使用シーンに適した防振材が選べる 防振ゲルの最適選定
防振ゴムでは抑えられないと諦めていた現場の、低周波・微振動。
そんな時はゴムの上を行く次世代防振材、アルファゲルをお試しください。
高性能・高耐久。屋外や精密工程で特にご指名をいただいております。
こんなお悩みありませんか?ミスミが解決します!
どの防振材が最適か知識がない
- 装置の振動対策をしたいが、どのような商品があるのかも分からない
- 防振ゲルに対しての、知見がない防振ゴムとどのように違うのか?事例が知りたい
- 防振ゲルの特徴別にお客さまのご意見を沿えた使用例を掲載!お客さまに防振対策のイメージを持っていただきやすくなりました!
選定のお悩み
- 振動対策で商品を購入してみたが、あまり防振効果が得られない…
- 周波数を計測できないため、効果的な選定ができているのか不安
- ミスミとメーカーが共同で簡易選定表を作成!防振材の選定が可能になりましたまた、防振ゲルのFAQも掲載!お客さまの困りごとにミスミがお答えいたします!
使用例
劣化しにくい
- お客さまの困りごと
- ・防振材を屋外で使用すると劣化し
ボロボロになった - ・経年劣化で定期的な交換が必要
- αゲルを使用すると
- ・十数年屋外で使用しても外観
変化が少ないため、意匠性に優れます - ・経年劣化が少ないため、交換
頻度が長くなり手間を削減できます
-
■屋外の振動吸収材として
-
商品型式:SF-50-SUS
- 商品詳細
- ■お客さまの声
長期使用にも経年劣化が少ない防振材を
使用することで、交換頻度が減らせ、
非常に便利です!
周波数の領域が広い
- お客さまの困りごと
- ・高周波・低周波を類似品で防振できる
商品が欲しい
- αゲルを使用すると
- ・高周波から低周波までさまざまな振動を
吸収することが可能です
-
■装置内部ポンプの防振材として
-
商品型式:シータ-TW
- 商品詳細
- ■お客さまの声
振動や重量に応じた防振材を使用することが
可能であり、振動吸収性にも優れるため重宝
しています!
硬さの種類が豊富
- お客さまの困りごと
- ・軽量の部材を防振したいが、なかなか
いい防振ゴムが見つからない
- αゲルを使用すると
- ・防振ゲルは硬さに数段階の設定があり、
部材重さ毎に対応ができます
-
■洗濯機下部の防振材として
-
商品型式:SF-5
- 商品詳細
- ■お客さまの声
外観は変えず、商品の重量に応じて、ゲルの
硬さを変えることができるため、選定が非常に
楽です!
耐久性に優れている
- お客さまの困りごと
- ・防振材に薬品がかかる環境で、
劣化が心配
- αゲルを使用すると
- ・耐薬品性に優れており、
劣悪な環境下でも使用可能!
-
■工場のライン内の防振材として
-
商品型式:BG-8
- 商品詳細
- ■お客さまの声
薬品がかかる可能性がある工場の
ラインで使用することができ、とても便利です
狭い場所でも使用可能
- お客さまの困りごと
- ・防振材を設置するスペースがない
- ・簡単に防振材を加工したい
- αゲルを使用すると
- ・狭い場所での使用が可能
- ・お客さまのスペースに合わせた
加工が可能
-
■食器洗浄機内部の防振材として
-
商品型式:GC-1
- 商品詳細
- ■お客さまの声
スペースに余裕の場所に使用でき、加えて
加工可能なため、試作品から使用ができ
重宝してます!
防振ゲル選定早見表
設置方法詳細 | 荷重(kg/4点) | 使用推奨周波数(Hz) | 商品 | 備考 | 商品群 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ボルトで固定 | 上下ボルト止め | 1.6~2.4 | 18~ | θ-B | M-4 |
|
2.0~3.2 | 23~ | θ-A | M-4 | |||
3.2~8.0 | 20~ | θ-C | M-6 | |||
8.0~14.0 | 17~ | MN-3 | M-6 | |||
14.0~22.0 | 16~ | MN-5 | M-6 | |||
22.0~34.0 | 16~ | MN-7 | M-6 | |||
34.0~50.0 | 16~ | MN-10 | M-6 | |||
50.0~100.0 | 14~ | θ-TW | M-6 | |||
上面ボルト止め 下面プレートねじ止め |
5.0~13.0 | 22~ | SF-2 | M-6 |
|
|
13.0~30.0 | 19~ | SF-5 | M-6 | |||
30.0~50.0 | 17~ | SF-10 | M-6 | |||
100.0~140.0 | 13~ | SF-30 | M-10 | |||
120.0~300.0 | 15~ | SF-50 | M-10 | |||
挟み込む | 0.2~0.75 | 0.2kg: 90~ 0.75kg: 60~ |
S |
|
||
0.5~2.5 | 0.5kg: 95~ 2.5kg: 50~ |
A-1 | ||||
2.5~4.0 | 2.5kg: 70~ 4.0kg: 55~ |
A-2 | ||||
4.0~15.0 | 4.0kg: 70~ 15.0kg: 35~ |
B-1 | ||||
15.0~32.0 | 15.0kg: 40~ 32.0kg: 25~ |
