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「もう以前の管理体制には戻せない」
そう現場担当者が語る、“業務を一変させた管理改革”
高精度な生産設備とエンジニアリング技術を武器に、自動車・半導体・家電業界など幅広い分野へソリューションを提供する平田機工株式会社。各種生産システムや産業用ロボット、物流関連機器の設計・製造を手がけ、グローバルに展開する同社では、製造現場の高効率化・標準化に向けた取り組みがつねに求められている。
そうしたなか、切削工具の注文・在庫管理業務において、Excelを使った手作業の運用に限界が生じていた。注文の記載漏れや発注ミス、在庫の過不足、休日対応の煩雑さなど、多くの課題が浮き彫りとなっていた。
これらの問題を解決するために導入されたのが、ミスミが提供する間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow(フロー)」。切削工具の管理だけでなく、業務全体の効率化と可視化を実現したことで、業務に新たなスタンダードをもたらしている。
今回は、加工部の現場責任者である倉田さまと、外注調達部の村上さまに、「MISUMI floow」導入の経緯やその効果などについて詳しく伺った。
ー目次ー
導入前の課題
導入の決め手
導入後の効果
社内の反応
今後の展望
Excelでの注文が非効率で、在庫管理も不十分だった
「MISUMI floow(フロー)」の導入前は、Excelシートを用いて工具の注文をおこなっていたという平田機工。製造現場のスタッフ約20名が入力作業を担っており、注文品目は切削工具だけでも膨大な数にのぼっていた。手入力ゆえに記載漏れや注文漏れが生じ、加工工程に入ってから「あるはずの刃物がない」と気づくケースも起きていたという。
倉田さま:
「MISUMI floow」の導入以前の注文フローとしては、まず加工部の現場社員が個々で不足している切削工具をExcelに記入して申請、現場責任者である私が内容を確認、承認したものに関しては外注調達部に取り次いで注文するという流れでした。
村上さま:
外注調達部としては、毎回の購入時に相見積を取得する必要があります。これも非常に手間だと感じていました。在庫数の把握はまるでできておらず、在庫不足や余剰在庫が度々発生していました。
倉田さま:
Excelシートには機械名や購入したい製品の型式・数量・希望納期などの入力項目を設けていました。現場でどのような工具が使われていて、その在庫がどれだけあるのかという全体把握をしているのが私でしたので、注文申請があったとしても “○○さんが持っているのでもらってください” “この類似品を使ってください” といった指示を書き込んで、注文はおこなわないケースもありました。Excelからの申請確認に要する時間は日次で10分ほどだったかと思います。ただ、休日や夜間など私が不在のときは注文が遅れてしまったり、記載漏れ・発注漏れがあった際はメールや電話でやり取りをして、急いで注文を進めたりすることもあり、今振り返るととても非効率的な運用だったと思います。
中間コスト削減と工具集約につなげたい
中国現地法人にて先んじて導入が進み効果を上げていた「MISUMI floow」を、平田機工でも検討し、導入にいたったという。
倉田さま:
「MISUMI floow」の導入が中間コストの削減につながるのは間違いないと感じました。導入を検討しはじめたタイミングで、経営層からは「工具を集約することでコスト抑制を図れないか」という問いを投げかけられてもいました。当時は切削工具だけで約1300種を扱っていたと思います。これだけの数を扱っていながら在庫置き場は機能しているとは言えず、生産納期が遅れることを危惧して、納期遅延を防ぐために、各自が使用する工具を自衛的に手元保管する状況が続いていました。「あの工具が今どこにあるのか分からない」ということも頻繁にありましたね。そうした問題や課題をミスミに相談したことで「MISUMI floow」の導入につながっていったのですが、本当に良いタイミングで相談できたなと思います。工具だけではなく手袋やマスクなどの消耗品もExcel管理をしていたのですが、それらも「MISUMI floow」での管理に切り替えました。
異常値の原因を探ることで業務改善にもつながった
「MISUMI floow」の導入によって、当初の期待どおりにコスト削減や工具集約に成功。さらには、日次の使用データをもとに業務改善にも取り組めるようになったという。
村上さま:
これまで月に数十回近くの注文をおこなっていましたが、月一回の支払いのみとなり非常に楽になりました。「MISUMI floow」のシステム面として、使用頻度に応じて製品の投入数を簡単に変更できるのも助かっています。入力から確認・注文・受入れ・棚卸といった一連の業務に要していた時間は月20時間ほどだったかと思いますが、この時間はほぼゼロになりました。
倉田さま:
「MISUMI floow」の導入を機に、切削工具に関しては約1300種から約270種に集約しました。一例としてエンドミルですと、工具の刃径を集約したのですが、当初は各自が好みのものを使用していました。作業者からは「この工具は残すべきでは?」という声もありましたが、そうした製品であっても、実際に集約してみると大きな不具合はありませんでした。
各製品の使用量については、毎日データをダウンロードして確認しています。いつ、誰が、どの商品をどれだけ使用しているかが分かるので便利ですね。例えば、ある製品の使用量が先月と比較して2倍になっていたら、現場で何らかの不具合があったのかを製品の使用者に確認します。「実は折損が多くて…」ということであれば即座に原因究明を進めるなど、これまでできていなかった業務改善に取り組めるようにもなりました。
現在、切削工具の50~70%は自販機に格納されています。現場の誰もが「あそこに行けば確実に工具がある」という認識になったことで、各自が手元で工具を保管することもなくなりました。Excel入力の手間や、夜間・休日に工具が不足する不安もなくなり、さまざまな面でメリットを感じているようです。実は先日、現場の担当者に「以前のようなExcel管理に戻せる?」と冗談で聞いてみたのですが「もう無理ですね」と即答でした。
自販機にさらなる役割を持たせ、扱う製品も広げたい
最後に村上さま、倉田さまに、「MISUMI floow」の導入を経て今後取り組んでいきたいことを伺った。
村上さま:
現状製品の検査用測定工具の管理に困っており、自販機の機能を利用した管理棚のようなサービスがあれば採用したいと思っています。要望としてリクエストしているので実現すると嬉しいですね。
倉田さま:
標準品の工具に関しては集約を進められましたが、今後は特殊工具の集約にも取り組み、さらなるコスト削減に努めたいです。「MISUMI floow」の導入によって、ノンコア業務を大幅に削減できました。今後は、削減できた時間をさらなるデータ活用など付加価値業務に充てていきたいと思っています。
<インタビュー協力>
平田機工株式会社
事業本部 デバイスセンター 加工部 次長
倉田 昌明 さま
平田機工株式会社
調達部 外注調達部 次長
村上 正利 さま