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KSF/CKSFシリーズ THK アクチュエータ特集

KSF/CKSFシリーズ
長ストロークで高速・高加減速!最長1,500mmストロークで最速2,500mm/s より早く、より効率的な搬送を実現

商品一覧

KSF/CKSFのラインナップをご紹介。用途に合わせたタイプをお選びください。

KSFシリーズNEW

おすすめポイント!

  • 高速 最高速度2500mm/s
  • 長寿命 走行寿命20000
  • 長ストローク 1500mm
おすすめポイント!

※KSF4、KSF5リード10㎜は走行寿命10,000㎞

■特長
大径ボールねじの採用により、高速・高加速度と長寿命を実現!THK同等サイズのアクチュエータと比べ、定格出力の大きいモータが使用可能です。それにより高加減速な搬送が可能となりました。
■ラインナップ
KSF4、KSF5、KSF6、KSF8、KSF10
■納期
21日目出荷
■形状
フルカバータイプ、トップカバータイプ、オープンカバータイプ
■用途
ワークの加工・組立、搬送用途、検査用途など

商品ページはこちらからご覧ください!

CKSFシリーズ(クリーン仕様)NEW

おすすめポイント!

  • クリーン仕様 クラス4相当
  • 低発塵
    本体内部の吸引により発塵を抑えます
おすすめポイント!
■特長
KSFに低発塵仕様をプラスしたクリーンアクチュエータ。アクチュエータ内部の吸引や使用される条件により、クリーン度(ISO14644-1:2015)クラス4相当を実現!
■ラインナップ
CKSF4、CKSF5、CKSF6、CKSF8、CKSF10
■納期
21日目出荷
■形状
フルカバータイプ、トップカバータイプ、オープンカバータイプ
■用途
ワークの加工・組立、搬送用途、検査用途など

商品ページはこちらからご覧ください!

KSF/CKSFシリーズの全ラインナップはこちら

商品の特長

基本構造

KSFシリーズ

同じ定格出力のモータを使用するTHK製アクチュエータ、KSF8とUSW16T(アルミ筐体アクチュエータ)を比較した場合、断面寸法は約67%のコンパクト化、質量は約37%の軽量化を実現しました。
※KSF8:ストローク1500mmの場合

[図]KSFシリーズ

CKSFシリーズ

新機構のフルカバー構造により、ストリップシール上面に接触がなく、発塵しにくい構造となっています。さらに、クリーン仕様のワンタッチ管継手KPQL(SMC㈱製)を採用し、吸気することで⼤幅に発塵を抑えます。アクチュエータ内部の吸引や使用される条件により、クリーン度(ISO14644-1:1999)クラス4相当を実現します。吸引継手は左右どちらでも取付けが可能です。

[図]CKSFシリーズ

高速・高加減速

ボールねじの大リード化により、最高速度2500mm/sを実現(※KSFリード50の場合)また、適用モータを大きくすることで高加減速な搬送を可能にしています(最大4G)

[図]KSFと当社製品の最高速度比較

1往復(500mmストローク)で0.54秒のタクトタイム短縮。100往復で54秒のタクトタイム短縮となり、生産性が約40%向上。
※形番、仕様条件により最大加減速度は異なります。

[図]高加減速動作によるタクトタイムの短縮

長ストローク

ボールねじを大径化することで、コンパクトながら長ストロークを実現しました。

[図]KSFと当社製品の最大ストローク比較

長寿命

LMガイド部、ボールねじ部の基本動定格荷重を上げることで最大可搬質量搭載時に、走行寿命20,000㎞(KSF4、KSF5リード10㎜は走行寿命10,000㎞)の長寿命を実現しました。

[図]KSFと他シリーズの走行寿命比較

発塵量の低減を実現

サイドカバーと上面のマグネット吸着方式を採用したストリップシールにより、フルカバー構造を実現。外部からの遺物流入により破損を防止します。ストリップシール上面は接触がなく、発塵しにくい構造になっています。

