利用の目的や業種の違いによって、ニトリルゴム手袋を選ぶ際のポイントも変わります。
特に重視したい項目を以下に整理したので、ニトリルゴム手袋の発注を考えている担当者様はぜひ参考としてください。
色で選ぶ
ニトリルゴム手袋のカラーは、利用シーンに合わせて適切なものを選びたいところです。
たとえば、異物混入が大問題に発展する医療・介護の現場や食品加工工場では、付着物が見分けやすい青色のニトリルゴム手袋が最適です。
レストランの厨房やキッチンカーでは、お客さまの目が届くことも考慮して、シックで清潔感のある黒色のニトリルゴム手袋を選ぶのがよいでしょう。
入数で選ぶ
ストックを大量に用意しておきたいなら、1箱あたりの入数が多いものをおすすめします。
内容量が多くなれば、単価が抑えられ割安になるため、自然とコストカットにつながるのもうれしい点です。
その一方で、入数の多いタイプは箱のサイズが大きくなってしまうため、狭い環境での利用には向いていません。
保管スペースが確保できないのであれば、入数が少なく箱がコンパクトな商品が適しています。
サイズで選ぶ
ニトリルゴム手袋のサイズは使用感に直結するため、これも用途に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。
より精密な作業が求められる、あるいは手袋の中に異物が入ってくるのを防ぎたい場合には、手にしっかりとフィットするサイズの商品がおすすめです。
「作業が長時間にわたるので、締めつけは緩いほうがいい」とお考えなら、反対にゆったりサイズのニトリルゴム手袋を購入しましょう。
粉の有無
ニトリルゴム手袋のパッケージには、「粉あり」や「パウダーフリー」などと記載されていることがあります。
この点も、ニトリルゴム手袋を選ぶ際の重要なポイントです。
ニトリルゴム手袋に付着している粉は、製造時に鋳型から手袋を外しやすくする、または利用時の容易な着脱を実現する、という役割を担っています。
その一方で、細かな粉は手に付着することで肌の乾燥を引き起こすため、手荒れの原因ともなりかねません。
一長一短ではありますが、着用が長時間にわたるなら、肌荒れ防止の観点から粉のない商品を選ぶのが無難です。
また、手袋からこぼれ出た粉が混入する可能性があるため、食品関係の業界ではパウダーフリーのニトリルゴム手袋を必然的に選ぶこととなります。