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No.000035 シリンダ直動機構

ストローク端調整付、オーソドックスなテーブル移動

エコノミーシリーズ特集

シリンダ直動機構

ショックアブソーバ

商品名 ショックアブソーバ 固定タイプ
型番 MAKC0805B
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です

選定根拠

前進端衝撃停止回避のため

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選定可能サイズ

■ショックアブソーバ(固定タイプ)

タイプ ねじ径-ピッチ ストローク 本体材質 表面処理 速度 全長
キャップ付 キャップなし
キャップ付
キャップなし
M4-0.5 4 SUS303 - 低速 32.6 28.6
M6-0.75 低速 33 29
M8-0.75 5 C3604 無電解
ニッケル
メッキ
低速 37 32
M10-1 SUM 低速 39
8 低速 53 46
低速 55 48
中速
高速

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選定順序

■ショックアブソーバの選定手順

1 慣性エネルギー(E1)の算出
選定計算例に従って、衝突物質量(m)・衝突速度(V)・慣性モーメント(I)・衝突角速度(u)をもとに計算します

2 アブソーバのストロークの仮決定
図1より、仮ストローク(S’)を求めます

3 付加エネルギー(E2’)の算出
推進力(F)の有無を確認し、選定計算例に従って付加エネルギーを算出します

4 総エネルギーの算出
慣性エネルギー(E1)+付加エネルギー(E2’)より、総エネルギーを算出します

図1  慣性エネルギーE1により仮ストロークS’を求める(調整式・固定式)

5 等価質量のチェック
選定計算例に従って等価質量を計算し、カタログの最大等価質量(me’)値以下かどうかを確認します

6 エネルギー比から吸収特性構造を選択
図2より、オリフィス形式を仮選定します

7 毎分最大吸収エネルギーのチェック
使用サイクル(回/min)と総エネルギーから1分間当りのエネルギー(ET)を求め、使用可能範囲内であることを確認します

図2 エネルギー比(付加エネルギーE2’/慣性エネルギーE1)よりオリフィス形式を選定する

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速度・荷重(負荷情報)

■ショックアブソーバの特性(固定タイプ)

ねじ径-ピッチ ストローク 速度 最大吸収エネルギー 最大等価
質量(kg)
1回当り(J) 1分当り(J)
M4-0.5 4 A 0.1 4.5 1
B 0.3 13.5 3
M6-0.75 A 0.1 4.5 1
B 0.3 13.5 2
L 0.5 22.5 3
M8-0.75 5 A 0.39 17.6
B 0.68 22.5 5
M10-1 A 41.1
B 0.98 8
8 A 58.8 7
B 1.47 10
L 2.94 20
M 9
H 2.5
速度タイプ 衝撃速度範囲
低速用 A 0.3-1m/s
B
L
中速用 M 0.3-2m/s
高速用 H 0.3-3m/s

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技術計算

■ショックアブソーバのエネルギ-算出
選定例:エアシリンダ推力のある水平衝突
  • <衝突条件>
  • m=30kg
  • V=0.6m/s
  • N=20回/min
  • エアシリンダ
  • 内径φ40 使用圧力0.5MPa

<吸収エネルギー>
●慣性エネルギー E1(J)

●仮ストローク S'(mm)

図1よりS'=15mm
(図1はショックアブソーバの選定順序参照)

●付加エネルギー E2'(J)

シリンダ推力は、F=628.4N
E2’=F×S’=628.4×0.015=9.4J

●総エネルギー E'(J)

E’=E1+E2’=5.4+9.4=14.8J

等価質量 me'(kg)

仮選定

調整式を選択
衝突速度より中速用Mを選択
E’およびme’よりMAC2016Mを選択(ストロークS=16mm )

再計算

E2=F×S=10.1J
E=E1+E2=15.5J

1分間あたりのエネルギーET
ET=E×N=15.5J×20=310J/min

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調整ねじセット

商品名 調整ねじセット 六角穴付タイプ L寸指定
型番 ANB6-30
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です

選定根拠

前進端位置微調整

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リスク情報

当たり面摩耗

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選定可能サイズ

■調整ねじセット(六角穴付タイプ、長さ選択)先端R

ねじ
タイプ
材質 硬度
(先端部)
表面処理 付属品(ナット1コ)
材質 表面処理
細目

並目
S45C 45〜50HRC 無電解
ニッケルメッキ
SS400 三価
クロメート
三価クロメート
SCM435 50HRC〜
SUS304 SUS304
相当
SUS420J2 45HRC〜

