうですね。現場とのつながりは我々の強みの一つなので、彼らに会社のいい文化を引き継いでいってもらいたいと思います。
始終温かくなごやかな雰囲気からは、信頼関係の深さがうかがえる