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第28回 ものづくり ワールド 大阪展 出展レポート

「第28回 ものづくり ワールド [大阪] 2025 製造業DX展」にMISUMI floow(フロー)を出展した際の模様をお届けします

関西エリアで初の実機展示、多くの来場者が「MISUMI floow」を体感

2025年10月1日(水)から3日(金)まで、インテックス大阪で「第28回 ものづくり ワールド [大阪] 2025」が開催されました。本展示会は、設計・製造・DX・ITなど、ものづくりに関わるあらゆる分野の最新技術・サービスが集結する、西日本最大級の製造業総合展です。3日間の来場者数は合計30,615名にのぼり、会場は活発な商談と交流で大いに賑わいました。
 
弊社は、この「ものづくり ワールド大阪」を構成する展示会のひとつである「製造業DX展」(1号館)において、間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow(フロー)」を出展しました。本サービスは、量産工場における間接材調達の業務負荷を軽減することを目的に開発されたもので、今回は関西エリアで初となる実機展示を実施しました。  
ブースには初日から多くのお客さまにお越しいただき、間接材管理の課題解決につながる仕組みとして注目を集めました。「実際の利用イメージがわかりやすい」「現場で導入してみたい」といった声も多く寄せられ、サービスへの関心の高さを実感する3日間となりました。

展示会MISUMI floow(フロー)ブースの様子

サービス概要:「MISUMI floow」が実現する間接材調達の新しいカタチ

「MISUMI floow(フロー)」は、量産工場における間接材調達の負担を大幅に軽減し、現場と購買の両面から業務効率化を支援するトータルコストダウンサービスです。煩雑になりがちな発注・在庫管理・棚卸といった一連のプロセスをデジタル化し、調達に関わる“ムリ・ムダ・ムラ”を解消します。
 
展示ブースでは、サービスの中核を担う専用自販機の実機を設置。商品の取り出しや自販機操作方法が実際に触れることで理解できる展示とし、来場者に具体的な運用イメージを持っていただけるよう工夫しました。実演を交えた自販機の操作性やデータ連携の紹介により、多くの来場者の関心を集めました。
 
弊社担当者からは「在庫レス」「発注レス」「管理レス」「不正レス」という4つの“レス”をキーワードに、従来の間接材管理を見直す新たな調達モデルをご説明しました。これにより、現場の省力化やコスト最適化を同時に実現できる点が、来場者に強い印象を与えました。

セミナーレポート:「DXで現場の非効率を時間価値に変える」

展示会2日目には、ミスミグループ本社 Factory-MROビジネス・ハブ執行役員、大内によるセミナー「DXで現場の非効率を“時間価値”に変える~調達プロセスのトータルコストダウンに向けた新アプローチ~」を実施しました。
 
セミナーでは、日本の製造業が直面する人手不足や時間不足といった構造課題を背景に、限られた労働時間の中で「生産性をどう高めるか」がテーマとして掲げられました。
 
大内は、量産工場における間接材管理の現状を「アナログな業務が多く、在庫数の把握や申請・承認に時間がかかる領域」と指摘。その上で「MISUMI floow」は、こうした非効率をデジタルで解消し、“見えないムダ”を時間価値へ変える仕組みであると紹介しました。
 
具体的には、使用頻度に応じて「自販機」「定期便」「ECサイト」を組み合わせるモデルを説明。これにより、在庫管理や発注業務の自動化を実現し、調達業務にかかる時間を最大7割削減できることを示しました。さらに、実際の導入企業では「在庫管理や発注にかかる時間を50%削減し、コア業務へ時間を振り向けられた」という事例も紹介され、参加者の関心を集めました。
 
また、「MISUMI floow」の取り組みが「日本DX大賞2025」サステナビリティ・トランスフォーメーション部門で奨励賞を受賞したことにも触れ、DXを通じて製造業の持続的な成長に貢献する弊社の姿勢を強調しました。
 
セミナー中は用意された席がすべて埋まり、立ち見のお客さまも多く見られるなど、会場は高い関心と熱気に包まれました。

セミナーの様子

▲熱心にセミナー内容のメモを取られていた方もおり、間接材管理の課題解決を深く意識されているお客さまにお集りいただいた印象です。

参考展示:初出展・切削工具の在庫管理も“スマート”に

今回の大阪展では、切削工具の管理を想定した新しい引き出し型の自販機が参考展示されました。現場で一般的に使われている工具棚の形状で設計されており、省スペースでの設置性と扱いやすさを両立しています。小型ながら多種多様な工具サイズにあわせ、長尺工具にも対応する長尺間口も用意されています。
 
利用者は、顔認証やICカードなどで認証後、画面の指示に従って該当の引き出しを開け、工具を取り出すだけ。重量センサーが取り出し数を自動計測し、入力作業なしで正確に利用履歴が記録されます。認証機能や操作方法は、従来の「MISUMI floow」自販機と同様の仕組みを採用しています。
 
展示ブースでは、従来の自販機型と並べて紹介され、来場者が実際の操作を確認する様子が多く見られました。特に「工具棚に近いサイズ感で導入しやすい」「ライン脇にも置けそう」といった声が多く、現場への親和性の高さが注目を集めました。
 
この切削工具用自販機は2026年4月以降の本格展開を視野に開発中で、現在はお客さまのご意見をもとに改良を進めている段階です。

切削工具の管理を想定した新しい引き出し型の自販機 切削工具の管理を想定した新しい引き出し型の自販機

まとめ:間接材調達の新たな価値創出へ

「第28回 ものづくり ワールド [大阪] 2025」では、多くの来場者に「MISUMI floow」が提案する新しい間接材管理のかたちを体感いただきました。実機展示やセミナーを通じて、在庫管理や調達業務における課題解決の可能性を具体的に紹介し、現場の効率化や時間価値の創出に共感の声を多数いただきました。
 
また、今回が初の参考展示となった切削工具用自販機は、現場の工具棚に近い感覚で使用できるよう設計されており、そのコンパクトさや操作性の高さなど、導入のしやすさを評価する声も多く寄せられました。
 
ミスミは今後も、お客さまの声を反映しながら「MISUMI floow」のさらなる進化を進めてまいりますので、ご期待ください。

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