ポケットの底部や、ワークと工具の干渉が気になる箇所での穴加工ではロングドリルを使用していますが、曲がりや折損などのトラブルが発生して困っています。そのような難しい加工箇所での穴あけを、安定して行うにはどうしたらよいのでしょうか。
■ロングドリルによる一般的な加工方法とその問題点
工具干渉が気になる箇所での穴加工やワーク深部の穴加工では、ロングドリルによる穴加工、ロングリーマによる穴仕上げ加工が一般的です。
しかし、エンドミル等と比べて芯厚の薄いドリルでは、溝長が長くなれば長くなるほど工具剛性は低下し、加工が不安定になるというデメリットが生じます。

穴の仕上げ加工で使用するリーマの場合も同様で、工具の全長・刃長が長くなれば、それだけ加工精度には悪影響を与えます。
■ロングネックドリルによる深部の穴加工
そうした工具剛性の問題をクリアするためには、エンドミルに見られるようなロングネック構造を取り入れたドリルの使用が効果的です。
ドリルに首部を設けることで、剛性を維持したまま加工箇所に接近することが可能になるため、図1で見たような剛性低下・ビビリを回避できます。

































