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ソフトウェアPLC特集 -Software Programable Logic Controller-

素材提供元:株式会社リンクス(https://linx.jp/)

PLCのオープン化を実現。誰でもPLCメーカーになれる
ラズベリーパイから高性能IPCまで、目的に合わせてハードウェアの選択肢は多数!

ソフトウェアPLCとは ~ 誰でもPLCメーカーになれる ~

ソフトウェアPLC(以降、ソフトPLCと言います)はオープン思考です。
従来PLCが苦手とするインターネットへのアクセスが容易、特定のベンダーに依存せずハードウェアの選択肢も多数、
つまり技術的・流通的にもオープンなのです。
IoTデバイスとしてはもちろん、制御のコア部であるPLC機能までオール・イン・ワンで実現できます。

CPUの高性能化に伴い従来の専用LSIによるPLC(Programable Logic Controller)でなくとも、組込用CPUで構成された専用コントローラ、
SBC(シングルボードコンピュータ)、汎用パソコン上で、ソフトPLCが実現できるようになりました。
すでに、欧州ではソフトPLCのシェアが過半数超えです。

従来のPLCとソフトウェアPLCの比較

従来のPLC

従来のPLC(ハードウェアPLC)

そのメーカーが目的の仕様に合わせて専用のLSIで回路を構成し、専用の開発環境およびアプリケーションソフトのみで動作します。

□ メリット
・用途目的に合わせた最適設計
・ハード/ソフト一体の手厚いメーカーサポート

□ デメリット
・クローズド思考であり、他社との互換性なく置き換えは困難
・そのメーカーへ高い依存を強いられる(技術・供給性・コスト)

ソフトウェアPLC

ソフトウェアPLC

ハードウェア不問、ARMコア・Intel系などCPUを問わずPLC機能をソフトウェアで実現します。
安価なRaspberry Piから高性能PCまで用途目的に合わせてハードウェアを選択でき、
別のハードへの移植も比較的容易です。また、そもそもPCベースなので通信、ネットへのアクセスも容易です。

□ メリット
・ハードウェア不問でありハードの選択肢が多く、互換性が高い
・グローバルスタンダードな開発環境でオープン思考(CODESYS)
・PCベースであり、オールインワン制御、ネット接続も容易

□ デメリット
・ハードとソフトベンダーは別(但しOEM版ソフトPLCであればハード一体)
・後発であり、特に日本国内では普及途上
・但し、メーカーによりトレーニング・サポート体制を構築

▼システムの最適化をユーザ自身が選択できる

【図】システムの最適化をユーザ自身が選択できる

CODESYSの特長 ~ Industrial Automation制御のオープン化を加速 ~

ソフトPLCベンダーの中では最も歴史と実績があり、事実上グローバルスタンダードとなっているのはドイツ「CODESYS(コーデシス)」。

□ 豊富な実績、高い将来性
   ・ソフトPLCにおける事実上のグローバルスタンダード
      - 全世界で500社以上がOEMに採用
      - 欧州トップメーカーを中心に年間150 万本のライセンス出荷
   ・シーメンスのPLCと対抗することを目論むメーカーが軒並み採用
   ・独立、専業メーカーであることによる高いオープン性・機能拡充

□ PLC/Motion制御/HMI/フィールドバススタックを一つに統合
   ・統合開発環境にて全てを一元的にエンジニアリング
   ・標準規格OPC-UA対応によりさまざまな上位システムとの接続が容易
      オートメーションシステムを一元的に開発可能な
      ソフトウェアプラットフォーム

オートメーションシステムを一元的に開発可能なソフトウェアプラットフォーム

□ 高いカスタマイズ性
   ・CPU,OSを選ばず、あらゆるデバイスへCODESYSエンジンを搭載可

CODESYSの特長

CODESYS統合開発環境 7つのポイント

① PLC/Motion/HMIのプログラムが同一環境で開発可能。オンラインデバッグ、RUN中書き込みなど豊富な機能。

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 1

② PLCプログラミング言語世界標準規格: IEC61131-3に対応

  • 【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 2-1

    ラダー・ロジック
    (LD言語)

  • 【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 2-2

    シーケンシャル・
    ファンクション・チャート
    (SFC言語)

  • 【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 2-3

    ファンクション・グロック
    ダイアグラム
    (FBD言語)

  • 【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 2-4

    ストラクチャード・テキスト
    (ST言語)

  • 【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 2-5

    インストラクション・リスト
    (IL言語)

