バーコード照合システム サポートページ

設定マスタマニュアル

B. 基本機能

1.設定マスタ【B基本機能】では5つの機能のON/OFFを大元で制御しています

2.【B-1作業モード設定】を設定します
本システムには使用するPCの台数によって2つのモードを設けています

共有サーバ作業モード(デフォルト) ローカルPC作業モード

システムを共有サーバに保管し、複数のPCでアクセスして使用する

システムを1つのPCで使用する

特徴 ・社内サーバを介して、複数のPCで使用することができる 特徴 ・1台のPCでシステムを使用する
・処理速度が速い
使用条件 ・社内サーバがあること
・最低1台、インターネット接続ができるPCがあること
使用条件 ・PCでインターネット接続ができること

3.【B-1】で、作業モードをプルダウンで選択してください
デフォルトは[共有サーバ作業モード]にしており、PC1台の時にも使用することができます
しかしPC1台の時は処理速度が速い[ローカルPC作業モード]に切り替えることをおすすめします

共有サーバ作業モード(PC複数台)をご利用の方への注意事項です

〈共有サーバ作業モードご利用の方へ〉
①バーコード照合(スキャン)するPCは原則1台にしてください
※直送先が異なるなど、届け先が異なる場合は併用可能です

②複数のPCで同時に設定変更することは作業時のエラー発生に繋がりますのでおやめください
基本的には[最後にログアウトした人]の情報が反映されています

③照合関係者以外の方は[閲覧専用]でログインすれば誤照合を防いで照合データを閲覧できます
※閲覧専用でログインすると、照合シートのみ閲覧でき、ボタンが押せないよう制御されています

④照合データは1分ごとに自動更新、[リフレッシュ]をクリックすると手動更新する仕組みです
照合時間にデータ閲覧をする場合は[リフレッシュ]をクリックして最新情報に更新することをお勧めします

⑤Microsoft One DriveやSharePointではご利用になれません

4.各便利な機能のON/OFFを一括で管理しています
使用する項目のみONにしてください
OFFにしたままだと設定用のエクセルシートに移動しても無効化しており、設定することができません。

◆【B-2出荷データ加工(抜き出し)機能】

【I出荷データ加工(抜き出し)】を使用する際に
ONにしてください

◆【B-3出荷データ加工(項目結合)機能】

【J出荷データ加工(項目結合)】を使用する際に
ONにしてください

◆【B-4お客様データ取込】

【Kお客様データ取込】を使用する際に
ONにしてください

お客様データを使用しない時はOFFにしないと
照合画面に入る際にエラー表示が出ます

◆【B-5お客様データカスタム機能】

【Mお客様データカスタム】を使用する際に
ONにしてください

【B-4お客様データ取込】がONの状態でないと
ONにすることはできません

C. 出荷データ取込

1.MISUMIサイトからダウンロードした出荷データ(=注文履歴データ)を取り込む際、フィルタ条件を設定してデータを絞り込むことができます
設定マスタ【C出荷データ取込】で設定を行います
下方に取り込み事例を載せていますので参考にしてください

2.4つの設定項目があります
まずは【C-1】の設定をします
出荷ステータスが[未出荷]のものを取り込むかどうか、プルダウンで選択してください

出荷済のデータだけ取り込みたい: 取込ON (デフォルト)
未出荷のデータも取り込みたい: 取込OFF

※バージョン2.2.0より出荷済データのみ取り込む仕様となり、【C-1】は設定不要です

3.【C-2.1】~【C-2.4】を設定します

◆【C-2.1フィルタ方式】
フィルタ設定をするか、プルダウンで選択

・OFF:フィルタ設定は行わない(デフォルト)
・登録情報に関するデータのみ取り込む
・登録情報に関するデータは取り込まない

◆【C-2.2フィルタをかける項目】
フィルタをかける項目を、プルダウンで選択
出荷データのすべての項目が選択可能です

◆【C-2.3検索方式】
【C-2.4登録情報】に対して完全一致にするか
部分一致にするかをプルダウンで選択

・完全一致
・部分一致

◆【C-2.4登録情報】
登録情報欄に、具体的なキーワードを登録
同じ項目内であれば複数設定できます

※【C-2.4】で空白のものを選択したい場合は[空白]と直接入力します
※【C-2.3】[部分一致]×【C-2.4】[空白]の組み合わせはすべてを選択してしまうため使用できません