■サイズ展開

ねじ径×ピッチ 全長
(5mmとび)
細目 並目
M3×0.35 M3×0.5 10~40
M4×0.5 M4×0.7 10~60
M5×0.5 M5×0.8 10~60
M6×0.75 M6×1.0 15~60
M8×0.75 M8×1.25 20~60
M10×1.0 M10×1.5 25~100
M12×1.0 M12×1.75 30~100
M16×1.5 M16×2.0 40~100
M20×1.5 M20×2.5 45~120

*材質によって選定可能サイズが異なります。
詳細は、商品ページを参照下さい

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フローティングジョイント

商品名 フローティングジョイント 簡易接続型 - 【めねじ】 シリンダコネクタ・ホルダセット -
型番 FJRHA5-0.8
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です

選定根拠

シリンダ荷重がかかるため剛性上有利なものを選択

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選定可能サイズ

■フローティングジョイント 簡易接続型

品番 部品名 材質
スタッド SUS304
ナット SS400
ケース C3604
ボールホルダ
ボールジョイナ
ソケット
ロッド先端ナット SWCH8R
ねじ径-ピッチ スタッド長さ ねじ穴深さ 全長
M4−0.7 10 4.5 26
M5−0.8 12.5 6 33.5
M6−1.0 15.5 36.5

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IDEA NOTE ストッパとショックアブソーバを同一ブロックに設置

位置決め調整ねじブロック2穴タイプを使用することで、ストッパとショックアブソーバ取付のブロックを一体化することができ、部品点数削減

  • SolidWorks,IGES,Parasolid,SATなどの3D CADとDXFの2D CADデータをダウンロードできます。
    CADデータ利用規定
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    株式会社ミスミ(以下「当社」といいます)が本サイトに掲載するCADデータ(3DCADデータ、3DCAD中間データおよび2DCADデータをいいます)は、CADを用いたレイアウト設計において、当社または当社取り扱いメーカーの製品(以下、製品といいます)の干渉・形状等を簡便に確認のためにご利用いただくことを目的として提供しております。
    また本サイトの各事例ページで記載された部品を組み合わせた場合の品質・正確性・機能・安全性・信頼性等の一切の保証は致しかねますので予めご了承ください。
    2.データの特性
    CADデータのうち、公差・表面の粗さ・面取り等については、実際の製品の形状と異なる場合があります。また、CADデータの容量を軽くし、安定したデータの提供を維持するため、一部の製品につきましては油溝形状やネジ、バネ形状等を省略したデータとなっている場合がございます。あらかじめご了承のうえご利用ください。
    3.免責事項
    当社は、CADデータの作成にあたり十分な注意をしておりますが、上述のデータの特性により、CADデータの正確性を保証するものではありません。また、当社は予告なしにCADデータを変更、追加または削除することがあります。当社は、理由の如何に関わらず、CADデータの利用、変更および削除により生じるいかなる損害に対しても責任を負うものではありません。
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    CADデータに関する留意事項

    1. アセンブリデータは構想設計段階の組立図で、構造を説明するためのものです。従って、詳細な部品形状は、各種設計条件を加味して仕上げられたものではありません。
      データの一部を流用される際は、ご設計中の条件に適合した仕様に編集してください。
    2. ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
      サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。
    3. ※枠で囲われた部分がサブアセンブリ単位

    4. 製作部品は寸法や形状を編集しやすいスケッチ、ヒストリーを心がけて作成しています。
    5. ユニットに使用している他社購入品CADデータは、カタログを参照し、ミスミ監修にてオリジナルで作成しています。

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  • シリンダ直動機構の部品リストをCSV形式でダウンロードできます。
  • ※ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
       サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。

仕様

目的・動作

  • シリンダ駆動でテーブルをスライドさせる

対象ワーク

  • 小型プリント基板
    • 外形寸法:W40×D110×H1.6[mm]

特徴

動作仕様・寸法

  • 外観寸法:W120×D564×H45[mm]
  • 搬送ストローク:200[mm]

必要精度・荷重

  • 位置決め精度:±0.5/200[mm]
  • 質量:テーブル+ワーク=0.2[kg]

主要部品の選定根拠

  • 搬送に十分な推力のシリンダを選定

設計ポイント

主要部品の計算工程

  • ワーク負荷を満足するようにシリンダ内径を選定する
  • シリンダチューブ内径の選定
    • 使用条件:水平取付
      条件値:
      負荷質量:M=0.3[kg](ワーク、ブロック)
      摩擦係数:μ=0.006
      重力加速度:g=9.8[m/s²]
      使用圧力:P=0.4[MPa]
      負荷率:η=50[%]
      実負荷:F=μ・M・g よって、F=0.006×0.3×9.8=0.02[N]
      必要シリンダ力:F0=(F/η)×100 よって、F0=(0.02/50)×100=0.04[N]
      シリンダチューブ内径:DO=√(1.274×F0/P) よって、DO=√(1.274×0.04/0.4)=0.36[mm]
      シリンダチューブ内径:16[mm]を選定

