コイル材からの自動プレス加工をするときには、【図1】に示すような設備構成が必要です。
 コイル材を保持し、材料を巻きほぐすアンコイラ。材料を型内に一定量送り込む送り装置。送り装置はプレス機械に取り付けられる場合と、金型に取り付ける場合があります。このような素材用の送り装置を『一次送り装置』と呼びます(ブランク抜きされたような材料を送る装置を『二次送り装置』と呼びます)。プレス機械に金型が取り付けられ、作業可能状態となります。

【図1】コイル材からの加工での以上発生部分

 異常発生が予想される部分を見ていきます。

1.材料関係異常

 コイル材そのものに関するものや巻きほぐすとき、及びアンコイラと送り装置間の材料のたるみ異常等があります。

2.材料送り異常

 送り装置周辺から発生する異常です。ミスフィード検出と呼ばれるものです。

3.金型内異常

 かす上がりが有名です。その他に型内で材料が引っかかり、異常を起こすなどがあります。

4.排出異常

 製品やスクラップがうまく排出されずに異常を起こすものです。

5.プレス機械異常

 プレス機械が影響して発生する異常です。

 これらが大きな要因であり、その内容を見ることで細かな対応が求められることがあります。これから、細かな内容についてながめていきます。