5言語を適材適所で活用し効率的なプログラミングを実現

③ PLCとHMIプログラムの連携

同一デバイス上だから通信などを介さず簡単に紐づけできる。
またwebサーバ機能を有しているため、外部からへアクセスすることでHMI画面をブラウジングできる

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 3-1

PLC機能

・カウンターをカウントアップ
・100に到達したら
   - ランプのON/OFFを切り替え
   - カウンターをリセット

HMI機能
PLCとHMIの連携

・ランプの変数をHMI画面の
   ランプに紐づけ

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 3-2

④ 統合開発環境で簡単にHMIの構築が可能

▼統合開発環境で、HMIを構築

▼動作しているHMI画面を確認できる

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 4-1

▼Webサイトのような画面構築も可能

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 4-2

⑤ フィールドバスも多彩

各フィールドバスのコンフィグレーションも開発環境に統合されています。

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 5

⑥ OPC-UA サーバー/クライアント

異なるメーカーや機器との接続時に、ベンダー特有のプログラム改変を行うことなくアクセスできる

・CODESYS OPC-UA Server
   - 外部へ配信する変数にチェックを付けるだけでOPC-UA Serverが利用可能(プログラミング不要)

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 6

・CODESYS OPC-UA Client
   - CODESYSではClientもプログラミング無しで利用可能です

⑦ Motionもソフト制御可能

・CODESYS SoftMotion
   - 単軸制御、電子CAMでの制御可能
   - PLCopenMotion Control規格 Part I, Part II準拠

【図】CODESYS統合開発環境 7つのポイント 7

ミスミの取り扱い商品(一部取り扱い準備中)

ソフトPLC(CODESYS)搭載有無、デバイスの形態別で以下商品を販売中(一部準備中)です。
またCODESYS自体は、CODESYS社サイトから無償または有償でダウンロード可能です。

バリエーション

形態 CODESYS
非搭載 搭載
ユーザーセルフ 試用版(稼働時間制限あり) ライセンス版
SBC型
(ボードマイコン)
Raspberry Pi

Raspberry Pi

- -
PLC/IPC型
(DINレール対応)
- eXware703

eXware703

CONPROSYS TRITON CC100
CONPROSYS TRITON CC100
eXware703-C AMAX-5570
eXware703-C AMAX-5570
HMI一体型 Reterminal

Reterminal

eSMART eX710M
eSMART eX710M
eX210 JSmart700
eX210 JSmart700
eSMART-C JSmart700-C
eSMART-C JSmart700-C

各商品の仕様一覧

名前 CONPROSYS nano TRITON CC100 eXWare
型番 CPSN-PCB271-S1-041 PLX-APT-CM4F-021601 751-9301 EXWARE703
メーカー コンテック リンクス ワゴ EXOR
外観 CONPROSYS nano TRITON CC100 eXWare
特長

・プログラマブルリモート
 I/Oカプラ
・ソフトPLC(CODESYS)内蔵
・RS-232C、
 LANインターフェイス
・拡張スロット×4装備
・多彩なI/Oモジュールを
 利用可能

・Raspberry Pi CM4搭載
・Raspberry Pi OS
・ソフトPLC(CODESYS)内蔵
・長期供給保証、産業用品質
・各種フィールドバスサポート
・リモートDIOユニット別売

・リアルタイムLinux
・ソフトPLC(CODESYS)内蔵
・各種フィールドバスサポート
・アナログ/デジタルI/O内蔵
・Node-REDパレット
・内蔵webサーバクラウドレス

・32ビットシングルコア
・LINUX OS
・OT/IT分離ゲートウェイ機能
・PLCまたはルータとして
 IIoTを実現
・IO増設不可
・HMI機能なし

名前 ReTerminal eSMART ex210/215 Jsmartシリーズ
型番 RETERMINALCM4104032 ESMART04M/07M ex210/215 JSmart707M/710M
メーカー SEEED EXOR
外観 ReTerminal eSMART ex210/215 Jsmartシリーズ
特長

・Raspberry Pi CM4搭載
・Raspberry Pi OS
・5インチタッチパネル付き
・Wi-Fi & Bluetooth
・ソフトPLCなし

・32ビットクワッドコア、
 LINUX OS
・コストパフォーマンス、
 コンパクト
・IO増設不可
・4/7インチ

・64ビットクワッドコア、
 LINUX OS
・IO増設不可
・10/15インチ

・64ビットクワッドコア、
 LINUX OS
・IP67対応、POE給電
・丸穴パネルカット取り付け
・IO増設不可
・7/10インチ

FAQ

Coming Soon

技術事例

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