製造現場のためのカップリング選定情報
用語集
あ行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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エンドプレイ (軸方向変位) |
仕様 | 各軸の軸方向の変位量(図3)温度上昇時の膨張やモーター加減速時に発生します。 | |
温度補正係数 | 設計パラメータ | 使用中の温度に対しての許容トルクの補正値です。 樹脂スペーサを使用したオルダム形やジョー形のカップリングは、使用温度により許容トルクが変動します。カップリング選定時、許容トルクに右表の温度補正係数を掛けた値でカップリングの選定を行ってください。 |
か行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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慣性モーメント | 仕様 | カップリングの回転慣性の大きさで、この値が大きいほど回転慣性が大きくなります。 言い換えると、回転運動の変化を起こさせにくい(回転させにくく、回転を止めにくい)ことになります。 |
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許容トルク (常用トルク) |
仕様 | カップリングが連続的に伝達できるトルクです。 使用する負荷トルクに補正係数を掛けた値が、カップリングの許容トルク以下となるように選定してください。 サーボモーター用のカップリングでは型式ごとに推奨の補正係数を設定しています。 |
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クランプボルト | 取り付け | クランピングタイプのカップリングに付属するねじをクランプボルトと呼びます。 これをトルクレンチを用いて締め付けることにより、カップリングがシャフトを固定する(掴む)構造となっています。 |
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減衰比 | 仕様 | 振動振幅の減衰特性を表すパラメータです。 | - |
さ行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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最高回転数 | 仕様 | 使用可能な最大の回転数です。 動バランスを考慮していないため、高速回転での使用時はバランス取りが必要となる場合があります。 |
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最大トルク | 仕様 | カップリングが瞬間的に伝達可能なトルクです。 | - |
軸スリップトルク | 仕様 | 負荷トルクがカップリングの許容トルクより下回っている場合においても、セットスクリューやクランプボルトなどによる締め付けが弱く、シャフト-カップリング間で滑ってしまう場合があります。 これを軸スリップトルクと言います。 |
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軸方向変位 | 仕様 | エンドプレイをご覧ください。 | - |
締め付けトルク | 取り付けパラメータ | 軸にカップリングを締結する際のボルトの締め付けトルクです。 トルクレンチを使用し、所定のトルクで締結してください。 |
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使用可能温度 | 仕様 | カップリングが使用可能な温度です。 | - |
常用トルク | 仕様 | 許容トルクをご覧ください。 | - |
芯出し | 取り付け | カップリングを取り付ける際に2つのシャフトの中心位置を合わせることです。 | - |
スラスト反力 | 使用時の現象 | カップリングを軸方向に圧縮させたときに発生する力です。 スラスト反力が小さいほどモーターなどに作用する力が小さくなります。 |
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スリップトルク | 仕様 | 締結した軸とカップリングが空回りし、すべり出してしまうトルクです。 軸スリップトルクが許容トルク以下の場合は使用する負荷トルクがカップリングの軸スリップトルク以下となるように選定してください。 |
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静的ねじりばね定数 (ねじり剛性) |
仕様 | カップリングを回転方向に単位角度ねじるのに必要な力のことです。 カップリングにトルクをかけた時に入力軸と出力軸の回転方向の位相差を意味します。 カタログ値はカップリング全体のねじり剛性を示しています。 この値が大きいほど応答性が高く、高精度な回転制御が可能となりモーターなどの動きを正確に伝えることができます。 特にサーボモーターを使用した装置の場合、ねじり剛性が低いと共振の原因となる場合があるため、サーボモーターにはねじりばね定数の高いカップリングを選定してください。 |
た行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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電気絶縁性 | 仕様 | カップリングの両ハブ間の電気に対する絶縁性です。 | - |
等速性 | 使用時の現象 | カップリングの1回転中の速度ムラです。 一般的にミスアライメントが大きくなると等速性が低下します。 |
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な行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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ねじり剛性 | 仕様 | 静的ねじりばね定数をご覧ください。 | - |
は行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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バックラッシ | 仕様 | カップリングの各部分における回転方向に対するガタつきです。 サーボモーター使用時の高精度の位置決めや正転・逆転がある用途ではバックラッシゼロのディスク形やスリット形を検討してください。 これを考慮しないと、位置決め精度の低下につながります。 |
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負荷トルク | 設計パラメータ | 負荷トルクはカップリングに掛かる実際のトルク値であり、モーター最大瞬間トルクと考えると安全です。 | - |
偏角 | 仕様 | 連結する2軸の角度誤差です。 | |
偏心 | 仕様 | 連結する2軸の平行誤差です。 | |
偏心反力 | 取り付けパラメータ | カップリングを偏心させたときに発生する力です。 偏心反力が小さいほど軸受などに作用する力が小さくなります。 |
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補正トルク | 設計パラメータ | 負荷トルクに補正係数をかけたものであり、カップリングの許容トルクはこの補正トルクを上回る必要があります。 使用環境や選択するカップリングタイプに応じて1~5と大きく異なります。 詳しい調査についてはお問い合わせください。 |
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ま行
用 語 | グループ | 説明 | 図 |
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ミスアライメント | 取り付け | アライメントとは一直線という意味です。 そのミスですのでミスアライメントは偏角・偏心・エンドプレイなど、軸のズレのことを言います。 ミスアライメントが大きいと軸受けやカップリングに負担がかかるため、どのカップリングでも2軸のミスアライメントが記載された許容値以下となるように軸のアライメント調整(芯出し)を行ってください。 これを考慮しないと、異音や振動の発生、許容トルク以下での破損につながります。 また、2つ以上のミスアライメントが複合する場合はそれぞれの許容値はカタログ値の1/2になります。 |
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モーターのゲイン調整 | モーター | モーターの回転スピードの調整の係数です。 上げすぎるとハンチング(行き過ぎ、発振)などが起こりやすくなり、下げすぎると所定位置までの到達時間が多くなってしまいます。 振動吸収性の高い防振ゴム一体形であれば、調整時間を短くすることが可能です。 |
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