選定サポート情報 / 選定時の注意
シャフトのたわみ量
水平方向の案内で使用する場合、リニアブッシュを含む可動部は両端支持構造のシャフト上を運動することになります。
そのため、大荷重の場合、シャフトのたわみが問題となる場合があります。
以下の式にてたわみ量を算出し、問題のないことを確認の上ご使用ください。
- a:支持端から荷重点までの距離
- b:aと反対方向の支持端から荷重点までの距離
- L:シャフトの支持間距離
- E:ヤング率
- I:シャフトの断面二次モーメント
- I=π・d4/64≒0.05d4
- d:シャフトの半径
a=b=L/2の時は、δ=W・L3/0.96・E・d4
となることからシャフトのたわみ量を少なくするには、シャフト径を太くする(4乗で効く)、シャフト支持間距離を短くする(3乗で効く)設計をすることです。
防塵
リニアブッシュにごみや異物が流入すると、異常摩耗や早期寿命の原因となります。ごみや異物の流入が考えられる場合は、以下のような対策をご検討ください。
- リニアブッシュの端面にフェルトシールを付ける
- シャフトにジャバラや保護カバーを付ける
モーメント荷重
リニアブッシュはボール転動面全長にわたり均等な荷重を受けるようご使用ください。
モーメント荷重が作用する場合には、ショート・シングルタイプ単体でのご使用は適しておりませんので、ダブルタイプまたは複数個の使用をご検討ください。
複数個使用の際は、各リニアブッシュの取付間距離をできるだけ大きくとるようにしてください。
高温環境
サイドリング(シール)や保持器(リテーナ)に樹脂やゴムを使用しているものは、一般的に80度程度が使用温度の上限とされています。
使用温度がそれ以上となる場合は、サイドリング(シール)や保持器(リテーナ)、グリスなどの耐熱性を考慮の上選定ください。なお、詳細は、各メーカーへお問い合わせください。
クリーン環境
SUS等の錆びにくい材質のものを選定し、潤滑には低発塵グリスを使用すること等を検討ください。
静音性
一般的に、保持器(リテーナ)材質は、金属製よりも樹脂製のものの方が静音性に優れます。