D. 左窓表示

1.【D-1左窓表示】で左窓に表示する項目をプルダウンで選択します
出荷データ(=注文履歴データ)の項目から選択することができます
加工データやお客様データを使用したい場合は、【D-3左窓表示(取込・加工データのみ)】に移動してください
【D-3左窓表示(取込・加工データのみ)】で項目が選択されると【D-1左窓表示】は自動で無効化されます

2.【D-2表示データ加工設定(出荷データの一部抜き出し)】で【D-1左窓表示】で選択した項目表示方法を設定します
そのまま表示する場合は[そのまま表示]
抜き出す場合は、左右端から何桁か、指定した文字の間、など4つの[抜き出し設定]から選択します
抜き出し設定を選択すると、設定が必要な箇所が黄色く有効化されるので条件を入力します
詳しくはE.抜き出し(解説)の表を参考に設定してください

結合項目やお客様データを使用したい場合は、[D-3左窓表示(取込・加工データのみ)]に移動してください

3.結合項目やお客様データを使用したい場合は【D-3左窓表示(取込・加工データのみ)】で設定します
表示する項目をプルダウンで選択します

【D-3】が有効化していると【D-1】【D-2】は無効化するので、不使用時は[OFF(デフォルト)]を選択してください

E. 抜き出し(解説)

1.抜き出し設定は4通りあり、適した設定をプルダウンで選択します
この機能は【D.左窓表示】、【I.出荷データ加工(抜き出し)】で使用します

例[ABC-001-D002]から各項目を抜き出す設定を表にしたので参考にしてください
抜き出し・結合機能解説でも丁寧に説明しています

抜き出す項目 左窓表示情報抜き出し設定 開始方向
(選択)
開始位置
(数値)
桁数
(数値)
指定文字
(1文字)
個数目から
(数値)
個数目まで
(数値)
AAA 端からの桁数 左から 0 3      
端から指定された文字まで出力 左から     -   1
指定された文字からの桁数 右から   3 - 2  
001 指定された文字の間を出力(指定文字1種類) 左から     - 1 2
指定された文字からの桁数 左から   3 - 1  
D002 端からの桁数 右から 0 4      
端から指定された文字まで出力 右から     -   1
指定された文字の間を出力(指定文字1種類) 左から     - 2 0
指定された文字からの桁数 左から   4 - 2  
AAA-001 端からの桁数 左から 0 7      
端から指定された文字まで出力 左から     -   2
指定された文字の間を出力(指定文字1種類) 右から     - 1 0
指定された文字からの桁数 右から   7 - 1  
001-D002 端からの桁数 右から 0 8      
指定された文字の間を出力(指定文字1種類) 左から     - 1 3
指定された文字からの桁数 右から   8 - 1  
C 端からの桁数 左から 2 1      
D 指定された文字からの桁数 左から   1 - 2  
F. 右窓表示

1.【F-1右窓表示ON/OFF】で右窓に何か表示するかどうかをプルダウンで選択します
何も表示しない場合は、常に[-]が表示されます

2.【F-1】で表示ONを選択した方は、【F-2表示内容設定】で表示する項目をプルダウンで選択します
仕分単位変換、出荷データ(=注文履歴データ)、加工データ、お客様データなど、すべての項目から選択することができます

仕分け変換機能とは
左窓のように抜き出し表示をしたい場合、このシートに抜出機能はついていません。
【I出荷データ加工(抜き出し)】で[抜出1]に加工して、【F-2】で表示内容を[抜出1]に設定してください

3.【F-2】で[仕分ON 仕分単位変換]を選択した方は【F-3仕分項目設定】で設定を行います
仕分項目とは、[お客様注文番号が550017の時、置場1と表示したい]時の[お客様注文番号]のことです

F-2と同様。すべての項目から選択することができます

G. 仕分用表示

1.仕分け変換機能を使用する方は、【G-1仕分用表示】を設定します
仕分項目列に具体的な仕分け内容(変換の元情報)、仕分単位列に表示したい内容(変換後の内容)を直接入力します。
元データがあればコピー&ペースト(値貼付)していただいても問題ありません

※仕分項目列は重複なし、空白なしで上から詰めてご入力ください

2.背景色を塗布したい場合は色指定列を塗りつぶしてください
1部分だけでも色指定すると、図のように色指定していない背景色が白色になります

3.仕分け単位(工機番号や仕分け場所)の更新があるごとに、この表も見直してください

H. 検収用出力

1.照合したデータを検収済出力データとして出力する際の、データ形式や項目などを設定します

2.設定マスタ【H検収用出力】の【H-1】で出力形式をプルダウンで選択してください
3通りの形式から選択することができます

・コンマ (csv)
・タブ (txt)
・Excel形式 (xlsx)

