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セレクションガイド ヒューズ

特長

  • ● 過電流又は短絡電流が流れた際に、ヒューズのエレメントが溶断を行い機器の保護をします。
  • ● FA用途として、最も一般的に利用されている保護部品です。
  • ● 日本で一般的に電気・回路保護に使用されている溶断特性B種のヒューズをラインナップしています。
  • ● パネルタイプ、中継タイプ、溶断表示タイプのヒューズホルダーを各種取り揃えました。
組合せについて 定格
電圧
ヒューズホルダー
中継タイプ
中継タイプ
パネル取付タイプ
パネル取付タイプ
溶断表示タイプ
溶断表示タイプ
定格電流   0~5A 5~10A 10A~15A 0~5A 5~10A 10A~15A 0~5A 5~10A 10A~15A






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φ6.4×30mm

ガラス管ヒューズ

250V
φ6.35×31.8mm

ガラス管ヒューズ

125V
250V
φ5.2×20mm

ガラス管ヒューズ

商品ページ

125V
(7Aまで)
250V

共通仕様

ヒューズ関連用語

  • 定格電流・・・規定の条件下での通電可能な電流値
  • 定格電圧・・・規定の条件下で使用できる安全、かつ確実に定格短絡電流を遮断できる電圧値
  • 定常電流・・・時間的に大きさの変動しない電流
  • 定常ディレーティング・・・長期間使用による酸化や膨張収縮などで抵抗値が上がることを考慮した定格電流値
  • 温度ディレーティング・・・電流によって発生するジュール熱を考慮した周囲温度補償係数
  • 遮断定格・・・定格電圧の範囲で安全、かつヒューズに損傷が無く回路を遮断できる電流値
  • 溶断・・・ヒューズに過電流が流れた際、ヒューズのエレメント部が溶断する現象
  • 溶断電流・・・ヒューズのエレメント部が溶断する固有電流
  • 溶断特性・・・規定の過電流を通電した際、電流とエレメントが溶断するまでの時間関係
  • 溶断特性表・・・溶断特性をグラフにしたもの
  • A種溶断・・・電気用品安全法(PSE)で規定する通電容量110%、135%で1時間以内、200%で2分以内の溶断特性
  • B種溶断・・・電気用品安全法(PSE)で規定する通電容量130%、160%で1時間以内、200%で2分以内の溶断特性

ヒューズの原理

ヒューズ形状および内部構成

■管ヒューズサイズ

サイズ 直径 全長
Φ5.2×20㎜ 5.20㎜ 20.00㎜
Φ6.35×31.8㎜ 6.35㎜ 31.80㎜
Φ6.4×30㎜ 6.40㎜ 30.00㎜

※上表のように、管ヒューズには様々な寸法が存在します。ヒューズホルダーは適正な寸法に合わせ選定して下さい。

ヒューズ選定フロー

①定格電圧の選定

定格電圧が回路電圧以上であるヒューズを選定して下さい。(*定格電圧は各商品ページ参照)

②形状・サイズの選定

ヒューズサイズおよびヒューズホルダーの形状をご確認下さい。(*各種ラインナップは、各商品ページ参照)

③電流の選定(赤字部分はお客様にご確認して頂く内容です。)

A:定常電流
定常電流<定格電流×定常ディレーティング商品ページ商品ページ×温度ディレーティング(図1)

B:ラッシュ(突入)電流電流
ヒューズのジュール積分値商品ページ商品ページラッシュ電流ジュール積分値(図2)

注1 ヒューズホルダー(中継タイプ、パネル取付タイプ)のようにヒューズを組込む場合、周囲の温度によるヒューズへの影響について考慮する必要があります。周囲温度が高い場合は、ヒューズ定格を上げるなどの処置を行って下さい。

注2 ラッシュ電流の大きさ、繰り返し回数により劣化し、定格電流以下で遮断する可能性があります。そのため、機器の保証する期間内に繰り返されるON−OFFの想定回数以上にサイクル試験を行い、それにも耐えられるか否かを確認して下さい。

④遮断定格の確認

異常時の最大短絡電流がヒューズの遮断定格内であることをご確認下さい。(*遮断定格は各商品ページ参照)

⑤実機での動作確認

選定したヒューズで確実に目的を達成できるかをご確認下さい。

図1 周囲温度との関係(※下図は参考例となります。)

周囲温度との関係

図2 パルス(ラッシュ電流)

波形 ジュール積分値 波形 ジュール積分値
ta²ia (1/2)ia²ta
(1/3)(ia²+iaib+ib²)ta (1/5)ia²ta
(1/3)ia²ta (1/2)ia²ta