B-2 | ||||
敷く | 下に敷く | 0.5~2.0 | 38~ | SN-2 |
|
|
2.0~5.0 | 40~ | SN-5 | ||||
5.0~15.0 | 37~ | SN-15 | ||||
15.0~50.0 | 30~ | SN-50 |
商品ラインナップ
FAQ
- Q1 金具と防振ゲルが剥離しない方法はありますか
- A1 設置の際に防振ゲルがねじれているため、剥離が起こります
片面を固定する際、おねじにマイナスドライバーをあて固定してください
- Q2 どれくらいたわませたら防振効果をより発揮しますか
- A2 10~30%たわませてご使用ください
- Q3 荷重の計算の仕方を教えてください
- A3 何点で吸収するかを決定し、1個当たりの防振ゲルが受ける荷重を計算します
その数値が、防振ゲルの許容荷重内であることを確認し、選定してください
- Q4 取り付け時の注意点はありますか
-
A4
- 1.防振材に対して、荷重を均一にかけてください。不均一な荷重は、防振ゲルを破損する原因となります
- 2.防振材のネジ部がズレると、防振材にねじれが発生し、破断してしまう可能性があります
- 3.使用は引張・方向での使用はしないでください。十分に効果が出ないもしくは破断の原因になります
- Q5 ゲルブッシュの正しい剥がし方を教えてください
-
A5
- 1.A~Dの順に●部にて本体とワッシャーを分離
(A⇒B⇒C⇒D or A⇒D⇒C⇒B)2.ブッシュ側面に指の腹を当て、
ゆっくりと左右に広げる - 3.回すように剥がします
- 1.A~Dの順に●部にて本体とワッシャーを分離
αGEL(アルファゲル)とは
シリコーンならではの高い防振性・衝撃吸収性から、ペンの持ち手やスポーツシューズなどに使われ、注目を集めているαGEL(アルファゲル)!実は、コンプレッサーや正確な作業を要する精密機器の振動防止など、製造の現場にも幅広く活用されています。
優れた防振性能
優れた耐久性
10年以上の屋外での使用でもボロボロにならず、柔らかさを維持している使用実績があります。
耐候性・耐オゾン性・耐紫外線性に優れています。
使用温度範囲: -40℃ ~ 200℃。温度依存性が低い
(タイカ調べ)
安定した性能
優れた圧縮永久歪:100万回の圧縮試験でもへたりません。
防振可能範囲:低周波数(10Hz)~高周波数。
※ゴムでは対応できない周波数域の振動に対応可能。
高い安全性
シリコーンは部分構成に毒性の物質を含まず、生理的に不活性で、生体適合性も有しています。
人体・環境・他の素材への影響が極めて少ない材質です。
ゴムとαGEL(アルファゲル)の比較
シリコーンゲルとゴム素材との物性比較
αGEL(アルファゲル)の主原料であるシリコーンゲルと各種ゴム素材との比較です。 ※タイカ調べ
ショアA | 耐候性 (耐オゾン性) |
耐熱性 (℃) |
耐寒性 (℃) |
機械的強度 耐摩耗性 |
耐油性 | 耐久性 (高温連続使用) |
特長 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリコーンゲル (Sl) |
0~25 | ◎ | ◎ (200) |
◎ (-70) |
×~△ | △ | ◎ | 柔らかい / 圧縮永久歪が良好 / 耐久性に優れ、温度依存性が低い |
ウレタンゴム | 15~95 | ○ | × (70) |
△ (-20) |
◎ | ○ | × | 機械的強度は強い 加水分解を起こす |
ニトリルゴム (NBR) |
50~70 | ×× | × (80) |
× (-10) |
○ | ◎ | ×× | 耐油性に特化 オゾンに弱い |
エチレンゴム (EPDM) |
65 | ◎ | ○ (120) |
○ (-40) |
△ | ×× | ○ | 耐オゾン性が良好 耐油性は悪い |
フッ素ゴム (FPM) |
60~80 | ◎ | ◎ (230) |
× (-10) |
△~○ | ◎ | ◎ | 耐熱性が最も良い しかし、非常に高価 |
天然ゴム (NR) |
10~100 | ×× | × (70) |
○ (-40) |
◎ | ×× | ×× | 安価 / 機械的強度良好 / 良く伸びる / その他物性は悪い |
クロロプレンゴム (CR) |
65 | △ | △ (100) |
△ (-30) |
△~○ | △~○ | △ | トータルバランス 特長的な性能無い |
アクリルゴム (ACM) |
40~90 | ○ | ○ (130) |
× (-10) |
△ | ○ | ○ | 耐油性、耐熱性良好 耐寒性は悪い |
ブチルゴム (IIR) |
65 | ○ | ○ (120) |
△ (-30) |
△ | ×× | △ | 空気透過性が低い 耐油性が悪い |
αGEL(アルファゲル)とゴム素材との比較
αGEL(アルファゲル)と各種ゴム素材との性能比較です。 ※タイカ調べ
-
- 防振特性の比較
- 他素材と比べ、低周波から有効で、防振性能も高いです。
-
- 衝撃吸収性能の比較
- 他素材と比べ、衝撃力を低く抑えることができます。
-
- 耐久性の比較
- 圧縮したまま放置しても他素材と比べ、へたりにくいです。
-
- 温度依存性の比較
- 他素材に比べ、温度が変わっても、反発弾性率にあまり変化が見られません