3.出力データのデータ名を入力してください
入力ファイル名には自動で年月時間分秒がつくため、[入力ファイル名_yyyymmddhhmmss]となります
デフォルトは[検収データ]としていますがご自由に変更してください

4.出力形式で[Excel形式]を選択した場合に限り、バーコード出力機能を使用することができます
使用する場合は、バーコードにする項目をプルダウンで選択してください

プルダウンの項目は、[H-2で出力項目に設定しているもの]から選択することができます

5.検収データとして出力する項目を選択します
【H-2】必要な項目列に、出力する項目をプルダウンで選択してください
選択した順番でデータが左詰めで作成されます
※重複選択はエラーが発生します

6.【H-2】出力時項目名に名称を入力すると、出力時のヘッダ名に反映されます
名称変更が不要な場合は、入力不要です

I. 出荷データ加工(抜き出し)

1.出荷データ(=注文履歴データ)内の項目の一部分を抜き出す機能です
照合シート内では「抜出1」「抜出2」・・・というヘッダで表示され、5つまで設定することができます
抜き出し・結合機能解説で丁寧に説明しています

2.設定マスタ【B基本機能】で【B-2出荷データ加工(抜き出し)機能】を[ON]にします

3.設定マスタ【I出荷データ加工(抜き出し)】を開き、画面上の制御枠が青色になっていることを確認します

4.【I-1】使用したい項目名の行で、[加工する出荷データ項目]をプルダウンで選択します
[抜出2]や[抜出4]だけなど、上からの順番通りでなくても使用できます
[抜き出し設定]で項目の表示方法を選択します
詳細は抜き出し・結合機能解説で丁寧に説明しています

5.【I-2】では【I-1】で設定した項目の名称を変更できます
項目名称を変更したい場合は入力、「抜出1~5」のままでよい場合は空白にしてください
名称が重複すると、「抜出2」「抜出3」のようにNG表示がでて、名称は変更されません

J. 出荷データ加工(項目結合)

1.出荷データ(=注文履歴データ)内の複数の項目を1つに結合する機能です
照合シート内では「結合1」「結合2」…というヘッダで表示され、5つまで設定することができます
抜き出し・結合機能解説で丁寧に説明しています

2.設定マスタ【B基本機能】で【B-3出荷データ加工(項目結合)機能】を[ON]にします

3.設定マスタ【J出荷データ加工(項目結合)】を開き、画面上の制御枠が青色になっていることを確認します

4.【J-1】使用したい項目名の行で、利用設定を[利用する]にします
[結合2]や[結合4]だけなど、上からの順番通りでなくても使用できます

5.連結項目と連結文字の組み合わせで項目結合を行います
連結項目はプルダウンで、出荷データ項目、抜出1~5、結合1~5を選択できます
連結文字は、半角文字であれば、「-_*$#&」など自由に使用できます

詳細は抜き出し・結合機能解説で丁寧に説明しています

6.【J-2】では【J-1】で設定した項目の名称を変更できます
項目名称を変更したい場合は入力、「結合1~5」のままでよい場合は空白にしてください
名称が重複すると、「結合4」「結合5」のようにNG表示がでて、名称は変更されません

K. お客様データ取込

1.出荷データ(=注文履歴データ)の項目だけでは不足が生じる場合、お客さまのデータを取り込む機能です
使用するには、[出荷データ]と[お客様取込データ]を突合するための共通のユニークキーが必要です
※ユニークキー:データを突合する際に必ず1:1になる情報

2.追加情報は照合シート内で「お客様追加情報1~5」・・・というヘッダで表示され、5つまで設定できます
出荷データをアップロードする時と同じようにお客様データもアップロードします
そのための設定を説明します

3.設定マスタ【B基本機能】で【B-4お客様データ取込設定】を[ON]にします

4.設定マスタ【Kお客様データ取込】を開き、画面上の制御枠が青色になっていることを確認します

5.【K-1取込ファイル形式選択】で、アップロードするお客様データのファイル形式を3種類の中から選択します

6.【K-2取込ファイル項目名設定】でアップロードするお客様データのヘッダーをコピー&ペースト(値貼付)します
キー操作の場合、コピー:Ctrl+C ペースト:Ctrl+Alt+V→V→Enter でも貼付できます
順番やヘッダ名が異なるとエラーになるため、必ず一致させる必要があります

