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タイミングプーリ総合情報

現場での使用実例ご紹介

第2回 協和化工 株式会社 (プラスチック加工業) 大阪府堺市

ミスミでご購入いただいている商品

協和化工 株式会社は大阪府堺市でプラスチック加工の製品および部品を、試作から開発まで、少量から量産品まで扱われている企業です。
多彩な加工方法でさまざまな顧客のニーズに対応しているのが特長です。

今回は、同社で作業性改善の治具や装置を設計されている製造部 生産技術課 改善技術担当 高橋 考次 係長にお話を伺いました。

外観
外観
高橋様
川口社長

塩ビパイプを切断する帯鋸盤に取り付けられているパイプ端末を円弧状に切断するための治具にミスミのタイミングプーリHTPA18S3M060-K-P8
HTPA28S3M060-A-P10、タイミングベルトHTUN681S3M-60を採用いただいています。

治具レイアウトの都合で駆動伝達部品に割けるスペースが狭く、ミスミの豊富な規格寸法の中から、駆動部をコンパクトにできる小径のタイミングプーリ、
幅狭のタイミングベルトを使われています。

加工物を円弧状に切断するために仮に3次元加工機を導入したら数百万円かかるところを創意工夫により二十数万円で実現されています。

治具は加工物を自動で送り、切断が終わったら自動で加工物が止まるので、作業員が機械を見張っている必要がありません。

加工手順も分かりやすくシンプルに考慮されており、加工物をワンタッチでセットしてスイッチを押すだけなので、だれがやっても均一に綺麗に仕上がります。

いろいろと改善案を出しても採用されないこともあり苦労されているそうですが、今回ご紹介したような「ホームラン級」の事例をかたちにできたときにやりがい
を感じるとのことです。

高橋様はいかに設計工数や費用をかけずにレベルの高い治具を生み出すかを心がけられており、アイディアのヒントとなる設計実例が豊富に詰まった
「inCAD Library」*1 も便利にご利用いただいております。

お時間をいただきありがとうございました。

*1 inCAD Libraryをご利用いただいております。詳しくはこちらから

治具右側 (黒い盤の下にプーリ、ベルトあり)
治具右側 (黒い盤の下にプーリ、ベルトあり)
治具正面
治具正面
治具裏側 (画像中央が駆動側プーリ)
治具裏側 (画像中央が駆動側プーリ)

協和化工 株式会社からのメッセージ

プラスチック製品も、曲げ・溶接・切削・成形などあらゆる加工ができることをご存知でしょうか。既製のパイプや板を、安価な木型や塩ビ型などを用いて成型することで、高価な金型を使用した成形品では出来ないコスト削減が可能です。
弊社では、21,000種類もの製品に対応し、製品も部品も、開発段階から試作品の原案、少量から量産品まで対応させていただいております。
協和化工はプラスチックでの加工技術をもって、「お客様の応援団」として、お客様のものづくりに関するお悩みを一緒に考えさせていただきます。