構造の作り込みと設計の勘所

  • 前進ストロークエンドにはショックアブソーバを備え、衝撃的停止を避けている
  • ストッパは、荷重の中心に配置

技術計算リンク

  • 検索コード:#UL35

部品リスト

シリンダ直動機構 構成部品
No. 部品名 イメージ写真 ミスミ型式
(商品詳細は下記型式をクリック)
数量
1 位置決め調整ねじブロック 位置決め調整ねじブロック AJWB1-MS6-MSA8-H20 1
2 ショックアブソーバ ショックアブソーバ MAKC0805B 1
3 調整ねじセット 調整ねじセット ANB6-30 1
4 ミニチュアリニアガイド ミニチュアリニアガイド SSEBM16-270 1
5 ノックピン ノックピン MS4-10 2
6 ストップピン ストップピン STEHN8 1
7 スピードコントローラ スピードコントローラ SPJNLS4-M5-B 2
8 フローティングジョイント フローティングジョイント FJRHA5-0.8 1
  • 上記の部品リストには、ミスミ部品のみをご案内しております。
    部品リストダウンロード(CSV)では、ミスミ部品以外の他社メーカー品、加工品のリストもダウンロード頂けます。
  • SolidWorks,IGES,Parasolid,SATなどの3D CADとDXFの2D CADデータをダウンロードできます。
    CADデータ利用規定
    1.データの利用目的
    株式会社ミスミ(以下「当社」といいます)が本サイトに掲載するCADデータ(3DCADデータ、3DCAD中間データおよび2DCADデータをいいます)は、CADを用いたレイアウト設計において、当社または当社取り扱いメーカーの製品(以下、製品といいます)の干渉・形状等を簡便に確認のためにご利用いただくことを目的として提供しております。
    また本サイトの各事例ページで記載された部品を組み合わせた場合の品質・正確性・機能・安全性・信頼性等の一切の保証は致しかねますので予めご了承ください。
    2.データの特性
    CADデータのうち、公差・表面の粗さ・面取り等については、実際の製品の形状と異なる場合があります。また、CADデータの容量を軽くし、安定したデータの提供を維持するため、一部の製品につきましては油溝形状やネジ、バネ形状等を省略したデータとなっている場合がございます。あらかじめご了承のうえご利用ください。
    3.免責事項
    当社は、CADデータの作成にあたり十分な注意をしておりますが、上述のデータの特性により、CADデータの正確性を保証するものではありません。また、当社は予告なしにCADデータを変更、追加または削除することがあります。当社は、理由の如何に関わらず、CADデータの利用、変更および削除により生じるいかなる損害に対しても責任を負うものではありません。
    4.著作権
    CADデータに含まれる一切の情報の著作権は、当社または当社取り扱いメーカーに帰属します。当該著作権は、著作権法および国際条約により保護されています。当社の事前の許可を得ることなく、上述の利用目的以外にCADデータを利用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等を含む)することはできません。また、貴社の機械設計以外の目的でのご使用(販売促進等のご使用を含む)はできません。
    上述の利用目的および法令等に違反したCADデータの利用が認められた場合、当社は、利用者に対しCADデータおよび当社のサイトの利用を禁止するほか、法的措置を取る場合があります。
    5.第三者規定
    第三者(取り扱いメーカーを含む)が権利を有するCADデータやCADデータ作成・閲覧ソフトウェアを利用する場合は、別途、第三者が定める規定に同意しなければCADデータやソフトウェアが利用できない場合がございます。またこの場合、当社は当該第三者のCADデータ及びソフトウェアの瑕疵、権利侵害等については、一切の責任を負いません。あらかじめご了承下さい。

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    CADデータに関する留意事項

    1. アセンブリデータは構想設計段階の組立図で、構造を説明するためのものです。従って、詳細な部品形状は、各種設計条件を加味して仕上げられたものではありません。
      データの一部を流用される際は、ご設計中の条件に適合した仕様に編集してください。
    2. ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
      サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。
    3. ※枠で囲われた部分がサブアセンブリ単位

    4. 製作部品は寸法や形状を編集しやすいスケッチ、ヒストリーを心がけて作成しています。
    5. ユニットに使用している他社購入品CADデータは、カタログを参照し、ミスミ監修にてオリジナルで作成しています。

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