7.【K-3取込先選択】では「お客様追加情報1~5」に取り込む項目を選択します
【K-2】で貼付したヘッダーの中から最大5つ選び、どの項目に入れるかを指定します
プルダウンには【K-2】で入力したヘッダ名が選択候補として表示されます

8.【K-4お客様データ項目名称置き換え設定】では【K-3】で設定した項目の名称を変更できます
項目名称を変更したい場合は入力、「お客様追加情報1~5」のままでよい場合は空白にしてください
名称が重複すると、「お客様追加情報3、4」のようにNG表示がでて、名称は変更されません

9.【K-5設定パターン選択】ではお客様データと、出荷データを1対1で突合するための設定を行います
この機能は以下のどちらかに当てはまる場合のみ使用できます

・お客様データと出荷データで共通の項目があり1対1になる
・複数項目の掛け合わせで1対1になる

10.設定パターンをA~Dの4種類用意しています
選択肢を見ていただき、【K-5】で該当するパターンをプルダウンで選択してください
選択するパターンによって、設定画面が変わりますのでAから順に説明します

11.パターンAは以下のようなデータどうしを突合する場合に利用できます

12.出荷データとお客様データの対になる項目を入力します
出荷データ欄のプルダウンでは[出荷データ項目]が、お客様データ欄のプルダウンでは【K-3】の内容が選択できます
入力したら設定完了です

13.パターンBは以下のようなデータどうしを突合する場合に利用できます

14.作業1:データ突合に使用する新しい項目を作ります
新しい項目のヘッダ名は[データ突合キー情報1~5]となります
詳しいデータ加工の解説は抜き出し・結合機能解説

15.作業2:出荷データとお客様データの対になる項目を入力します
出荷データ欄のプルダウンでは[出荷データ項目]が、
お客様データ欄のプルダウンでは「K-3」と[データ突合キー情報1~5]の内容が選択できます
入力したら設定完了です

16.パターンCは以下のようなデータどうしを突合する場合に利用できます

17.作業1:使用するデータの前加工を事前に、【I】と【J】で設定します
参考に現在の設定内容が表示されています
正しく設定されているものに〇、使用出来ないものに✕がついています

18.作業2:出荷データとお客様データの対になる項目を入力します
出荷データ欄のプルダウンでは[出荷データ項目]、[抜出1~5]、[結合1~5]が、
お客様データ欄のプルダウンでは「K-3」の内容が選択できます
入力したら設定完了です

19.パターンDは以下のようなデータどうしを突合する場合に利用できます

20.作業1:使用するデータの前加工を事前に、【I】と【J】で設定します
参考に現在の設定内容が表示されています
正しく設定されているものに〇、使用出来ないものに✕がついています

21.作業2:データ突合に使用する新しい項目を作ります
新しい項目のヘッダ名は[データ突合キー情報1~5]となります
詳しいデータ加工の解説は抜き出し・結合機能解説

22.作業3:出荷データとお客様データの対になる項目を入力します
出荷データ欄のプルダウンでは[出荷データ項目]、[抜出1~5]、[結合1~5]が、
お客様データ欄のプルダウンでは「K-3」と[データ突合キー情報1~5]の内容が選択できます
入力したら設定完了です

M. お客様データカスタム

1.取り込んだお客様データを含む複数項目を1つに結合する機能です
照合シート内では「お客様カスタム1」「お客様カスタム2」・・・というヘッダで表示され、
5つまで設定することができます

2.設定マスタ【B基本機能】で【B-5お客様データカスタム機能】を[ON]にします
※この機能はお客様データを使用すること前提のため【B-4】も[ON]である必要があります

3.設定マスタ【Mお客様データカスタム】を開き、画面上の制御枠が青色になっていることを確認します

4.【M-1】使用したい項目名の行で、利用設定を[利用する]にします
[お客様カスタム2]や[お客様カスタム4]だけなど、上からの順番通りでなくても使用できます

5.連結項目と連結文字の組み合わせで項目結合を行います
連結項目はプルダウンで、出荷データ(=注文履歴データ)項目、抜出1~5、結合1~5を選択できます
連結文字は、半角文字であれば、「-_*$#&」など自由に使用できます

詳細は抜き出し・結合機能解説で丁寧に説明しています

6.【M-2】では【M-1】で設定した項目の名称を変更できます
項目名称を変更したい場合は入力、「お客様カスタム1~5」のままでよい場合は空白にしてください
名称が重複すると、「お客様カスタム4、5」のようにNG表示がでて、名称は変更されません