マグネット吸着方式
サイドカバーにマグネットを埋め込むことで、ストリップシールを吸着して浮き上がりを防止し、すきまの発生を低減します。
[図]発塵量の低減を実現

豊富なラインナップ

メンテナンスや取り付けが容易なフルカバータイプ、トップカバータイプ、オープンカバータイプを選択可能です。また全長がコンパクトなモータ折り返し仕様、カバーを取り外さずに本体取り付けできる裏タップ仕様など用途に合わせた選択が可能です。

[図]豊富なラインナップ

クリーン度クラス4を実現(CKSFシリーズ)

フルカバーとアクチュエータ内部の吸引でクリーンクラス4を実現!

測定方法(CKSF)

[図]測定方法(CKSF)

<試験条件>

項目 内容
形番 CKSF4–10–0400
ストローク 400mm
速度 500mm/s
加減速度 9.8m/s2(1G)
吸引量 30×10-3m3/min(30ℓ/min)
作用荷重 無し

<測定条件>

項目 内容
測定機器 パーティクルカウンタ(KC–18 リオン㈱製)
測定部流速 250mm/s
測定空気量 1×10-3m3(1ℓ)
測定時間 50h

測定結果

50時間連続動作(最高速度500mm/s)の評価結果

[図]測定結果

業界別 採用事例

電子部品業界

1.液晶ガラス搬送機

液晶ガラスの搬送部にロングストローク対応のクリーンシリーズのアクチュエータを使用しています。X軸は高剛性な幅広のアルミベースを用いたCGLを採用し、Y軸とZ軸はコンパクトなCKSFを採用しました。

[図]1.液晶ガラス搬送機
課題
従来は多関節ロボットを使用したシステムにより以下の課題がありました。
①防護柵の設置によりロボットの移動スペース確保が必要
②ロボット言語の習得に専門的な講習や知識が必要
③導入コストがかかる
導入効果
電動アクチュエータ化により以下の効果につながりました。
防護柵が不要な直交軸の組み合わせで多関節ロボットの動作が可能
②制御は使い慣れたPLCを使用し、簡易的なポイント指定で動作が可能
③防護柵などの周辺部品の削減やサイズダウンによるコストダウンが実現

2.基板実装機

基板実装機の移動部にKSFシリーズを使用しています。
ハイリードのボールねじを使用することで高速性に優れています。
正確に基板を位置決めし、剛性も高いため、実装精度が飛躍的に向上しました。

[図]2.基板実装機

3.シーリング装置

シーリング装置のノズル移動部にKSFシリーズを使用しています。
合成に優れたKSFシリーズはオーバーハングの箇所やノズル先端でも振動を抑えることが可能であり、生産性の向上に貢献します。

[図]3.シーリング装置

医薬品・食品業界

1.印字装置

カップのシール部に日付を印字する装置にKSFシリーズを使用しています。1日当たりの生産数量が多く、従来のエアシリンダから高速・高加減速に優れたKSFシリーズを使用することで、1日の生産量を2.5倍にすることができました。

[図]1.印字装置
課題
従来は多関節ロボットを使用したシステムにより以下の課題がありました。
①生産数量の伸び悩み。
②印字位置が一定ではなく不良品が発生。
③エア漏れによるチョコ停の発生。
導入効果
電動アクチュエータ化により以下の効果につながりました。
①高速・高加減速に優れているKSFシリーズを使用したことで生産量が2.5倍に
アップ
②電動化により高精度な位置決めが実現し、不良率の低減
③サーボモータを使用することで、安定した動きを実現

2.ワーク昇降装置

医薬品の昇降部にKSFシリーズを、押出し部にECシリーズを使用しています。昇降部は剛性が高いアクチュエータを採用し、ワークに与える振動を最小限に抑えています。
押出し部は加減速度が制御可能なため、ワークを優しく取り扱うことが可能となりました。

[図]2.ワーク昇降装置